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傾向

28歳ブサイク。彼女いない歴=年齢。将来どうすればいいのかわからない... ツイッターアカウントはこちら@udon_zuruzuru

『失恋』した

どんな風に書けばいいのか分からない。

たぶん僕は失恋したんだと思う。あるいは振られたんだと思う。

ただ、今から書くことが世間一般的に「失恋」にカテゴライズされるのか「振られた」に
カテゴライズされるのか、はたまた「最初から相手にされていなかった」ということになるのか分からない・・・。

それとも全く違うジャンルになるのか・・・。

よくわからない・・・。


とりあえず真剣に書くから真剣に読んでほしい。感想頂けると幸いです・・・


僕は彼女のことが大好きだった。二十歳の大学生。とても可愛くてとても性格の良い子。喋りもとてもおもしろい。

彼女と会って話して彼女のことを好きにならないのは不可能な気がする。男性はみんな彼女のことが好きになると思う。

そんな子だった。


僕らの出会いはツイッターだった。彼女からDMをくれて僕らはたまに会うようになった。

何度か会っているうちに僕は彼女のことが本当に好きになってしまった。

彼女と一緒にいると『本当の自分』でいられる気がした。


彼女と一緒にいる時の自分がとても好きだった。まるで自分がとてもおもしろい人間のように感じられた。


いつも会うときは彼女のほうからDMで誘ってくれた。

僕は自分から誘って断られるのが怖かったし彼女のほうから誘ってくれるという事実に心の底から喜びを感じていた。
(『少なくとも嫌な相手を自分から誘う人間はいないだろう。つまり彼女はある程度僕を好いてくれているのだろう』と
感じることが出来た)

 

しかし急に彼女からDMが来なくなった。

とても寂しかった。以前はちょっとした出来事などを僕にDMしてくれていたのにそれも無くなった。

僕は不安になった。

僕からDMを送って既読になってもなかなか返事が返ってこない。以前はすぐ返事が返ってきていた。


もうこれは完全に僕に興味が無くなっている・・・と思った。絶望的な気持ちだった。

いや元々僕に興味なんて無かったのかもしれない。

彼女には素敵な彼氏がいる。

元々僕のことは『ツイッターでちょっと話題になったから会ってみただけでそれ以上の感情は無かった』のかもしれない。


でも僕は会いたくて仕方がなかったので彼女にDMを送った。(文章はありのままを引用している)

僕「変な意味じゃなくて、Xちゃんのこと結構好きになってしまったので(ストーカーとか迷惑かける感じじゃないので安心して)
一度なんかの映画を見に行くか、ゆっくり公園とかを2人で散歩出来たら嬉しい。

僕と会うことにXちゃん側に全くメリットが無いのは申し訳ないけど、なんか一度ゆっくりのんびりとXちゃんと会話してみたいよ。

気持ち悪い感じでごめん。おやすみなさい^^」


Xさん「しましょう^^」


どんだけ短文やねん(笑)

今当時のDMを見ながらこの文章を書いてるんだけど、そういえば既読からの返事が遅くなるのに加えて文章もどんどん
短文になっていった気がする・・・(笑)・・・(笑)と書いてはいるけど全然笑えない(苦笑)


僕「ありがと(笑)

個室のご飯やさんでもラブホでも、とにかくゆっくり話せるところならどこでもいい(笑)Xちゃんが正直もうあんまり僕に
会う気分じゃないとしたらそれも全然受け入れるから遠慮なく言ってね^^」

Xさん「私も中村さんと話したい!平日のお昼と土日は空いてます^^」

僕「ありがとう!また日程分かったらメールするね!とっても嬉しい^^」

Xさん「はーい^^」


僕「がっついてごめん(笑)最近部署が変わってめっちゃ忙しくなってきて○○か○○の日のどちらかはどうかな??

時間帯は何時でも~^^ 返信は気が向いた時でいいよ~ いつもありがとう^^」

今思えば『返信は気が向いた時でいいよ~』って相手に対する気遣いではなくて、相手の返信が遅かった時自分自身を傷つけない
ための言い訳だったんだろう。「彼女の返信が遅いのは僕が『返信はいつでもいいよ』って言ったからだ。僕に興味がない
からじゃない」って思いたかったんだろう。

 

返事は約24時間後に来た(笑)

 

Xさん「空いてます!私も何時でも大丈夫ですー!」

僕「ありがとう!では○日で!場所はどこでもいいのでXちゃん決めて~ なにする?映画???カラオケ??ホテル??食事??

その時の気分で選びますか~ っていうか未来あるXちゃんの貴重な時間を僕が潰すのは申し訳ないから今後は軽々しく誘わない
ようにするね^^;今回は会いた過ぎたから無理矢理誘ってしまった(笑)ごめんね!楽しみにしてます!」

Xさん「ありがとうございます^^

嬉しいー^^

そうなんですか?いえいえ誘ってくれて嬉しかったです^^私も楽しみにしてます!」


僕「ありがとう^^ 凄く嬉しい^^」

 

 

大事なことを言い忘れたと僕は思った。


僕「大事なことを言い忘れてた。メンヘラみたいなこと言ってごめんね。

Xさんみたいに可愛くてちゃんとしたご家庭で育ってしかも性格がおもしろい子とセックスしたり映画を見るの本当は1回に何十万
ぐらい払わないと出来ないことなのに毎回無料でやってもらっててごめんね。。もし僕にお金があれば払うんだけどごめん。

なんかあまりにも虫が良すぎる自分の行動に嫌気がさしてきた&何の将来性もネタもない自分に会ってもらう罪悪感に
さいなまれてきた・・・。

だから今回最後にもし可能であれば会ってもらって、もし半年後か一年後なのか分からないけど、もし僕のことを嫌いになってなくて
、かつ、僕に多少の将来性(文章を書くことで少しでも金を稼げてるとか)があったら、また会ってほしい。(Xさんが
嫌じゃなければで大丈夫)

僕は人のことを好きになったことがあまり無いんだけど、今回たぶんマジでXさんのことが好きになってしまって、こんな痛すぎる
長文を打ってしまってる。申し訳ない。。

返信は大丈夫m(__)m
クソめんどくさいこと言ってごめんね!楽しみにしてます!」


Xさん「私は別に中村さんにサービスを提供してるわけじゃないからお金払わなくていいんですよ笑

中村さんに将来性があったら会おうって付き合うっていうことですか??

中村さんの気持ちがあまりよくわからないから教えてほしいです」


この返信を見て少し汗が出た気がする・・・。なんでだろう・・・。


僕「付き合うということじゃなくて、もし僕が文章の世界でちゃんとやれてて、多少なりとも将来性があったら、
今までみたいにたまに会ってくれたら嬉しいなってこと。

全然将来性も無いのに、今までみたいに会ってもらうのはなんか虫が良すぎるというか、段々僕が凄く卑怯なことをしてる気が
してきた。

だからもし僕が、多少まともな人間になってて、Xさん的にも「会ってやってもいいか」と思えるレベルだったら、今まで
みたいにたまに会ってくれると嬉しいってことが言いたかった。

分かりづらくてごめん^^;」


Xさん「中村さんが私との将来を考えてるわけでもないのに私が中村さんに将来性を求めてると考えるのもよくわからないし、
好きなのに付き合わないのもよくわからないです...

中村さんの好きと私の好きは違うのかな??私が中村さんに会うのはどういう気持ちで会ってると思ってるのかな??

あんまりよくわかってないけど、付き合ってないなら半年あれば疎遠になっちゃうと思います...お互いに」


僕「そうだよね...確かに...なんかよくわかんなくなってきた...

Xさんが僕と会ってくれるのは多少なりとも僕の人間性を好きだから、一緒にいて楽しいから、と考えていいのかな...
だとしたら凄くうれしい。。

なんか疲れてる時にいろいろめんどくさいこと言ってごめん。。。

最後になるとしても、最後に1回会いたい。。セックスとか全然なくていいから。。会って話したい。。」


Xさん「中村さんのそういうところは前から全然わからない笑 

なんか美味しいもの食べに行きたいです!」

 

僕「(笑)

美味しいもの食べに行こう(笑)

楽しみにしてるね(笑)」



僕は基本的にツイッターに依存しているので、暇なときはいつもツイッターを見てる。このやりとりの時も彼女が返信を
してこないか10秒おきくらいにDMをチェックしていた。


予定日の前々日、僕はまたメールをした。

僕「Xさん^^ ○日どこにする?どこでもオッケーです^^

時間も適当に決めてくれると嬉しい^^ 返信はいつでもOKです」

 

Xさん「ランチで美味しいものたべれるところ!

探してみてください!よろしくお願いしまーす☆」

僕はこの返信を見てかなりショックを受けてしまった(苦笑)


これは完全に「興味のない男から無理矢理ご飯に誘われた時の女の子の返信」ではないか・・・(涙)

正直本当にショックだった・・・。でも仕方ない。彼女が僕に興味が無いのは事実なんだし・・・。


僕「了解^^ 探しとくね^^」と返信した。

それに対してXさんからは「お願いします^^」という可愛い返信が届いた。

 

僕「なるべくXちゃんの家寄りで探してみたんだけど○○が評判悪くなさそうだった。混んでそうだけど。。ちょっと待つかも。。

あと○○ってXちゃんにとって遠くない??もし遠かったら別の場所で探すよ^^

無駄に返信が早くてごめんね(笑)」


僕はXちゃんから返事が来ると嬉しくて1~2分以内には返信していた(笑)それに対する照れ隠しだったんだろう・・・。

今となっては猛烈にむなしい・・・。


「並ぶのはしんどいからランチでも予約しといていい?それともランチで予約はなんか大袈裟で恥ずかしいのかな...

常識が分かんない(笑)教えて>_<」


Xさん「わー美味しそう^^そこにしましょう!ランチで予約全然恥ずかしくないと思います笑」


僕「了解です(笑)そこにしま~す^^美味しければいいね^^おやすみ^^」


Xさん「わーい探してくれてありがとうございます^^楽しみですね^^おやすみなさい!」

僕「ハートの絵文字」


前日。


僕「○○時に予約しました^^ ○○時に○○で待ち合わせしよ^^楽しみにしてます^^」


Xさん「了解です!ありがとうございます^^楽しみにしてます^^」

 

ついに当日を迎えた。



僕は今までXさんと何度かセックスをした。

正直Xさんとのセックスの気持ち良さは異常だった。

通常男性にとってはセックスよりもオナニーが一番気持ち良いとされるが、僕は自分の手でするよりも
Xさんの中に正常位で入ってるときのほうが何倍も気持ちよかった。


こんなことってあるだろうか?オナニーよりも気持ちいいセックスなんてありえるだろうか?


初めてXさんの中に入った時正直びっくりした・・・。


会ったらいつもセックスをしていたので(とは言っても会ったのは数回だけ)今回もセックスするだろうと思い
僕はコートのポケットにコンドームをいれていた。

そしてシルクラボという女性向けAVを何度も見て自分なりにセックスを勉強した。

僕はいつも下手なセックスでXさんに迷惑をかけていた(と思う)。


僕がシルクラボを何度も見てようやく辿り着いた自分なりのセックスの結論は「相手にゆだねる」というものだった。

自分がやりたいことはもちろんある。しかし相手にもやりたいこと、やりたくないことがあって、それを相手任せに丸投げするのでは
なく、あくまで自然な流れで相手にゆだねるというものだ。

僕は今回XさんとのセックスでXさんにすべてをゆだねてみようと思った。

でも同時にもうXさんが僕に対する興味を失っていて僕とのセックスなんて全く考えていなかったらどうしようという思いも
少しはあった・・・。


当日の朝僕は湯船にお湯をいれてボディソープでいつもより丁寧に身体を洗った。爪を丁寧に切った。


ジェルを使って髪を整えた。自分なりに身だしなみを気をつけたつもりだった。

電車で待ち合わせ場所に向かう。

どんな気持ちで待ち合わせ場所に向かったかあまり覚えていない。いろいろあって、もう忘れてしまった・・・

待ち合わせ場所に30分くらい前についてしまったのでご飯やさんに行って場所を確認した。そして近くのデパートで
おしっこをして自分の髪型を再度確認した。

待ち合わせ時間の5分前。

僕「○○に到着しました~^^全然急がなくて大丈夫です^^」

ドキドキした。会いたい。だけど会うのが怖い。怖くてたまらない。でも会いたい。

僕は本を読みながらXさんを待っていた。

本の内容は全く頭に入らなかった。本を読んでいると右斜め前から誰かが近づいてくるのを感じた・・・。

Xさんだった。



もう何を話したのか正直覚えていない。昨日のことなのに・・・。

僕「お久しぶりです・・・お忙しいところごめんね・・・」

相変わらず本当に可愛い。でも顔つきは少し元気が無いように見えた・・・。

正直彼女が何を言ったか全く覚えていない・・・。

緊張しすぎて頭が真っ白になって忘れた・・・。

たぶん「お久しぶりです^^」みたいなことを言ってくれたんだと思う。

歩いてご飯やさんに向かう。

僕「ごめんね・・・今一番大学がバタバタしてる時期だよね・・・お忙しい中無理矢理会ってもらってごめんね・・・」

Xさん「そうですね。友達と会ったりとかいろいろしてる時期だけど、でも全然大丈夫です^^」

僕「ご飯やさん結構近くて・・・歩いて5,6分で行けると思う・・・」

Xさん「そうなんですね^^」

早く到着して、迷わないようにご飯やさんの場所を確認したのはなんか恥ずかしくて言えなかった。特に言う必要も無いんだろうけど
待ち合わせ場所にかなり早めに着いたことを言うと「がっついてる感」や「気合入ってる感」が
出そうな気がして恥ずかしくて怖くて言えなかった。

2人でご飯やさんまで歩く。空は晴れている。何か嫌な予感がする・・・

 

・・・話すことがない・・・


僕はXさんにめちゃくちゃ会いたかった。会っていろんなことを話したかった。だけど会ってみて気づいた・・・。

共通の話題が無い・・・。

ツイッターを通してお会いした相手だから本名も言えないし職業も言えない。趣味の話も出来ない。(これは僕が身バレを極端に
恐れているから・・・)


よく考えたら僕らには話題がほとんど無かったのだ・・・。

あるいは緊張していて頭が真っ白になっていたからかもしれない。本当は話すことはたくさんあったのかもしれない・・・。


Xさん「あんなおしゃれなお店がこんなところにあるんですね^^」
(店のHPのURLを事前に送っていたから写真を見てくれたんだと思う)

Xさんが話題を提供してくれた。

僕「あ・・・でも・・・そんなにおしゃれじゃなかったよ・・・」

あ・・・やばい・・・事前に店を見てきた感じの言い方になってる。慌てて僕は言い直した。

「あ・・・なんか店の外観の写真を見たんだけど・・・全然おしゃれじゃなかった^^;」

Xさん「そうなんですか(笑)?」

僕「うん・・・サイトで店の評価は悪くなかったけどたぶんそんなに美味しくないから期待しないで行こう(笑)
期待してガッカリするのもこわいし・・・」

Xさん「そうなんですか(笑)?たしかにそうですね^^」

 

もう少しで店に到着する。


僕「あ・・・ここを曲がる感じだね・・・」

本当はケータイの地図を見なくても分かるんだけど、事前に偵察したことをなんとなく悟られたくなくて、僕はケータイの地図を
見ながら言った。


僕「ここだ・・・ここだ・・・」

彼女が店の名前を読み上げる。

僕「うん・・・ここ・・・ここ・・・行こっか・・・」


僕は彼女と会ってご飯やさんに向かう途中で「あ・・・やばい・・・」と思った。

それは「彼女がスカートじゃなかった」ということだった。

彼女は僕のブログやツイートをきちんとチェックしてくれてて僕が匂いフェチであることやスカート好きなこと、ストッキングが
苦手なことを把握してくれていた。

初めて会った時も「中村さんが好きだと思って、この匂いをつけてきました^^」と言ってくれるような女の子だった。

その子がスカートじゃない服を着てる(僕は女性の服の名称を知らない。要するに下が開いてないズボン)。

もうこの時点で彼女は僕とセックスするつもりがないのでは・・・と思い少し動揺した。


戸惑った・・・。今までしてくれていたのになぜ今回は・・・?・・・という気持ちだった。


ご飯やさんに入る。

店内はガラガラだった。

僕「予約していた中村です・・・」

めちゃくちゃ恥ずかしい。中村は本名じゃなくてツイッターのハンドルネームに過ぎないのにそれを予約の時に使ってることが
滑稽で恥ずかしい。

それを聞いていたXさんも笑ってる。

Xさん「『中村』で予約してるんですね(笑)」

これに対して僕がなんて言ったかあまり覚えていない。

たぶん「あ・・・ちょ・・・ちょっと・・・めっちゃ恥ずかしい(笑)・・・ちょ・・・」みたいなことを言ったんだと思う。

席に座る。


店員さんがメニューを持ってきてくれる。

適当に選ぶ。

店内はお客さんが少なくて、周りに人がいない。近くに人がいると話を聞かれてるのではないかと考えてしまう自意識過剰な僕
にとって都合がよかった。

正直何を喋ったかほとんど覚えていない・・・。

話の流れはぐちゃぐちゃだけど、とりあえず覚えてることを断片的に書いていく。


僕「『沈黙』の映画見た?おもしろかった?」

実は数週間前に「お互い同じ本を読んで感想を言いあう」のをやってみようということになって
それが遠藤周作の『沈黙』だったのだ。

Xさん「見ました^^でも映画よりも原作のほうがおもしろかったかな・・・^^;」

僕「そうなんだ~」

Xさん「中村さんは原作どのくらい読みました?」


僕「三分の一・・・いや・・・七分の一くらいで挫折しちゃった・・・あまりキリスト教に興味が
もてなくて・・・あと僕元々小説が苦手だから・・・」(今考えたら七分の一って表現はなんなんだよ・・・)


Xさん「そうなんですか?言ってくれたら良かったのに^^;」

料理が運ばれてくる。

今考えたら「いただきます」って言うの忘れてた。どうでもいいことだけど。

食べる。

・・・・・・・・・・・・・・・


全然美味しくない・・・。決して安い値段じゃないのに・・・。ボリュームを考えると安いのか・・・?・・・・

とにかく全然美味しくない・・・。

店の人に聞こえるのはやばいからすごく小さな声で彼女に言う。

「全然美味しくなくてごめん・・・」

「え?」

声が小さすぎて聞こえなかったみたいだ。

「全然美味しくなくてごめんね・・・」

「美味しいですよ^^」

こんないい子を好きにならないほうが難しいんだよ・・・


喋ることが全くない・・・。


沈黙・・・。


少し気まずい空気が流れる・・・。


僕「ごめん・・・僕から誘っといて全然『おもしろ話題』が無くてごめんね・・・なんか会う前は
『これを話そう・・・あれを話そう・・・』ってたくさんあったんだけど実際会うと緊張してよくわかんなくなってきた・・・」

Xさん「全然大丈夫です^^わかりますよ^^そういう時ありますよね・・・。私も別れた後で『あれを話すの忘れてた>_<』
ってよく思いますもん^^;」

僕「ごめんね・・・」


なぜか店員さんが皿を下げる時に僕のおしぼりを一緒にさげたせいで僕は口をふくものが無くなってしまった。

仕方なく膝かけみたいなもので口を拭く。Xさんから「なんでこの人膝かけで口ふいてるの?頭おかしいの?」と思われると
思ったけどかまわずずっとそれを使って口をふいていた。

僕「ごめん・・・話は全然変わるんだけど・・・僕最近セックスの時に女性の中でイケなくて・・・段々セックスするのが
怖くなってきて・・・次に誰かとセックスする時もイケないんじゃないかって・・・」

Xさん「確かに(笑)・・・それは不安になりますね・・・」

僕「正直・・・Xさんってなんかそっち系のトレーニングしてるの?・・・正直Xさんの中、気持ち良すぎるんだけど・・・(笑)
いわゆる膣トレ・・・っていうのかな・・・」

Xさん「してないです(笑)・・・でもしてる人いますよね・・・ツイッターとかでも・・・」

僕「いや・・・てっきり婚活の一環としてしてるのかと思った(笑)」

Xさん「してないです(笑)」

僕「前の彼氏とかに言われたりしなかった?めちゃくちゃ気持ちいいって・・・」


Xさん「いや・・・特に言われなかったですね・・・オナニーのほうが気持ちいいみたいなこと言ってた気がします・・・」

僕「そうなんだ・・・」


周りのお客さんに聞こえないように僕らは小さい声で話した・・・。


僕「今の彼氏さんとは順調ですか?」

Xさん「順調です^^」

彼女の言葉から本当に順調なんだと思った。彼女たちは心が繋がっているんだろう。

彼女の言葉から本当に「2人は幸せなんだな」と感じた。

僕「彼氏さんと一緒にいる時って・・・沈黙も苦にならない感じ?」

Xさん「そうですね^^」

僕「・・・まじか・・・すごいね・・・」


Xさん「中村さんは・・・女性と付き合ったりしないんですか・・・?」

僕「僕は・・・なんか一人の人と付き合うとその人のことを嫌いになってしまいそうで・・・飽きるというか・・・

だからなんていうか・・・いろんな人と同時並行で付き合ってみたいというか・・・わからないけど・・・

あと誰かと付き合って、その子を僕だけで満足させる自信が無いんだよね・・・。僕と一緒にいるだけで満足するような女の子は
いない気がする・・・

っていうかまだ誰とも付き合ったことがないからよくわかんないな・・・とりあえず・・・
誰かを好きになってみてその感情を文章にしてみたいって気持ちが強いかな・・・」

Xさん「そうなんですね・・・」

僕「なんか今の彼氏さんとの間でおもしろエピソードはないんですか(笑)?」


Xさん「おもしろエピソードですか(笑)そうですね・・・おもしろエピソードではないんですけど・・・
私って笑いのツボが低くて何にでもすぐ笑っちゃうんですけど・・・」

僕「うんうん・・・」

Xさん「なんか彼が最近『心を開いてくれた・・・』ってすごく感じるんです・・・一緒にいる空気とかで・・・」

僕「なるほど・・・え・・・それって・・・なんか具体的にエピソードがあるとかじゃなくてなんか雰囲気でそう感じるってこと?」

Xさん「そうです。なんか距離が縮まったっていうか・・・なんかすごく感じるんです^^・・・」


これは文章にするのが凄く難しい。具体的なエピソードや言動は無いんだけど、彼女は最近彼と距離が縮まったことを本能的に
感じたのだ・・・。

僕「なんかめっちゃ伝わってきた・・・うらやましい・・・僕もそんな恋がしたい・・・」

Xさん「(笑)」

僕「え・・・ちなみに・・・Xさんは彼と結婚を考えてたりするの?」

Xさん「そうですね・・・彼としたいなって思ってます^^」


僕「そっか・・・・・・今みたいななんか心の繋がりを感じられるエピソードほかにもある(笑)?」

Xさん「そうですね・・・あ・・・最近彼と○○に旅行に行ったんですけど・・・」

僕「あ・・・めっちゃいいとこだよね・・・いいな・・・」

Xさん「そう・・・すごくいいところで・・・彼が「来年も一緒に来ようね^^」って言ってくれて・・・」

僕「うわ・・・それは・・・すごい・・・」

Xさん「そう・・・私もこの人と一緒に行きたいなと思って・・・そんな先のことまで考えてくれてるんだと思って・・・
それが凄く嬉しかったです^^」

僕「・・・・・・うわ・・・それはすごい・・・」

僕は正直感動していた。

彼女たちは愛し合っていた。僕は生まれて初めて男女の本物の愛を見た気がした。

僕の目の前には一対の男女の愛があった。

これから素敵な彼氏と幸せな家庭をつくるであろう女の子に一体誰が「この後セックスしよう」なんて言えるだろう?

僕はこの後のセックスは無理だと思った。罪悪感がすさまじい。ご飯を食べた後解散しようと思った。

でも同時に彼女に『今日はすごく楽しかった。本当はこの後セックスするつもりだったんだけど今の話を聞いてとてもじゃないけど
そんなお願いは出来ないと思った。だからこのまま解散しよ・・・』って言った時に
「彼女が悲しんでくれないかな・・・」と思った。

「最後に中村さんとセックスしたいです・・・」って悲しそうに言ってくれないかなと頭の中で思った。

ご飯は残念ながら全然美味しくなかった。そして僕は途中でお腹がいっぱいになってきて自分が頼んだ料理すら
全然食べ切れなくなった。

僕「ごめん・・・お腹いっぱいになってきて全然食べれない^^;」

Xさん「ちょっとだけそれ食べてみていいですか^^」

彼女は僕の皿を自分のほうに寄せて僕が使っていたフォークを使って僕の料理を少し食べてくれた。

Xさん「美味しい^^」

僕が使ったフォークを抵抗なく使ってくれたのが少し嬉しかった。

僕はまだそこまで嫌われてないんだと思った・・・

って書いてて思ったんだけど、よく考えたらどっちのフォークを使ったか覚えてないな・・・。僕は自分のフォークが使われるのを
目撃してない・・・。彼女は自分のフォークを使ったのかもしれない。

お腹がいっぱいで下を向いていたので見てなかった・・・。ま・・・どうでもいいことなんだけど(いや・・・でもどっちの
フォークを使ったかは結構重要なことにも思える・・・)


僕「ねえ・・・最後に公園に行ってもいいかな・・・」

僕はこう言いながら彼女に「え・・・ホテルには行かないんですか・・・嫌だ・・・最後に中村さんとセックスしたい・・・
公園で解散なんて嫌だ・・・」と思って欲しいなと思っていた。なんて馬鹿でおめでたい男なんだ・・・。
でも僕は正直そんなことを考えていた・・・。

Xさん「はい^^」

お会計をして店を出た。

僕「確か近くに公園があるよね?」

Xさん「ありますね^^」

僕「道わかる?」

Xさん「駅まで戻ればわかりますよ^^」

僕「そっか・・・お忙しいところごめんね・・・時間大丈夫?」

Xさん「大丈夫です^^」

2人で歩く。本当に憎らしいほど空は晴れていた。快晴だった。雲一つない。

僕らは何を話したんだろう・・・。本当に何も覚えてないや・・・。

僕はたぶん本当に彼女のことが好きだった。だけど彼女はもう僕のことが好きではない。いや元から好きとかそういう
恋愛感情は一切なかったんだろう。ただ僕にたいして「人間としての興味」はあったと思う。それすら無くなっている気がして
僕はショックで気が動転していた。

だから喋った内容もちぐはぐというか、全くうまく喋れなかった。


公園に向かう。本当に憎らしいほどの青空だ。

公園に到着した。僕が大好きな代々木公園とは雰囲気がだいぶ違っていた。

僕「あ・・・こういう感じの公園なんですね・・・」

公園には家族連れがあふれていた。

今日は休日。公園にも街にも休日の独特の空気があふれていた。少なくともこの公園だけを切り取ってみると世界には
犯罪なんて存在しないように思えた。

公園の中を二人で歩く。

Xさん「家族連れが多いですね・・・^^」

僕「ほんとですね・・・Xさんは子供は好き?」

Xさん「見ているぶんには好き・・・かな(笑)中村さんは?・・・嫌いそうですね(笑)」

僕「苦手かも(笑)」


僕「どこかベンチに座りましょうか・・・」

僕らは空いているベンチを探した。

だけどベンチは全く空いていなかった・・・。

噴水があった。

Xさん「あの噴水のへりに・・・座りましょうか・・・」

僕「そうですね・・・」

僕らは噴水のへりに座った。

近くでは子供たちが遊んでいる。

噴水の中にはお菓子やジュースのゴミがたくさんあった。

Xさん「お菓子のゴミが凄い・・・^^;」

僕「ほんとだね・・・」

噴水はうるさくて、僕らに水がかかりそうだし全然落ち着かなかった。

しかも少し肌寒いように思えた。

僕「なんか寒くない?」

Xさん「寒いですね^^;」

僕「移動しよっか・・・」

僕らは移動した・・・。

ようやくトイレの近くに空いているベンチを発見した。

隣のベンチにはホームレスと思われる男性が座っている。

ベンチに到着した。だけどそのベンチは汚れているように見えた。

僕「なんか汚いね・・・やめよっか・・・」

Xさん「うん・・・」

 

僕「もう帰ろっか・・・・・・」


僕らは公園に5分くらいしかいなかった。


もうこれで僕らは終わりなんだと思った。解散だ・・・。永遠のお別れだ・・・。

終わりというか始まってすらなかったのかもしれないけど・・・

僕「何線だっけ・・・?」

Xさん「○○線です・・・」

僕「そっか・・・僕は地下鉄だから途中まで一緒に帰ろ・・・」

今思えばその駅に地下鉄は無かったのかもしれない。なんか僕は自分が地下鉄で来たと錯覚していてそんなことを言ったんだと思う。

ただ、彼女と同じ線で帰るのは気まずすぎた。改札で別れたかった。

僕「ねえ・・・ごめん・・・最後にハグして髪の匂いをかがせてもらっていい・・・?」

Xさん「(笑)・・・いいですよ(笑)」


僕「・・・どっかに髪の匂いがかげそうな場所ないかな・・・」

僕・Xさん「(笑)」

お互い笑ってしまった。「髪の匂いがかげそうな場所」ってなんだよ(笑)


僕「・・・あの・・・区役所の中とか・・・」

Xさん「・・・区役所(笑)?・・・なんで区役所なんですか(笑)?」

僕「ちょ・・・なんで僕今区役所って言ったんだろう(笑)ごめん・・・もうテンパってる・・・なんかあの建物が区役所
っぽく見えたから・・・。なんか区役所って静かで人気の無い場所ありそうじゃない?・・・(笑)」

Xさん「・・・ちょっと中村さんが何言ってるのかよく分かんないです(笑)」

僕「ちょ(笑)・・・ごめん(笑)・・・僕も何言ってるか自分でも全然わかんないわ(笑)・・・」

いつのまにか僕らは電車の改札前まで来ていた。

改札横に少し人気の無いスペースがあった。

僕「ここでもいい・・・?」

Xさん「そうですね・・・」

僕「じゃあ・・・ごめん・・・かぐね・・・」

近くに若い男性がいた。彼女はその視線を気にしているように見えた。

Xさん「・・・カラオケにすればよかった・・・」

彼女は独り言のように言った。

これは「そもそもランチじゃなくてカラオケに行けば良かった」という意味なのか
「今ここで解散せずにカラオケに行けば良くないですか?」という意味なのか僕にはわからなかった。
ニュアンス的には五分五分のように思えた・・・。

僕はとっさにこう言った。

僕「じゃあ・・・最後にカラオケ行ってお別れしません・・・?時間的に大丈夫・・・?」

Xさん「大丈夫ですよ^^」

早速お互いケータイでカラオケを探した。すぐに見つかった。

僕らはカラオケに向かった。

僕「Xさんのカラオケ聞けるの楽しみ・・・」

Xさん「でも中村さんって歌うたわないんですよね?歌わない人の前で歌うのなんか恥ずかしいな・・・」

僕「ごめんね・・・」

カラオケに到着した。休日だけあってカウンターには人が並んでいた。

僕「並んでるね・・・」


Xさん「中村さん並ぶの嫌いでしたよね・・・^^;」

彼女は僕のブログをかなり細かくチェックしてくれているのだ・・・。

僕「いや・・・全然大丈夫(笑)」


僕らの順番が来た。

「何分コースになさいますか?」

僕「一時間でいいですよね?」

何も考えずに言ったセリフだけど言った瞬間僕はXさんが
「え・・・もっと中村さんと一緒にいたい・・・なんで一時間なの?・・・さみしい・・・」と思ってくれればいいなと思った。

Xさん「はい^^」

「こちらにご記入お願いします^^」


うわ・・・本名とか電話番号書くパターンかよ・・・Xさん真後ろにいるし・・・本名見られるの気まずい・・・。

と思ってたら彼女はスッと別の場所に移動してくれてそこで何かの映像を見るフリをしてくれた。

ありがと・・・。

僕は本名と電話番号を記入した。


「ではこちらのお部屋になります。ごゆっくりどうぞ^^」

僕らはエレベーターに乗り込んだ。

その時に軽い事故が起こった。僕が先に乗ったんだけど、扉をおさえる方向を間違えて、そのうえ扉がすぐに閉まったから、
彼女が扉にはさまれてしまった。すごい音がした。

「ごめん・・・」

Xさん「・・・大丈夫です^^;こんなにすぐ閉まるなんて^^;」


こういうところはちゃんと気を遣える人間にならないとダメだな・・・。中に入った時点ですぐに「開」ボタンを押し続けるか
、扉を手で直接押さえとかなきゃ駄目だわ・・・ほんとごめん・・・


エレベーターが到着した。

部屋に入る。タバコ臭い。


僕「めっちゃトイレ行きたい・・・行ってくるね・・・」

Xさん「はい^^」

僕は単純におしっこがしたかった。そして鏡を確認して少し髪型をいじる。すぐに部屋に戻る。

部屋に戻った。

Xさん「私も行ってきますね^^」

僕「うん^^」

彼女が出て行った後、なんとなく部屋が暗かったので僕は電気をつけた。部屋は明るくなった。だけど暗いほうがムードがあるような
気がして僕は電気を消した。

彼女が戻ってきた。彼女が奥に座って僕はすぐ隣に座った。


彼女はすぐ部屋の電気をつけた・・・。僕はなんとなく「あっ」って思った・・・。


正直このカラオケでの会話も断片的にしか覚えていない・・・いろいろつらかったから・・・。
会話の順番もぐちゃぐちゃだと思う・・・

僕は選曲する機械をとった。

僕「何歌う・・・?」


Xさん「そうですね・・・何にしましょう・・・^^;」


僕「・・・ごめん・・・髪の匂いかいでいい?・・・」


Xさん「はい・・・」


僕はXさんの髪の匂いをかいだ・・・。いつも通り最高の匂いだ・・・。

僕「・・・ごめん・・・胸触るね・・・」

彼女の胸を右手で触った。柔らかい・・・

彼女は胸を触られるのを拒むように身体の向きを変えた。

僕は恥ずかしがっているのかと思った。

部屋の中は明るくて外の通路から中は丸見えだった(外から確認したわけじゃないから分からないけどたぶんそうだったと思う)。

僕「・・・ごめん・・・電気消すね・・・」

彼女は首を振った。

僕はてっきり中に人がいるのに電気が消えてたら店員さんが不審に思うから彼女が電気をつけていたいのだと思った。

電気はつけたままにしておいた。

僕は胸を触るのを拒まれたことに動揺していた。

僕「ごめん・・・キスしてもいい・・・?」

彼女は下を向いていた。

僕は彼女の近くに行ってキスをしようとした。

でも彼女は下を向いたままでこちらを見てくれない。

単に恥ずかしがっているだけだと思った・・・

僕「・・・とりあえず・・・歌おっか・・・」

Xさん「はい・・・」

僕「スピッツとか聞きたい・・・『空も飛べるはず』とか聞きたい^^」

彼女は入力してくれた。

「中村さんも一緒に歌いましょ^^」と言って彼女はマイクを持ってきた。

僕「ごめん・・・僕は無理・・・」

Xさん「じゃあマイクだけ持っててください^^」

僕「うん・・・」 僕は右手でマイクを持った。


彼女の歌声はとても綺麗だった。

僕はなんとも言えない気持ちで彼女の綺麗な歌声を聞いていた。

胸を触るのを嫌がられたショックでよくわからない気持ちになっていた。

どうでもいいことかもしれないけど胸をさわろうとしたのは歌った後かもしれない。
正直前後の順番が全く思い出せない・・・。


1番が終わった。

Xさん「じゃあ中村さん、マイクで歌わずにアカペラで歌ってくださいよ^^
マイク無しだと恥ずかしくないでしょ^^一緒に歌いましょう^^」

僕「うん・・・」

僕はジンジャエールを飲みながら彼女の歌を聞いていた。どうしても恥ずかしくて歌う気にはなれなかった。

歌が終わった。

Xさん「結局全然歌ってくれなかったですね(笑)」

僕「ごめん・・・」

僕「ごめん・・・もう一回髪の匂いかいでもいい・・・?」

Xさん「はい・・・」

髪の匂いをかいだ。彼女の手を握る。

さっき胸を触るのは嫌がられたから最後の思い出にキスだけしたかった。

「ごめん・・・キスしてもいい・・・?」

彼女は下を向いた。髪で彼女の顔は隠れている。

僕はこの期に及んでも彼女が「恥ずかしがっているだけ」だと本気で思っていた。

彼女は恥ずかしがっているような嫌がっているような表情を浮かべていた。

もう一度僕は聞いた。

「本当は今日セックスするつもりだったんだけどさっきご飯食べてる時彼氏さんの話を聞いて、めちゃくちゃ幸せそうだったから
すごい罪悪感が湧いてきて・・・でも・・・最後の思い出にキスだけしてもいい・・・?」


【彼女ははっきりと首を横に振った】


今まで彼女と何度も会ってきて、初めて彼女が見せた明確な意思だった。

僕は彼女の『気持ち』を初めて見たような気がした。


僕は愕然とした。そしてようやく気づいた。


【彼女はもう僕のことが好きでもなんでもない】と。


汚らしい男の1人に過ぎないんだと。


この時まで本当に気づけなかった。


同時に大きなショックを受けた。


【Xさんは僕とキスをしたくないんだ・・・】と思った。


僕は急いで言った。

「ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!本当に分からなかった!ごめんね!」と言い僕は急いで彼女から離れた。

彼女はなんともいえない表情をしていた。

「じゃあ話だけしよ^^;・・・ごめんねm(_)m」

と言って僕らは手を握ったまま世間話をした。


正直キスを拒まれるとは思っていなかったので僕はただただそれがショックで呆然としていた・・・。


ツイッターの話になった。

Xさん「中村さんの女性アカウントに対するリプって気持ち悪いですよね(笑)」

僕「・・・ちょ(笑)・・・まじで(笑)・・・たしかに・・・でもあれは・・・ギャグでやってる部分もあって・・・
マジなやつもあるけど・・・^^;」

正直全然会話に集中出来なかった。彼女にキスを拒まれたショックで会話に全く集中できなかった。

何が起きてるんだろう。彼女は何度も僕とセックスをしてくれた。自分から「会いましょう」と誘ってくれた子が
なぜ・・・・・・なぜキスや胸を触ることすら拒むようになってしまったんだろう・・・


僕は気が動転してしまった・・・。

彼女はその様子を見て「僕のリプがキモいと彼女が言ったこと」に対して僕が傷ついてると思ったんだと思う。

Xさん「全部のリプじゃないですよ(笑)あくまでキモいのは特定のリプだけです(笑)」

「違うんだ」と僕は思った。僕は自分のリプがキモいと言われたことに傷ついてるんじゃない。

Xさんから一切の身体の接触を拒まれたことにショックを受けているんだ・・・。だけどそんなことは恥ずかしくて言えなかった。


一体何が起きてしまったんだろう・・・。


僕がツイッターでオワコンになってしまったから・・・?


彼氏のことが大好きになったから・・・?


僕の好意が気持ち悪かったから・・・?


2人で昼ご飯を食べた後歯磨きしていなかったから僕の口が気持ち悪くて・・・?


あるいは他の理由だろうか・・・


分からない・・・。本当の理由が知りたい・・・。だけど怖すぎる・・・。やっぱり知りたくない・・・。だけど知りたい・・・。

もう分からない・・・。



Xさん「中村さんって・・・・・・幸せになれますかね・・・^^;」


僕「・・・・・・たぶん・・・なれないと思う・・・」

Xさん「え・・・(笑)」

僕「たぶん・・・世の中には『成長しない人間』っていると思うんだよね・・・。全く成長しない人間・・・」

Xさん「成長しない・・・?・・・なんで・・・?」

僕「分からない。成長を望んでないのかも・・・。あるいは生まれつきの性格なのかも。そこは分からない。でも僕は
そっち側の人間なんだ・・・」

Xさん「中村さんはそっち側の人間なの・・・?」

僕「たぶん・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Xさん「中村さんは・・・5年後も・・・同じようなツイートしてると思う(笑)」

僕「ちょ・・・(笑)縁起でもないこと言うのやめてよ・・・(笑)・・・」

僕「でも・・・たぶん・・・そうだね・・・そうかもしれない・・・」

Xさん「今30歳ですよね・・・派遣社員で・・・これから先不安とか・・・」

僕「いや・・・不安はあるけど・・・でも・・・なんていうのかな・・・あまり先を考えたことは無いかも・・・

何も考えてないのかも・・・」

 

もう正直このあたりの会話はほとんど覚えてない。実際の会話がレコーダーで録音されてて、それを聞いたら全然違うことを
言ってるのかもしれない。僕は僕の記憶だけを頼りに書いている・・・。


最後に彼女は彼女が職場で受けているセクハラについての話をした。正直その詳細も書きたいんだけどそれは彼女の職場の人が
万が一見たら身バレをする可能性があるので書かないでおく。

ただ正直それを聞いて僕はめちゃくちゃムカついた(僕がした行為ももちろんセクハラの一種になってしまうんだろうけど・・・)。

職場の男が全員しねばいいと思った。

 

世界は暴力に満ちている。世界で生きる以上僕らは暴力と無縁ではいられない。

重要なのは被害にあうかあわないかということだと思う。

彼女が生涯どうか「被害にあわない側の人間」でいてくれることを願うしかない。

 

彼女が帰りの時間を気にするようにケータイを見た。

Xさん「退出時間何時でしたっけ?」

僕は伝票を見た。

びっくりすることに退出時間の一分前だった。

僕らはカラオケを出た。


彼女が言った。

「最後まで・・・中村さんの本名を知らずに終わっちゃったな・・・(笑)」


「ごめんね・・・僕のほうだけ知っちゃってごめん・・・」

僕はいろんな経緯があって彼女の本名を知っているのだ。


Xさん「全然大丈夫です^^」


僕らは最後何を話したんだろう。

正直この文章をキーボードで打ちながら僕は少し泣いてる。

僕はたぶん悲しいんだと思う。

人から全然相手にされなかったという事実が。

僕は僕なりに30年間必死に生きてきた。

でもその結果がこれだ。

10歳年下の女の子から軽くあしらわれるような人間なのだ。

でも仕方ない。人は簡単に変われるわけではないから・・・。


本当に街は休日の空気に満ちていた。みんな笑ってる。

街を歩いている人全員が幸せそうに見えた。


僕らは駅に向かう途中何を話したんだろう・・・。

完全に忘れてしまった・・・。


いつのまにか改札に着いていた。


僕「ありがとう・・・」と言って僕は握手がしたくて手を差し出した。

彼女も手を差し出してくれた。

僕「ごめん・・・ちょっと手がねちゃってるかも・・・^^;」

彼女「ねちゃってる(笑)?」


僕は彼女の目を見た。

彼女も僕の目を見た。

僕「ありがとう・・・」


彼女は戸惑ったように微笑んで何も言わずに改札に向かった。


すべて終わった。

今この瞬間にすべてが終わった。

僕はどうすればいいのか分からなかった。

僕は少し彼女のほうを見ていた。だけど彼女は振り返らなかった。


本当に引くかもしれないけど僕は今泣きながらこの文章を打っている。

30歳のブサイクでどうしようもない社会のゴミが女子大生に恋をして全く相手にされなかった話を
泣きながら打ってるんだよ。大の大人が。


僕は地下鉄の駅を探した。

だけどこの駅にはそもそも地下鉄なんて無かった。僕は頭の中が整理できなくて駅の近くをうろうろしていた。

さっきの公園が見える。さっきまで二人でいた公園だ。だけど今ではその公園は全く別の風景に思える。

なんとなく街から色が消えたような気がした。街全体が白黒になったように思えた。

僕はホームに戻って電車に乗ろうとした。だけど万が一彼女と鉢合わせしたら気まずすぎる。どこかで時間をつぶそうと思った。

その時たまたまバスを見かけた。

そこには「○○行」と僕が知っている場所が書かれていた。

これに乗ろうと僕は思った。小走りでバスに向かう。僕はバスに乗った。

乗客はみんな幸せそうに見えた。家族連れや買い物帰りのカップルで溢れていた。

僕はバスで終点まで行った。家までどんな風に帰ったかはあまり覚えていない。


僕は別れた後彼女にメールを送った。

「最高の思い出をありがとうございました!

僕も頑張って幸せになります!!

お互い健康と事故だけには気をつけましょう^^

本当にありがとう!」


何かを言い忘れてるような気がした。そうだ。とてもとても大事なことだ。

「カラオケでキスをしつこくお願いして申し訳なかったですm(__)m

ちゃんと意思表示してくれてありがとうm(__)m」


彼女からすぐに返信が来た。

「こちらこそありがとうございました!

ツイッターで初めて会った人がいい人で良かった^^

中村さんには幸せになってほしいです。
本当に好きな人ができてツイッターを引退するとか、恋愛小説を書いて評価されるとか、
形はどうであれ中村さんの思う幸せに終着できることを願ってます。

5年後も同じツイートしてることはないって信じてます。
ありがとうございました^^」

 

僕の恋は終わった。僕の恋は終わった。


この話に教訓があるとすれば一体なんなんだろう?

誰か教えてほしい。

彼女には感謝の気持ちしかない。

Xさん本当にありがとう。あなたと出会って「人を好きになること」がどういうことなのかほんの少しだけ分かった気がする。

とても身勝手な性格だし頭もおかしいからこれからも気持ち悪い生き方しかできないけど自分なりに頑張ってみるね・・・。

本当にありがとう。大好きでした。


長文読んで頂きありがとうございました。

こんな長文読んでくれる人はどのくらいいるんだろう?

感想を頂けると嬉しいです・・・。

ありがとうございました・・・。

僕を含めてみなさんが素敵な恋をされることを願っています・・・。

さようなら・・・。