傾向

30歳ブサイク。彼女いない歴=年齢。将来どうすればいいのかわからない... ツイッターアカウントはこちら@udon_zuruzuru

『何者にもなれない人生』を受け入れるのは結構難しい

行き止まり。詰み。
僕の人生、今の感情を端的に書くと、こういう言葉になるんだろう。

今後どう生きていけばいいのか分からない。
僕はもう30才だ。年齢的には立派な大人。



ただ現実として僕は低所得者だ。そしてフリーターだ。収入も少なくボーナスもない。そして今後給料が上がる可能性も全くない。

貯金も全くない。年金がもらえるのかどうかも分からない。今はたぶん厚生年金を払っているが、無職の期間も長かったし、その時に国民年金を払っていたのかどうかよくわからないし、自分が年金の受給資格を今後満たすことができるのか、そして、満たしたとしても年金のシステム自体が30年後に機能しているのかどうか非常に疑わしい。(年金のシステムも僕程度の人間には疑われたくないだろうが...)

もらえるとしてもとても少ない金額だろう。
僕はどうやって生活すればいいんだろう?

そしてなによりも【何者かになることを夢見た人間】が【何者にもなれず社会的地位の低い仕事で一生を終える】という事実を未来の僕は受け入れることができるだろうか?

今はまだ30才なので『これから頑張れば文章で食っていけるかもしれない...』という夢のかけらみたいなものにすがって現実逃避が出来ている。【ひょっとしたら...僕は本当に...このままで終わってしまうんじゃないか...?】という不安が頭をよぎることもあるが【まだ大丈夫...もう少し頑張ってみよう...】という根拠のない希望的観測で自分の不安をごまかせている。

いつからごまかせなくなるんだろう?

ひょっとしたら...死ぬまでずっとごまかせてしまうんだろうか...?



僕にとって今一番の関心は「自分のやりたいことで食っていけるか」ということにある。

もっと言えば「自分には文章で食っていけるだけの才能があるのか?」ということだ。自分では「才能がある」と思っている。しかし今はなんの結果も出ていない。

「僕には才能があるはず。でも何の結果も出ていないからその証拠がない。自分が納得、安心できるような結果を出して『やはり僕には才能があったんだ。成功する側の人間だったんだ。僕は間違っていなかったんだ』」と安心したいのだ。

確信がほしい。僕は間違っていなかった、僕は正しかった、という確信が。



こういうことを書くと「何者でもない自分、凡人であるという事実を受け入れることができない自意識が肥大した勘違いおっさんの痛い自分語り」と解釈されそうだ。

解釈っていうか...実際その通りなんだけど...

でも僕みたいな悩み、苦しさを抱えてる人ってたぶんたくさんいると思う。
『何者にもなれない自分』『でも何者かになりたい』って気持ち。

テレビやネットやツイッターとかで、成功している人の生活などがどんどん手軽に見えるようになってきて、成功者の華やかな生活に憧れている人も多いと思う。

いや別に華やかな生活でなくても、少なくとも「好きなことを仕事にできた人」は「俺は好きなことで生活が出来ている」「俺は成功したんだ」「俺は特別な人間なんだ」っていう達成感や満足感や【特権意識】を持ててるだろうから、そこがうらやましい。
『自分は特別なんだ』と思えてるのがうらやましい。それが現実の結果で証明されて安心出来ているのがうらやましい。

僕だって「僕は成功した」「僕には才能がある」って思いたい。自分を認めてあげたいし、社会や女性から認められたい。「中村さんの文章おもしろい!」「中村さんは成功してて凄い!」「大好き!気になる!」って言われたい。思われたい。モテたい。認められたい。

そういう願望がある。



ところで...これを読んでくださっている方は、何者かになれましたか?

あるいは僕と同じように「何者かになろうとしてもがいている最中」なんでしょうか?それとも「私は何者かになるのは無理だ...」と思い平凡な幸せを受け入れることに成功したんでしょうか?それとも元々「自分が特別な存在だとは思ってなくて、何者かになろうなんて思ったことないし、なる必要性も分からない」という方でしょうか?

もちろん全員が何者かになる必要はないですし、なろうとする必要もないですし、なれるはずもないですし、むしろ「何者かになろう」なんて思わない方が幸福度が高い人生を送れるような気がします。

ただ、僕を含めある種の人間は「自分は特別だ。普通じゃない。普通の人と一緒にしないで...」って思ってますから後戻りも出来ないですし、今から考え方を変えることもできません。変えたくもないですし。

 

たぶん僕は【自分のことが好きすぎる】んですね。
あまりにも自分を好きすぎるから自分を変えられない。
自分が可愛くて可愛くて仕方がない。

そして、自分を変えるということはある意味で「今まで自分が信じていたものを否定する」ってことですから、そんな自己否定が出来るわけがない。少なくとも僕はしたくないですね。今までの自分が間違っていたなんて思いたくないですし、実際正しかった、正しい、と思ってます。



【何者かになるか】or【何者にもなれず一生もがき続けて終わる】の二択しかない。もしくは【何者でもない自分を受け入れることができて、普通の人生をそれなりに楽しむ】という第3の選択肢が生まれる方もいるでしょう。相当運が良い人か、環境に恵まれた人か、頭の良い人に限られると思いますが...



何者かになりたいです。誰か僕に文章の仕事か、なんらかのチャンスをくださるとありがたいです...

基本何でもやりますので...

読んで頂きありがとうございました...



ここまで書いてふと思ったんですが...

こういう悩みに比べると、恋愛系の悩みってすごく小さなことのように思えますね。「女性から男として認められるかどうか」よりも「社会から成功者として認められるかどうか」あるいは「社会から認められることで、自分が自分を認めることができる」ことのほうが重要というか...

恋より金や仕事や承認欲求のほうが大事...っていうか。

もちろんそこは密接に関連してるんで一概には言えませんが...


これを読んでくださったあなたが『自分の【何者かになりたい気持ち】とどう向き合ってるのか』が気になります。良かったら教えてください...

読んで頂きありがとうございました。

恋愛と醜形恐怖症とセックス。前編

好きな人がいる。

 

好きな人。

 

気持ち悪い響きだ。

 

特に30才のおっさんが使うと。

 

その子のことを常に目で追ってしまう。

 

街を歩いてる時...喫茶店でぼーっとしている時...YouTubeを見ている時...ふとした時に彼女のことを思い出す。

 

彼女の笑顔。彼女との会話。

 

完全に僕の片想いだと思う。いや嘘だ。本当は両想いだと思ってる。

僕は「彼女は絶対に僕のことが好きだ」と思ってる。

「僕と一緒にいる時にあんな笑顔を見せてくれたり、

あんな本音を話してくれた子が『僕のことを好きじゃない』

なんてことがあり得るだろうか?」

 

でもたぶん普通にあり得るんだろう。
僕は彼女にとって「ただの知り合い」に過ぎないんだと思う。

 

 

彼女とは共通の趣味がきっかけで知り合った。

 

びっくりするくらい可愛い子だった。一目惚れだった。

 

僕らはたくさん話した。「ある程度」は仲良くなれた。
「ある程度」は。

 

でも僕らはもう数ヶ月会っていない。彼女が趣味のサークルに参加しなくなったからだ。なぜ参加しなくなったのかはわからない。

 

 

とても可愛い子だったから、周りの男性もみんな彼女のことが好きだった。

性格もとても良い子だった。

男性だけの飲み会でよく「誰が一番可愛い?」みたいな話題になるけど

いつも彼女はダントツで1位だった。

 

気持ち悪かった。吐きそうになった。ここにいる男性は全員彼女のことが好きなんだ。全員が彼女のことを考えてオナニーをしているんだ。そう考えると本当に

吐きそうだった。気持ち悪い。想像の世界でたくさんの男とセックスを

させられている彼女のことを考えて可哀想だと思った。罪悪感を感じた。男として。

 

でも僕も彼女のことを考えて1、2回オナニーをしたことがあるから
他の男性達を批判する資格は無かった。

 

でも正直僕以外の全ての男の性欲を「気持ち悪い」と思った。

 

 

結局みんな顔しか見ていないのだ。

だって性格が良い子なんてほかにもたくさんいる。

でもみんながあの子のことを好きってことは「顔しか見ていない」ということだ。

「性格が良い」とか「優しい」とかは全て後付けだと思った。

「可愛くない子がどれだけ性格良くても誰も興味を持たない」という現実が

気持ち悪かった。結局顔が全て。ひどい世界だ。


男性の「可愛い子に向けられる異常な関心」と

「可愛くない子に対する残酷なまでの無関心」が怖かった。

 

 

最近僕はそのサークルの飲み会に参加した。
イケメンや僕のようなブサイク、美人やブス、様々な人が参加していた。
そういう場でも「暴力」が発生していた。静かな暴力。
別に誰かが誰かを殴っていたわけではない。

 

男性陣の「可愛い子に対する興味」と「ブスに対する興味」に差があり過ぎて引いた。悪気はないんだろうけど...子供っぽいし配慮がなさ過ぎると思った。

 

可愛い子に対してはみんなガンガン質問したり恋愛経験を聞くのに

ブスに対しては誰も質問しない。

 

いや...それはどうなんだ...と思った。
興味がないのは分かるけど露骨過ぎる...もう少し配慮が必要だろ...と思った。
僕は疑問を感じながらも、その「暴力」を苦笑いを浮かべながら

眺めることしかできなかった。


たしかに彼らの気持ちも分からなくはなかった。

全然可愛くない子に恋愛系の質問をして「私恋愛経験無いんで...」と返されると

場が気まずくなるから「質問するのが怖い」のだ。
質問した側も「空気読めない」って思われるし

女の子側にも恥ずかしい思いをさせることになる。


可愛い子は絶対恋愛経験があるから、場の空気が気まずくなることはない。

仮に可愛い子が「私男性と付き合ったことないんです...」と言ったら

「またまた~(笑)」とか「そんなに可愛いのになんで!?」とかって

余計話は盛り上がる。

結局可愛い女の子は「そこにいるだけで」場が盛り上がるのだ。

みんなのテンションが上がる。

 

僕らブサイクやブスにとって『生きる』ということはかなりキツイことなんだ...

 

 

僕はブサイクだからブスの苦しみはよくわかった。

僕も飲み会とかで全く質問されない。今まで生きてきて、

女性と仲良くなれたこともほとんどない。

30年間生きてきて女性と付き合ったことすら一度もない。

 

男女問わず、人間という生き物の「ブスブサイクに対する興味の無さは異常」だ。

残酷だ。

 

 

話がずれた。僕の「好きな女の子」の話に戻る。

みんな彼女のことが大好きだった。

気持ち悪いと同時にショックだった。「僕だけじゃないんだ」と思った。

僕だけが彼女の可愛さと性格の良さを「発見した」と思ってた。

そうじゃなくて彼女のそれは「普遍的」なものだったんだ。

 

全員から関心を持たれてる彼女に嫉妬した。彼女のことが少し憎かった。

彼女に対して気持ち悪ささえ感じた。

「たくさんの男性から好かれて興味を持たれているにも関わらず、

それを鼻にかけることもなく『私は普通ですけど』みたいな感じで何食わぬ顔をして

生きてる彼女」に苛立ちと嫉妬と憧れを感じた。

 

「美人やイケメンで生まれて、初対面で興味を持たれる人生って

どんな人生なんだろう?」

僕は経験したことが無かった。

僕はいつも顔で笑われたり馬鹿にされる側の人間だったから。

彼女に嫉妬した。可愛い顔で生まれるなんてズルイと思った。
運良すぎだろと思った。

 

でも同時に彼女のことが心配になった。
彼女もある意味では被害者だと思った。

あれだけ可愛いといろんな男性から興味を持たれる。

いろんな男性から誘われるだろうし、そのめんどくささは半端じゃないだろう。

 

好きでもない男から興味を持たれて嬉しい女性がいるだろうか?
いるかもしれない。でも基本的には「嬉しくない女性が大多数」だと思う。

 

結局僕ら人間は「好きな人から好かれたい」だけなのだ。
好きでもない男、キモい男に好かれてもめんどくさいだけ。
犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクが高い。
好きでもない男から「ご飯に誘われたり」「話しかけられる」のはめんどくさいし

気持ち悪いし不愉快だろう。女性側にメリットがない。

 

「可愛い顔で生まれる」ということは必ずしも幸せなことばかりではないのだ。

 

 

その飲み会で、ある男性が彼女に対して不適切な発言をした。
少なくとも僕は不適切だと思ったし不愉快だった。

 

「どうしたらそんなことが言えるんだろう?」と思った。
でも周りはスルーしていた。特に疑問に感じた人間はいないようだった。

彼女は笑っていた。嫌がるそぶりも見せず笑っていた。

 

僕はその男に対して苛立ちを感じながらも、飲み会の雰囲気を壊すのも嫌だったので

無表情でその光景を見ていた。みんな笑っていたけど

その空気に同調して笑わないことが僕に出来る精一杯の抵抗で異議表明だった。

 

 

その飲み会が終わって、僕は1人で帰った。駅に向かって歩いていた。

後ろからいきなり「中村さん^ ^」と声をかけられた。

彼女だった。

「あ...お疲れ様です...」と僕は言った。

 

僕らは月一回のサークルや飲み会で会う程度の仲だったので、一歩その会場から出ると「話しかけるのはかなり気まずいこと」のように思えた。飲み会の時は隣の席で

すごく盛り上がっていた男性と、会場の外で出会ってもお互い無視、

なんてことはしょっちゅうだった。

 

そんな中で彼女が僕に話しかけてくれたのは驚きだったし、とてもとても嬉しかった。

僕らはどうでもいい世間話をした。そんなどうでもいいこと、

何気ないことがとても楽しかった。彼女も楽しそうに笑ってくれた。

 

僕は飲み会でのその男性の発言や振る舞いがどうしても引っかかっていたので、

それを正直に伝えた。あの飲み会でみんな笑っていたけど「僕だけは」

男性の振る舞いに疑問を感じていたんだ...「僕はそんな繊細なことも気づける人間で、高いモラルを持ち合わせていて、女性の気持ちが分かる人間なんだ...」ということを

彼女に伝えたかった。

 

でも彼のその振る舞いに対して言及すること自体が

セカンドレイプというかセクハラになる危険性があった。

 

僕は今まで「誰かのセクハラに便乗した意図的なセカンドレイプ」を

何度も目撃したことがあった。結局彼らは

「セクハラを受けた女性を気使ったり心配するふりをしてセクハラがしたいだけ」

なのだ。表向きは「気遣いや心配を装っているため」女性側は拒否しづらい。

その言動が不快でも「やめてください」と言いづらいのだ。


卑怯だと思った。気持ち悪かった。死んでほしいと思った。

 

 

僕「ねぇ...さっきの飲み会大丈夫でした?
◯◯さんの振る舞いは正直...度が過ぎているというか...見ててムカついたんですけど...かなりしんどくなかったですか?」

 

彼女「あ...◯◯さんですか?無視してるんで大丈夫ですよ(笑)
聞き流してるんで...(笑)」

 

なんてタフな子なんだ...と思った。凄いと思った。

 

僕「あ...そうなんだ...(笑)すごい...」

 

彼女「私あしらうの上手いんで(笑)」

 

僕「...そっか...良かった...なんか気になっちゃって......平気なら良かったです^ ^」

 

彼女「全然です^ ^ありがとうございます」

 

僕「...もし...嫌なことがあったら言ってくださいね...」

 

彼女「ありがとうございます^ ^」

 

結局彼女の方が何枚も上手だった。

彼女は今まで生きてきて、その美貌が故に何度も「不快な言動」に

出会ってきたんだろう。だから、それをかわす術を身につけていたのだ。


僕はほっとすると同時に怖くもなった。今でこそかわせるようになった彼女だけど、

まだそれが出来なかった頃はどれだけ傷ついたり嫌な思いをしたんだろう...

 

そして、もし今後彼女でも回避できないくらいの狡猾な行為や言動、

『悪意』に出会った場合どうすればいいんだろうと思った。

もしそんな悪意が彼女を襲ったら...僕は彼女を守れるだろうか?

僕は彼女が「理不尽な悪意」に襲われている光景を想像した。
彼女に一生消えない心の傷が出来ることを想像した。
吐きそうになった。彼女の両親や友人の苦しみを考えた。


彼女は素晴らしい子だから、間違いなくご両親や友人も素晴らしい人達なんだろう。

彼らの苦悩を想像した。

 

 

彼女が悪意に遭遇しないことを祈りながらも

「彼女が傷つくことをほんの少しだけ望んでいる僕」の存在に気づいた。

僕は彼女が理不尽な暴力に襲われることをほんの少しだけ望んでいた。

なぜだろう?

彼女が傷つくことを想像して少し興奮した。

 

そしてもしそんな事態が起こった場合加害者の男は絶対に殺されなければならないと思った。

 

でも明らかに彼女は『傷つくべきではない人間』だった。

『絶対に』彼女は傷つくべきではなかった。絶対に。

 

この世界で何が起きようと、彼女は絶対に『傷ついてはいけない人間』だった。

 

あんなに可愛くて性格も良くて、みんなから愛されて人に迷惑をかけない人間が

なぜ傷つかなければいけないんだろう?

 

彼女を守りたい。大好きだ。心の底から。

 


彼女が暴力や悪意に遭遇するのが怖かった。

でもそれを少し「望んでいる自分」もいて、自分の中に潜んでいる

「暴力性」や「男性性」が怖かった。

でもそんな自分の暴力性を少しだけ頼もしく思った。

「僕は優しくて思いやりのある人間だけど、誰かが暴力で傷つくことを想像して

興奮してしまえる側の人間なんだ」と思った。

 


彼女が今後悪意に遭遇しないことを心の底から願った。
そういった悪意が世界から消えて欲しいと思った。

 

僕らは世間話をして解散した。
「僕は気配りができる人間です」ということを彼女に伝えられただけで満足だった。

結局は僕も他人の言動を「自分のモラルの高さ」をアピールする為に

利用してるだけだから、やってることは他の男性とあまり変わらないのかもしれない...

 

 

また話がずれた。

僕は彼女のことが好きだ。大好きだ。

こんなにも人のことを好きになったのは初めてだ。

なぜだろう?

 

可愛すぎるからだろうか?性格が素晴らしいからだろうか?

普段彼女のことばかり考えている。夢にも何度も出てきた。

 

だけど彼女の前では無関心なふりをしてしまう...

中学生かよ...

 

僕は僕自身のことを精神的に「大人」だと思っているので、

こんな子どもっぽいことを自分がしている、という事実に少し驚いている。

 

「僕ほどの人間がなんでこんな子どもっぽいことを...」って。

 

別に普通に話せばよくないか?なんでいちいち興味ないふりをするんだろう?
彼女に興味津々なくせに。仲良くなりたいくせに。

 

彼女と話す機会があっても、彼女に対して

「興味がないふりをして素っ気なく振る舞う」ことで「彼女を傷つけられた」

「やった!」って思ってしまう。

 

...だから中学生かよ。なんでそんなことすんだよ。

 

でも僕は、彼女も僕のことが好きだと信じている。僕は顔も酷いし階層も低いけど

性格が優しいし喋りがおもしろいから、本気で「彼女も僕のことが好き」って

信じてる。

 

数ヶ月前彼女に最後に会った時「中村さん元気ですか^ ^?」って笑顔で

話しかけてくれた。本当はいろいろ話したかった。

話したいことは本当にたくさんたくさんたくさんあった。

 

でも彼女に対して、嬉しそうに浮かれて喋ってる自分を見るのが怖かった。

「結局僕も他の男と同じで、顔で彼女を好きになったんだ...」と思うと

悔しかった。結局僕は彼女の顔に「負けてしまった」のだ。

 

 

僕は「内面で彼女のことを好きになった」と思いたかった。

彼女の優しさやおもしろさ、人間性、それで好きになったと信じたかったけど、

それでは説明がつかなかった。どう考えてもほかにも

性格が良い子はたくさんいた。別に彼女が突出して性格が良いわけではなかった。


彼女の「整った顔」という大前提があった上での「性格」なのだ。

 

もし...彼女が可愛くなかったら...誰も彼女に興味を持たなかったと思う...

 

 僕は笑顔で話しかけてくれた彼女に素っ気ない返事をした。

 

素直になれなかった。僕のプライドが許さなかった。
本当は話したかった。話したくて仕方なかった。

でも「僕の方から話しかける」のはプライド的に無理だった。
恥ずかしかった。

「結局はあなたも私のことが好きなのね...ほかの男達と同じように...」

と思われることに我慢できなかった。

僕は特別なんだ...僕は特別なんだと思った。

 

「僕と話したいんならもっとそっちから「中村さんと話したい」

「話したくて話したくて仕方ない」という雰囲気を出してくれ。

もっと積極的に来てくれないと僕は話してあげないよ」という

謎の上から目線の心理があった。

 


そして「彼女を傷つけてみたい...」という心理もあった。
「私は中村さんのことがこんなに好きなのに...

なんで中村さんは振り向いてくれないの...>_<」って彼女に思って欲しかった。

家で泣いて欲しかった。

 

「中村さんは私のことなんか興味ないんだ...>_<」って落ち込んで欲しかった。

美人で生まれてきた彼女に対する、ブサイクからのささやかな復讐なんだろうか?

なんでそんなことをしたのか自分でもよくわからない。

 

 

飲み会の席でも、僕はなんとなく彼女を避けた。

彼女はなんとなく僕と話したがっているように見えた。勘違いかもしれないけど。

僕も本当は話したかった。彼女とたくさんたくさん話したかった。

仲良くなりたかった。でも...怖かった。仲良くなるのが怖かった。

 

「自分と違う世界にいる『可愛い女の子』という異次元の存在と

本当に仲良くなれてしまう気がして」それが怖かった。

僕は「非モテというポジション」をそれなりに楽しんでいるのに

その世界が変わってしまうのが怖かった。

 

 

僕は最近ある程度女性とコミュニケーションがとれるようになってきた。

「女性」という生き物のことが「ほんの少し」ではあるけど分かるようになってきた。

 

でも「可愛い女の子」と仲良くなれてしまうことに恐怖も感じていた。

そんなことがあっていいのか?

僕が可愛い女の子と仲良くなれてしまっていいのか?

少し拍子抜けな感もあった。簡単に仲良くなってしまうのも

おもしろくない気がしたし、仲良くなることで

『可愛い子に対するある種の信仰や幻想』が消えてしまうような気がして

それも恐ろしかった。

 

 

でもたぶん本当に怖かったのは「がっつり話したけどたいして仲良くなれない」

という現実だったんだろう。

僕は彼女のことを愛していたし運命すら感じていた。

それが全て「僕の勘違い」で終わるのが怖くて怖くて仕方なかった。

 

「彼女も僕のことが好きに違いない」という確信が覆され「どうでもいい知り合い」

としか思われていない...という現実が明らかになるのが怖かった。

 

僕は飲み会の席で他の女の子と楽しく話した。

他の女の子と楽しく話してる所を彼女に見て欲しかった。

僕はその子との会話を「本当に楽しみながらも」横目で彼女をチラチラ探した。

 

無意識に彼女を探していた自分に「どんだけあの子が好きなんだよ...」と

恥ずかしくなった。

そして「結局は一番可愛い子を好きになってる」自分の陳腐さに失望した。

 

 

彼女に「なんで中村さんはその子と楽しそうに話してるの?その子のことが好きなの?なんで私に振り向いてくれないの?」って思って欲しかった。

 

悔しがって欲しかった。嫉妬して欲しかった。傷ついて欲しかった。

泣いて欲しかった。僕のことを欲しがって欲しかった。

 

「お願いだから...私の方だけを見て...好き...」って言って欲しかった。

 

でもたぶんそういうことを「絶対に言わない子」だからこそ

僕は彼女を好きになったような気がする。

 

「好き」と言われたら「興味が無くなる」という心理はあると思う。

 

それはたぶん「自分のことが好きじゃない相手を好きにさせる過程」に

おもしろさがあるから、だと思う。

 

相手が「好き」と言ってきた時点でそのゲームは終わってしまう。

 

僕は今まで女性から「好き」と言われたことが無いから分からないけど。

 

僕は彼女から「好き」と言われても彼女のことを好きなままでいられるだろうか?

 

 

っていうか...実際は彼女に普通に好きな人がいて、

僕のことなんか全然眼中に無かったら笑える...っていうかその可能性が99%だと思う...あんなに可愛くて彼氏いないなんてあり得ないだろうし...

 

まぁこんなこと言いつつ...僕は「彼女は僕のことが好き」って信じてますけどね...

 

いい歳して何を考えてるんだろう?と思う。

 

...でもこんな自分が可愛くて大好きなんだ...

 

 

長い前置きは終わり。本題に戻る。

 


今まで僕はいくつかの文章を書いてきた。

 

今回は今までで一番長い気がする。
(実際に文字数を数えたわけではない。なんとなくの体感です)

 

なるべく沢山の方に読んで頂きたい...という思いもあり

前編と後編に分けることにした。

 

最後まで読んで頂けるとありがたいです。

では始めます...

 

先日20歳の女の子と映画を観に行った。
(先程の女の子とは別の方です)

 

彼女と会うのは2回目だった。

 

結論から言うと......彼女と会って話すのはとても楽しかった。

でも...わからないけど...なんとなく...
彼女はもう僕に会ってくれない気がする。

 

僕としては今後もたまに彼女と会って映画を観たり食事をしたいけど...彼女のほうから「もうお腹いっぱいです。大丈夫です」みたいな空気を感じた。

 

 

他人から「もう会いたくない」「お腹いっぱい」「興味がない」
と思われるのは本当につらいことだ。「飽きられる」のは本当につらい。

何度経験しても慣れない。


とてもみじめで、自分という存在が「ボロ雑巾のように扱われた」と感じてしまう。

僕は僕のことを「特別な人間」だと思っている。

「とてもおもしろい人間」だと思っている。


だからこそ「もうあなたと話すことがないし話したいとも思わない」みたいな

空気を感じるととても苦しくなる。「なんで?」「そんなにつまんなかった?」

「まだ切らないで...もう何度か会おうよ...」という気分になる。

 

でもそれは仕方がないことだ。誰にも止めることはできない。
性格的な相性の問題だったり、出会い方の問題だったり、階層的な問題だったり...

まぁ僕の場合は単純に「僕の魅力不足」なんだけど...


そこは素直に認めたい。
僕は僕が思ってるより「おもしろくない人間」なんだ。
僕以外の人間にとって僕は「どうでもいい人間」なんだ。

 

それは認めなきゃいけない。
それを認めなきゃ...僕はどこにも行けない。

 

 

いろんな人がいていろんな価値観がある。
人の数だけ好みも意見もある。

 

全ての人間から好かれたり興味を持たれるのは不可能だ。

こう書くとまるで「今まで何人かの女性に好かれたり興味をもたれたことがある」

みたいだけど、もちろんそんなことは一切無かった。

 

僕は今まで「本当の意味では」誰からも相手にされなかった。

「男」として見られなかった。

ツイッターという世界で一時的に持てはやされたピエロ」に過ぎない。

そこは認めざるを得ない。

 

これから頑張って、本気で誰かを愛したり誰かに愛されたりしたい。


そう思っている。

 

これから書くのは「彼女と初めて会った時のこと」と

「彼女と2回目に会った時のこと」だ。

 

少しの間僕の文章に付き合って欲しい。

 

最初に言っておくが...この話には感動的な結末も無いし
示唆に富む教訓もない。何もない。

 

それでも僕は「あなたに」読んで欲しい。あなたに。
このまま読もうか、やめようか迷っているあなたに。

では始めます。

 

 

彼女と初めて会ったのは約1ヶ月前だ。

それは彼女から「この世にブスで生まれた苦しさを聞くため」だった。

 

 

僕は以前から「ブスやブサイクの苦しみを文章にしたい」と考えていた。

醜い顔でこの世に生まれる苦しみ。
それを文章にしたかった。ずっと。ずっと。

 

僕自身顔のことで今まで散々悩んで苦しんできた。

 

自分の顔について悩んだことのない人はいないと思う。

 

石原さとみですら自分の顔で悩んだことがあると思う。

 

でもその悩みにもレベルがある。

「もう少し目が大きければ...」
「ここにホクロが無かったら...」といったものから
「ブサイクすぎて家から出たくない...」
「ブスすぎて死にたい...」といったものまで...

 

顔で悩んでいたピークの年齢は20歳前後だったと思う。

いつも鏡を見たり、ケータイで自撮りをしまくっていた。

僕はとてもとてもブサイクなのだが、なぜか鏡にうつっている自分や、

自撮りの僕はかっこよく思えた。なんてかっこいいんだろう...そう思った。

 

でも他撮りや証明写真の僕は本当にどうしようもないブサイクだった。

僕はこんなに気持ち悪い顔なんだ...と思った。これは何かの間違いなのでは?

さすがにこんなにブサイクであるはずがない...

 

僕は自分のブサイクな写真を見た後は、ネットでイケメン俳優やモデルの

「たまたま撮れたブサイクな他撮り」を検索した。

「彼らみたいなイケメンや美人でも他撮りだとこんなにブサイクになるんだ。

じゃあ僕がブサイクになるのも仕方ない。たまたま光の加減でブサイクに

なっただけで僕は本当はイケメンなんだ...」

 

無理があるけど当時の僕は本気でそう思っていた。

 

自撮りでのかっこいい僕と他撮りでのブサイクな僕。
「イケメン」「普通」「ブサイク」の中で自分が客観的にどこに位置するのか、

自己イメージをどこに置けばいいのか、それが分からずモヤモヤしていた。

自分の客観的な位置を知りたくてたまらなかった。

そして、知るのが怖くてたまらなかった。

 

本当は自分が「普通寄りのブサイク」あるいは「ブサイク寄りの普通」であることに

気づいていた。でもそれを信じたくなかった。自分は特別なんだと思いたかった。

 

「普通であること」「特別ではない」ということに耐えられなかった。

「普通」もしくは「少しブサイク」であるくらいなら極度のブサイクであるほうが

まだマシなように思えた。

 

そのうち、家の中のこの場所でこの角度から撮ったらそこそこかっこよく見える、

ということが分かってきた。

 

でも全くモテないし、証明写真をとったりすると、そこにはとんでもないモンスターが写っているわけで「僕ってそこそこかっこいい...」

「めっちゃブサイク...死にたい...生まれ変わりたい...」という2つの感情を

行ったり来たりしていた。

 

でも、結局は他撮り写真の凄まじいブサイク顔や、

同じ大学を目指していたネットで知り合った浪人生の女の子が、

僕の写真をメールで送った瞬間音信不通になる...という出来事を通じて

「やっぱり僕はブサイクなんだ...」という思いを強くした。

 

やはりどう考えても家の中の特定の場所の特定の角度から撮影した自撮りより、

他撮りの凄まじいブサイク顔や証明写真のほうが、

僕の本来の顔を反映している気がしたから。

 

僕は段々「自分がブサイクである」ということに耐えられなくなっていった。

とてつもなく恥ずかしかった。イケメンで生まれる可能性もあったのに

運悪くブサイクで生まれてしまったという人生の理不尽さにぶちのめされていた。

救いがない。救いがなさすぎる。

 

外を歩くと、みんなが僕の顔を見て笑っているような気がした。

 

でも自分がブサイクであるということを自覚しつつも、

僕は街ですれ違う女の子が全員僕に興味を持っている、僕に一目惚れをしている、

という幻想を抱いていた。なぜそんなことを思っていたんだろう?
よくわからない。


その頃は「街で一目惚れをされず、女の子から声もかけられない」という現実に

苦しさを感じていた。

 

もし僕がイケメンだったら彼女たちは僕に一目惚れをして、告白してくるだろう。

それがないのが悔しかった。なんてこの世界は理不尽なんだろう。

自分の努力や人間性とは全く関係無く、勝手に顔が決まって、その顔によって

社会での扱われ方が違うなんて...

(もちろんこれは顔以外の全てのことにも言えるわけだが...)

 

僕は自分がキムタクじゃないことが悔しかった。

 


当時は、知り合いが「中村くんってそんなにブサイクじゃないよ?普通だよ?」と

フォローしてきても「いや...そんなことないです^^;ありがとうございます^ ^」と

言いながら「僕は普通程度なのか...?まじか...僕はイケメンじゃないのか...」と

1人傷ついていた。

僕は自分をブサイクと言いつつ、自分がブサイクであることも自覚しつつも、

本当は普通以上だと考えていたのだ。

 

街でスカウトされなかったり、大学で女の子から話しかけられないことに

虚しさと苦しさを感じていた。

大学に入学して1ヶ月くらい経った頃、授業が終わってバスに乗ると、

同じ学科の可愛い女の子3人が僕の後ろの席でガールズトークをしていた。

「学校慣れた?」みたいな会話の中で1人の女の子が

「あんまり慣れてない(>_<)っていうかあの人とか...まだ名前すら知らないし(笑)」

と言った。あの人とは僕のことだった。

つまり、同じ教室にいることが多いからなんとなく顔は分かるけど名前は知らない、

別に知りたくもない、ということだった。

 

僕はその言葉が結構ショックだった。
10年以上前のなんでもない出来事なのに、
なぜか今でもはっきりと覚えてる。

 

たまたま、そのちょっと前に「人間は興味がある人に対して、まず名前を知りたいと

思う生き物。その人のステータスや経歴をどれだけ知っていても「名前を知りたい」と思わないということは興味がないということ」という文章を読んでいたので。

 

僕は「見た目で興味を持たれない」ということが悔しかった。ブサイクというだけで、存在を軽く扱われたり、なめられたり、馬鹿にされることが悲しかった。

 

もし僕がカッコよかったら...イケメンで生まれていたら...彼女はすぐに僕の

名前を覚えてくれただろうし興味を持った、と思うと悔しかった。

 

僕に興味を持たない「人間という生き物の構造」が憎かった。


なぜ人間は「顔が普通」あるいは「顔が醜い人間」に対して、ここまで無関心で

いられるのか。
そして「可愛い」「かっこいい」というだけで、

なぜこんなにも興味が出てしまうのか。

 

初対面で他人から興味を持たれない顔で生まれてしまったという運の無さ、

それに対する救済策が一切無い人生というシステムのいい加減さ、

理不尽さに戸惑っていた。

「僕はこれからこの恥ずかしい顔、醜い顔でどんな風に生きていけばいいんだろう?」
「...っていうかなんでこんな顔で生まれたんだろう...?」


それに対する納得できる答えなんて無かった。
強いて言えば「両親がブサイクだったから」だ。

 

でもそんな答えでは納得できなかった。
それは「僕という人間がなぜブサイクな顔で生まれてきたか」の答えには

なっていたけど「「中村」と名付けられたブサイクな顔面を持つ身体になぜ

『僕という自意識』が乗り込むことになったのか」の答えにはなっていなかったから。

 

つまり、なぜ「こんなに醜い顔を持つ人間の身体の操縦士が『この僕』なのか」

 

という問いだった。

答えなんてどこにも無かった。

 

僕は整形を考えた。

でも整形をすると周囲から「うわ...整形したんだ...気にしてたんだね...(笑)」と

笑われるのが怖かった。

 

僕がいないところで「あいつ整形したよね(笑)」「ウケる(笑)」

「まだブサイクのままだけどね(笑)」
「っていうか整形したのにそんなに変わってなくね(笑)?」

「あまり変わらないんだったら、わざわざ金かけてやる意味あったの(笑)?」
そんなことを言われたり思われるだけで嫌だった。屈辱だった。


もし整形するなら、整形した後で、僕のことを誰も知らない街に

引っ越すしかなかった。整形していることを知られた状態で

生きていくのは無理だった。


でも僕は学生だったし新しい街で新しい生活を始めるのは現実的に難しかった。

僕は整形を諦めた。

 

ネットでタレントやアイドルの写真を見ると、うらやましくて仕方なかった。

 

なぜ彼らはあんな顔なんだろう?なぜあんなに綺麗でかっこいいんだろう?

 

「この人達はこんな顔で生まれて何が不満なんだろう?何を悩むんだろう?」

 

不思議で仕方なかった。

 

 

バイトに応募するのが怖くてたまらなかった。


履歴書を持って面接に行く。

 

僕は店長から「うわ...(笑)ブサイク...(笑)」と馬鹿にされているように感じる。

 

面接が終わって家に帰る途中で僕は以下のやりとりを妄想する。

 

可愛い女の子達が「新しく応募してきた人ってどんな人なんですか?」と店長に聞く。

店長は「あぁ...この子だね...」と履歴書を女の子達に見せる。

彼女達は僕の顔写真を見て笑う。「うわ...(笑)ブサイク...(笑)」

「イケメンが良かった...>_<」


写真を見た瞬間彼女達は僕に対する興味を失い、一瞬で僕の話題は終わる。

すぐに最近見たおもしろいドラマや恋バナに話題は移る。僕は不採用になる。

数日後その店に行くと新人のイケメンが働いている。

彼は綺麗な女の子達に優しく仕事を教えてもらっている。


「◯◯くん超ウケる~(笑)」「◯◯くんはどんな女の子がタイプなの?」

「...優しい子がタイプっすね...^^;」

 

うるせーよ

 

 

そんなやりとりを想像すると、仕事に応募するのが怖くなった。

僕は誰にも望まれていない。馬鹿にされるのが怖かった。

若い女性が怖かった。興味を持たれないのがつらかった。

 

おばさんやおばあさんと一緒にいると安心した。

彼女達は「僕がブサイクであること」を気にしていないようだった。

彼女達と一緒にいると「自分がブサイクであることに対する罪悪感や後ろめたさや

恥ずかしさ」を感じずにいられた。

おそらく僕自身がおばさんやおばあさん達を性的な目で見ていなかったからだろう。

だから僕は「彼女達からどう思われてもどうでもよかった」んだと思う。


彼女達と一緒にいると安心した。彼女達からの「評価」に怯える必要がなかったから。


でも若い女性達と同じ空間にいるのはつらかった。

常に「僕の男性性」を評価されている気がした。

 

彼女達のブサイクに対する「残酷なまでの無関心」は

僕の自尊心やプライドをずたずたに切り裂いた。

 

表情筋のトレーニングをしたらイケメンになれるというネットの情報を見て

レーニングをした。もう藁にもすがる思いだった。


イケメンになりたい、ブサイクを抜け出したい、その思いが強すぎたのか、

あまりにもやりすぎて顔に変なアザができた。
それでも僕は顔を変えたかったから、電車の中でもバスの中でも

街を歩きながらでもトレーニングをし続けた。

電車の中でずっと顔を動かしている僕ははたから見たら異常者だったと思う。

数ヶ月やったけど顔は全く変わらなかった。

ただ変なアザが出来て余計顔は醜くなった。

アザのせいでトレーニングをしてることが他人にバレる気がして、

それがすごく恥ずかしかった。

 

自分がブサイクであることに悩みながら、かつ、そのブサイクさを自覚しながら、

なぜか僕は「自分に好意を持ってくれる女性がいる」という幻想を抱き続けていた。

 

当時僕の家の向かいにドラッグストアがあって、僕はよくそこで買い物をしていた。

そこには可愛い店員さんがいた。

僕はなぜか、その店員さんが僕に好意を持っていると思っていた。なぜだろう。

なぜそんなことを思ったんだろう。

彼女は、僕の顔に魅力を感じている、そして僕の内面にも魅力を感じている、

そう思っていた。

 

僕は彼女のレジで買い物をするたびに

「...私...初めて見た時から好きで....あの...迷惑じゃなかったら...付き合ってください...」といつ彼女から言われるんだろうと思っていた。

 

もちろん僕から告白する勇気も無かったし、

こちらから仕事と関係のない質問をするのもセクハラじみていて嫌だった。

僕はあくまで「紳士的な客」という立ち位置を崩したくなかった。

 

でも無愛想な客にはなりたくなくて「感じが良くて紳士的だけど、

でも余計なことを言わない良いお客さん」みたいなポジションでいたかった。

彼女も、僕のそんな控えめな一面も含めて、好意を持ってくれている気がした。

 

結局、当たり前のことだけど、彼女は僕に告白してこなかった。
世間話すら一度もなかった。すべて僕の妄想に過ぎなかった。

 

しかし「告白されなかった」という事実に僕は傷ついていた。


「日常的に何度も接している女性から男性として興味をもたれなかった。

向こうから僕に対する興味が感じられなかった」という事実に傷ついた。

 

その「悲しさ」を誰かにぶつけたり「なんらかの行為」を通して

「社会に復讐する気」はさらさらなかった。

僕は1人で妄想して1人で傷ついていただけだ。自分1人で完結していた。
僕自身の「1人で完結する健全さ」や「暴力性の低さ」を僕は愛していた。

誇りに思っていた。今でも思っている。


「豆乳を飲めば女性ホルモンの影響で綺麗な顔になれる」という

よく分からないネットの情報に踊らされて、豆乳を飲みまくった時期もある。

しばらく続けたが何も変わらなかった。

 

僕はついに歯科矯正を始めた。

ブサイクを抜け出すための最後の手段だった。

僕は医者から「あなたは歯並びが悪すぎて矯正しないと磨けない部分があって、

そこが不衛生になると虫歯になって歯が抜けます。だから矯正したほうがいい」

と言われた。

 

これは「ブサイクを少しでもマシにしたいから矯正したい」と正直に

家族に言えない僕にとって都合が良かった。

自分が顔を気にしていることを周囲に悟られたくなかった。

もちろんバレていただろうけど、それを言葉に出すことはできなかった。

恥ずかしくて言えなかったし、家族間でも

「容姿の話」はしてはいけないような気がした。

 

「矯正しないと不衛生で虫歯になって歯が抜けちゃうからそれを防ぐため」という

表向きの理由をつくることで、なんとか矯正を始める口実ができた。

 

 

僕は歯並びがめちゃくちゃ悪かった。今も悪いけど。

歯並びが悪いまま街を歩くのは恥ずかしかった。

「あなたはその汚い歯並びで平気で街を歩ける側の人間なんですね」と

言われている気がした。

僕は自分がブサイクであることで女性、男性、社会から見下されているのが

納得できなかった。

顔が醜いとそれだけで馬鹿にされる。見下される。


話す前から「恋愛対象外」「あなたに興味ないです」って

目で見られるのが苦しかった。
街ですれ違った女性から二度見されないのが悔しかった。

 

矯正器具をつけるのは恥ずかしかった。
「歯並び気にしてるんだ...」って周囲から思われるのがつらかった。

 

「矯正してるんですね~」って言われるたびに
「僕歯並びが悪すぎて、矯正しないと歯が磨けない場所があって...

せざるを得なかったんですよね...めんどくさいっす>_<」みたいな言い訳をした。

本当の理由をごまかすのに必死だった。全部バレてたと思うけど。

 

矯正しても顔は何も変わらなかった。

もう一度言う。

矯正しても顔は何も変わらなかった。僕の場合は。

数年という時間と200万くらいの費用がかかったと思う。

でもびっくりするくらい何も変わらなかった。

歯並びは多少綺麗になった。それに関しては満足してる。

結局僕は矯正をしても表情筋トレーニングをしても

豆乳を飲んでも何も変わらなかった。ブサイクのままだった。

 

月日が流れて今僕は30歳。

顔のことで悩む回数は減った。

今も僕はブサイクのままだ。というか年齢を重ねるにつれ、
ブサイクさは増しているようにすら思える。


先日親戚の幼稚園児と久し振りに会った時
「なんでそんなに目が小さいの^ ^?」と言われた。
彼に悪気が全く無かったのがつらかった。彼は僕を攻撃しているわけではなかった。

彼は単純に「僕の目が他人と比べて著しく小さいことが不思議に思えただけ」だった。

 

僕は少しショックを受けた。「最近顔が少しマシになってきた」と思っていた

矢先の出来事だったから。
この場に僕ら2人しかいないことがせめてもの救いだった。

もしこれをほかの大人に聞かれていたらかなり気まずい空気が流れていただろうから。

 

僕は「...ちょ...(苦笑)」と苦笑いして、しばらく考えてから

「...そうだね...なんでなんだろうね...」と答えた。

彼は、僕の答えに興味が無かったらしく、僕の答えを無視して、

仮面ライダーの話を始めた。


 

話を元に戻そう。僕はなぜ自分のブサイクさをたいして気にしなくなったのか。

なぜ顔で悩むことがなくなったのか?なぜスマフォで自撮りをしまくって

それを見て喜んだり苦しんだり...そういったことをしなくなったのか?

 

理由はいくつかあると思うけど、単純に言うと「自分のブサイクさに慣れて、

自分の顔にそこそこ愛着が出てきたから」だと思う。

 

30年間自分の顔を毎日鏡で見て、他撮り写真で客観的な自分の顔のレベルを

思い知らされて、ショックを受けたり苦しんでるうちに

「まぁ...顔について悩んでても仕方ないよな...もう改善の仕様がないもんな...」と

「諦め」に似た感情が湧いてきた。

 

このブサイクで滑稽な顔も僕の性格に似ていて、悪くないじゃないか。

そう思えてきた。

その諦めはネガティブなものではなく、どちらかというと前向きというか

「もう考えたって仕方ないし...顔を悩むよりももっと生産的なことに

時間を使って前向きに生きたほうがいいな...」と思えるようになってきたのだ。

 

ずっとネガティブに生きるのはしんどい。疲れる。めんどくさい。
だから人は少しづつ前向きになっていく。

ネガティブに疲れてポジティブになっていく...

 

さて本題(?)に戻ろう。

僕は「ブサイクやブスの苦しみを文章にしたい」と思っていた。

 

ブサイクやブスと話して苦しみや地獄を共有、共感したかった。

 

今まで僕は僕なりにいろんな本や映画やテレビを見てきたけど「顔が醜い苦しみ」に

正面から向き合った作品と出会ったことがなかった。

 

どれも「ブサイクだけどポジティブに生きよう」とか「顔なんて関係ない。

大事なのは中身」とか「ブスなのはあなたの性格に原因がある」

「ブスなのはあなたの努力が足らないだけ」とか

「ブサイクであることでいろんなことに気づけた。ブサイクで生まれて良かった」

とか...

そんな話はどうでもよかった。

 


僕は具体的な「苦しみ」に焦点を当てたかった。
ブスやブサイクであることで具体的に何がつらかったのか。

なぜ死にたいと思ったのか、周りに何を言われたのか、今何を考えているのか。

僕はそこに焦点を当てたかった。人間の苦しみ、人生の理不尽さ、
それが知りたくてたまらなかった。

 

なぜその理不尽さに誰も興味を持たないのか、それが不思議で仕方なかった。

 

僕はツイッターで「ブスやブサイクの苦しみを文章にしたいです。

どなたか話を聞かせてくれませんか?」と募集した。

 

1人の女の子がメールをくれた。

そこには「インタビューしてほしいです」と一言だけ書かれていた。

それが20歳の女の子で大学生のZさんだった。

 

以前から彼女は何度か僕にメールをくれていた。

1番最初のメールは半年ほど前だ。


突然「中村さんは整形している女と恋愛できますか?」
というメールをくれた。

 

僕は正直に
「全然できますね。むしろ整形してらっしゃる人は好きです。自分の顔に

コンプレックスを感じて、お金を用意して、失敗するリスクも

痛みもある手術を受けるってすごく勇気がいることだと思うんで、

むしろ尊敬してます」と返した。

「私もです」という返事が来た。

そういって彼女は一通の写真を送ってくれた。
それは彼女の目元だけのアップの写真だった。

Zさん「私...目の整形をしたんです...」

綺麗な目だった。

ただ本当に目しか見えないアップだったので顔は全くわからなかった。

 

僕はブスブサイクの苦しみを文章にしたかった。

でもそれ以上に若い女の子と話せるのがすごく楽しみだった。

 

僕「ちなみに...なんで整形をされようと思ったんですか?」

 

Zさん「醜形恐怖症になって外に出れなくなったからです...」

 

いい話が聞けそうな気がした。

 

彼女は今まで整形に100万以上かけてきた。
そして、これからも整形を続けるつもりらしい。

僕は「ブスで生まれた苦しみとか過去の恋愛についても話を聞きたいです」と言った。
そして、これは完全に個人的な趣味だが、

僕は女の子の首の匂いを嗅ぐのが大好きなので「話を聞かせて頂いた後

首の匂いを嗅ぎたいんですが大丈夫ですか(笑)?」と確認した。

「全然大丈夫ですけど良い匂いはしませんよ(笑)」と返ってきた。

 

そして「下ネタとか性的な質問もするかもしれません。

嫌だったら全然答えなくて大丈夫なので^^;」と伝えた。


彼女からは「下ネタは全然大丈夫です^ ^」と返ってきた。

 

僕は彼女と話をした後セックス出来たらいいな...と思っていた。

もし彼女がセックスをしたくないということであれば、

もちろんそれはそれでよかった。話を聞かせて頂いて、

その後匂いを嗅がせてもらったら大満足だった。

 

僕は個室の居酒屋を予約した。

 

2、3週間前の出来事なので忘れている会話や感情も多々あると思う。
でもなるべく正確に書きたいと思う。

 

 

ほとんど来たことがない街だった。


僕はこの街が好きではない。「汚い街」だと思う。犯罪率が高い気がする。

民度が低い気がする。僕の思い込みかもしれないし、

そんなこと言えるほどおまえはちゃんとした人間なのか、

と言われたら何も言い返せないが...

 

僕は残業で待ち合わせ時間に遅れそうになった。

僕『今仕事終わりました。。すいません!!
高速で◯◯に向かいます!!』

 

Zさん『お疲れ様です!
私もまだ着いてないのでゆっくりで大丈夫ですよ^ ^』

 

僕は時間ギリギリに待ち合わせ場所についた。

僕「着きました!」

Zさん「迷いました!笑  少し待っててください!」

 

その居酒屋はたしかに分かりにくい場所だった。
僕も何度も地図アプリを見て、ようやく分かった場所だった。

僕「全然大丈夫です(笑)
たしかにわかりにくい場所ですよね。。」

結果的に僕の方が先に待ち合わせ場所に着いたが、ここで彼女を待つのは怖かった。

遠くから彼女に見られて「うわ...あいつが中村か...キモ...」と思われるのが怖かった。

見られたくなかった。笑われたくなかった。発見されたくなかった。

評価されたくなかった。僕が見る側、見つける側、発見する側になりたかった。

僕は待ち合わせ場所から少し離れたコンビニに入って時間をつぶした。

彼女からメールがきた。

 

Zさん「もう居酒屋の中にいますか?」

僕「今外にいます(笑)すぐ行きます!」

Zさん「お店の入り口にいます!」

居酒屋はビルの4階にあった。

 

店の入り口に彼女がいると思うと、急に怖くなった。
怖くてたまらない。とても緊張した。

 

なぜか分からないけど僕はエレベーターを使わず階段を使った。

「これから女の子と会う」という心の準備ができていなかった。
「これから女の子と会う」という事実を自分の身体全体で受け止めてからでないと

怖くて会えなかった。そしてそれを受け止めるにはエレベーターは

速すぎて時間が足らないような気がした。
なによりも自分の身体を動かさないと、その恐怖を受け止められない気がした。
恐れながら、でもどこかでその恐怖を楽しんでいる自分を感じながら

僕は階段を上った。

 


こんなことを書いてるけど実際はエレベーターを使ったのかもしれない。

記憶が曖昧だ。
でも僕はたしか「階段を使った」ような気がする。
上記の理由で階段を使った...ような気がしている...

人間の記憶は本当にあやふやだ。

 

居酒屋の前に彼女が立っていると思うと、

急に「彼女」という存在が現実味を帯びて感じられた。

1人の女性が僕を待っているのだ。

そう思うと、とてつもなく怖かった。

でも同時に「1人の若い女性が僕に興味を持ってくれていて、

その子とゆっくり話せて、しかもその後匂いまで嗅げる...」と思うと

本当に嬉しくてたまらなかった。

 

僕「了解です^ ^  緊張して死にそうです。。」

Zさん「私もです。゜(゜´ω`゜)゜。」

僕は4階に到着した。

 

僕が階段で4階に着くと同時にエレベーターが開いた。

若いカップルがエレベーターから降りて居酒屋の入り口に向かった。

僕は彼らをなんとなく目で追った。

 

居酒屋の前に1人の女の子が立っていた。怖い。絶対あの子だ。怖い。

僕は彼女と目を合わすことができなかった。怖すぎた。

怖くて彼女の顔を一切見ることができなかった。

 

なにがそんなに怖かったんだろう?

 

僕は他人のふりをして彼女の前を通り過ぎようとした。彼女は明らかに僕を見ている。

視線を感じた。絶対この子だ。絶対にこの子だ。

そもそも居酒屋の入り口にはこの子1人しかいないんだからこの子でないはずがない。


僕は勇気を出して彼女の顔を見た。

 

 

僕が最も恐れていたことが起きた。
あるいは最も望んでいたことが。


めちゃくちゃ可愛い子だった。

 

は?って思った。


は?


信じられない。可愛すぎる。

なんなんだろうと思った。茶番だ。茶番。


「ブス過ぎて死にたい」とか「ブスだから鬱」と

いうつぶやきは一体なんだったんだろう?

可愛すぎる。


フジテレビの某アナウンサーに似ていた。
そして美人すぎる◯◯として有名な女性にも似ていた。

 

可愛い女の子に「ブスで生まれた苦しみ」を聞いて一体なんになるんだろう?

 

でももちろん怒りなんて全く無かった。

むしろこんなに可愛い女の子が僕に興味を示してくれたことが嬉しかったし、

これから話が出来て匂いまで嗅げると思うと、ただただ幸せでしかなかった。

 

僕「...え...Zさんですか...?」

 

Zさん「はい(笑)」

 

僕「...え...(笑)...あの...むちゃくちゃ可愛いじゃないですか(笑)
...え...どういうことですか(笑)?...

一連の「ブスで鬱」系のつぶやきは全部嘘だったんですね...(笑)」

 

Zさん「う...嘘じゃないですよ(笑)!私めっちゃブスですし(笑)
整形して少しマシになりましたけど前は本当にひどかったし>_<」

 

僕「いや...ほんとにタチ悪いですよ...(笑)...

でもこんな可愛い子に会えてめっちゃ嬉しいですけど...^ ^」

 

Zさん「(笑)」

 

僕らは店に入った。

 

僕「予約している中村です...」

 

店員さん「ご来店ありがとうございます。

ではお靴を脱いであちらの靴箱にお入れください^ ^」

 

僕らは靴を脱いで靴箱に向かった。

 

靴箱は木の板を抜くと鍵がかかる仕組みになっていた。
僕は普通に靴をしまった。

 

Zさん「...私...こういうの全くわからないんですよね(笑)...え...

これどうやって開けるんですか(笑)?」

 

僕「これは...たぶん...普通にこうすれば...開くと思います...^ ^」
そう言って僕は靴箱を開けてあげた。

 

Zさん「ありがとうございます(笑)私こういうのほんとに苦手で>_<」

 

僕「全然大丈夫ですよ(笑)」

 

店員さん「お席はこちらですね^ ^」

 

店員さんが案内してくれた席を見てビックリした。

めっちゃ個室だった。

いつもこういう話をする時は個室の居酒屋を予約するんだけど

こんな個室は初めてだった。引き戸までついていて、完全な個室だった。

 

そして店員さんも親切で礼儀正しかった。

 

僕らは向かい合って座った。

正直最初に何を話したのかあまり覚えてない...なんとか記憶を辿って書いてみます...

 

 

僕「めっちゃ綺麗ですね...本当にびっくりしました...」

 

Zさん「いえいえ...全然ブスです...整形して少しマシになりましたけど
...っていうか中村さんに整形前の写真見せましたっけ?本当にブスなんで...」

 

僕「まだ見せて頂いたことないです...見せてもらってもいいですか...?」

 

Zさん「見せますね...本当にやばいですよ(笑)」と言って

彼女はケータイで写真を探し始めた。

 

僕「ちなみに...Zさんっておいくつでしたっけ...?」

 

Zさん「20です^ ^」

 

彼女は大学2年生だった。本当は彼女が大学でどういう勉強をしているか

詳しく書きたいところではあるが、結構特殊な学部なので、

彼女の個人情報を守るためにも書かないでおく...

 

 

Zさん「これです...やばくないですか(笑)?」

 

彼女はスマホの画面を僕に見せてくれた。

正直普通に可愛かった。

 

僕「え...普通に可愛くない...(笑)?」

 

Zさん「え(笑)?可愛くないですよ...じゃあ...これはどうですか?」

別の写真も見せてくれた。

 

僕「いや...たしかに今とは変わってるけど...でも十分可愛いよ...」

 

Zさん「え(笑)...本当ですか?...」

 

 

...ん?

 

...え...?...

 

一瞬頭が真っ白になった。
もう既に話すことがなくなったことに気づいた。会って10分で。

こんなに可愛くて整形前も可愛かった子と一体何を話せばいいんだろう...

今日は「異性から見向きもされない苦しみ」や「醜い顔で生まれた理不尽」に

ついて話したかったんだけど...

 

僕「っていうか...    Zさん...今日僕...ブスブサイクで生まれた苦しみについて

話すつもりで来たんですけど...(笑)
もう既に話題が無いんですけど...(笑)Zさんマジでめっちゃ綺麗だし...」

 

Zさん「いや...(笑)それ本気で言ってます(笑)?本当ですか?」

 

僕「嘘なんかつかないです...(笑)マジで可愛いです。っていうか誰が見ても

普通に可愛いと思います。客観的に可愛いです」

 

僕「っていうかあの...美人すぎる◯◯のあの女性にめっちゃ似てる...名前忘れた...ちょっとググりますね...」

 

Zさん「え...誰だろ...」

 

僕「あ...この人です。うわ...めっちゃ似てる...めっちゃ似てません?」

僕は自分のスマホを彼女に渡した。

 

Zさん「え...似てますか?...自分ではわかんない^^;」

 

僕「いや...めっちゃ似てますよ...まじで可愛いです。やばいです」

 

僕「っていうかフジテレビのあのアナウンサーにもめっちゃ似てる...

名前がわかんない...」
僕は再度ググった。

 

僕「あ...この人です...めっちゃ似てません?...ってかこの子よりむしろ可愛いか...」

 

Zさん「それはないですよ~^^;」

 

僕「っていうか...その顔でブスを名乗るのはよくないですよ...(笑)

ブスを名乗る資格ないです。 あの一連のつぶやきも全部キャラというか

ネタだったんですね(笑)」

 

Zさん「いやいや...(笑)私小学校の頃から顔のせいでいじめられてきて...

◯◯◯◯ってずっと呼ばれてたんです...」

 

僕「それって小学校でよくありがちな、男子が可愛い子にあえて暴言を吐いて

気を引こうとする...みたいなやつじゃないですか?」

 

Zさん「違います。中学の時もそうでしたし高校の時も

容姿のことで散々馬鹿にされて...」

 

僕「まじですか...?」

正直この顔が原因でいじめられるとは思えなかった。

 

僕「ごめんなさい...ぶっちゃけ...    顔じゃなくて...

別に原因があるんじゃないですか(笑)?いじられやすい性格だったとか...」

 

Zさん「それはあるかもしれないですね...(笑)高校の時あまりに友達から

ブスって言われて...もう言われすぎて...外に出るのが怖くなっちゃって...

学校に行けなくなって中退しました...」

彼女は1年生で高校を中退した。

 

そして彼女は整形を決意する。

 

Zさん「もう自分の顔が嫌すぎて...日本の有名な整形外科に全部行って

カウンセリングを受けました」

 

僕「そうなんですね...なるほど...それは1番良い先生というか

信頼できる先生を探すため?」

 

Zさん「そうですね...やっぱり誠実なところもあれば売上優先の所もあって...

その見極めとかですかね...」

 

Zさん「当時16とかでお金も無かったんで、親に全額出してもらいました。

100万くらいかかりましたね」

 

僕「目をされたんでしたよね?」

 

Zさん「はい。 目を二重にしました」

 

僕「なるほど...でもここまで綺麗になれたんだから整形して大正解でしたね...」

 

Zさん「そうですね...してよかったです。これからもしますけど(笑)」

 

僕「今めっちゃ綺麗なのにこれ以上どこをするんですか?」

 

Zさん「◯◯ですね^ ^」

 

僕「え...そこめっちゃ綺麗じゃないですか(笑)なんでそこを直したいんですか?」

 

Zさん「気になるんですよね...(笑)」

Zさん「たぶん100万くらいかかるんで働いてお金をしっかり貯めなきゃですね...」

 

僕「それだけ綺麗だとめっちゃナンパされません?」

 

Zさん「何度かされましたね...」

 

僕「街とかで男からめっちゃ見られません?」

 

Zさん「見られます(笑)めちゃくちゃガン見されるようになりました(笑)」

 

僕「綺麗になれて人から見られるようになって、そういうのは嬉しいですか?

それともキモい?」

 

Zさん「怖いですね...」

 

僕「怖い?」

 

Zさん「やっぱり顔にコンプレックスがあるんで......

ブスだと思われて見られてるんじゃないか...とか思ってそれが怖いですね...」

 

僕「なるほど...」

 

彼女は大検に合格して大学に入学した。

 

僕「ちなみに...今後何か夢とかはおありなんですか?」

 

Zさん「いや...整形のことしか考えてないですね...整形して綺麗になりたいですね...

整形し尽くしても綺麗になれなかったらつらいですけど(笑)...」

 

Zさん「私...母親が厳しくて...子供の頃から『あんた本当にブスね』とか

『近所に恥ずかしいからその顔で外に出ないで』とか

日常的に言われて育ったんです...」

 

僕「え...?まじですか?...え...失礼ですけど...お母さん...やばくないですか...?」

 

Zさん「結構やばいと思います(笑)『外に出る時は必ずメイクして』とか

ずっと言われて来たんで...

それで顔に対する恐怖が子供の頃からあるんだと思います...」

 

正直僕は娘にそんなことを言う母親がこの世に存在するとは思えなかった。

信じられなかった。でも彼女は嘘をつくような人ではないから本当のことなんだろう。そんなこと言われて育ったら頭がおかしくなると思った。

 

Zさん「私の両親すごく仲が悪くて...

もう何年も両親が会話してるのを見たことないです...」

 

僕「え...そうなんだ...じゃあ...めっちゃ家の居心地悪くないですか?」

 

Zさん「悪いです(笑)はやく大学卒業して一人暮らししたいです」

 

僕は彼女の「私はブス発言」は「ちょっとしたギャグ」かと思っていたが

そうではなく、お母様の影響による本心の発言なんだと思った。

 

僕「話題は変わるんですけど...今彼氏さんとかはいらっしゃるんですか?」

 

Zさん「いないです...(笑)先月別れました(笑)」

 

僕「え...(笑)最近...(笑)」

 

Zさん「まだ傷が癒えてないです(笑)」

 

僕「ですよね(笑)...ちなみになんで別れたんですか?」

 

Zさん「彼は結婚願望があって...「結婚とか興味ある?」って彼から聞かれて...

私はまだ結婚に興味が無かったんで...正直に「興味ない...」って言ったら

「じゃあ別れよ...」って言われて...」

 

僕「え!?まじですか...」

 

Zさん「そうですね....私は別れたくなかったんで...好きだったんで...何度も

「別れたくない(>_<)」って言ったんですけど...彼氏が「もういい...」って...」

 

悔しかった。こんな可愛い子に好かれる男性が憎かった。

ただ、こんなに可愛くて性格も良い子が1人の男性に依存する姿が想像できなかった。

この子は「男から関心を持たれる側」の人間であって、フラれた後に

「別れたくない(>_<)よりを戻そう>_<」と男に懇願する側の人間には

どうしても見えなかった。


僕の知らない彼女を知ってる元彼が憎かった。
そして、こんな可愛い子に「別れたくない」とまで言われたのに

別れる男性って一体どんな人なんだろう?と思った。

うらやましかった。そして、Zさんは僕に対して

絶対そんな「弱い一面」は見せてくれないだろうと思った。
彼と僕の違い、差はなんなんだろう?

 

僕「Zさん...全然人に依存するタイプには見えないのに.....Zさんから

「別れたくない」って言ったんですね...めっちゃ意外...

フラれるタイプには全く見えない...」

 

Zさん「私めっちゃ依存しますよ...(笑)めっちゃ引きずりました...

学校行っててもずっとそのこと考えてました(笑)」

 

僕「...まぁ...そうなりますよね...ちなみに彼氏とはどこで出会ったんでしたっけ?」

 

Zさん「バイト先の先輩ですね^ ^」

 

僕「なるほど...ちなみにその人が初めての彼氏ですか?」

 

Zさん「2人目ですね^ ^」

 

僕「へ~ 初めての彼氏はいつだったんですか?」

 

Zさん「...中学生の時ですね...(笑)」

 

僕「早...(笑)...えっと...(笑) 中学時代はブスでいじめられてたんですよね...?」

 

Zさん「そうです(笑)いじめられてました^_^;」

 

僕「なるほど...ちなみにどういう経緯で付き合ったんですか?」

Zさん「.........告白されて...^^;」

僕「...あの...死んでもらっても大丈夫ですか(笑)?」

 

Zさん「(笑)」

 

僕「ちなみに...最近別れた彼氏の話に戻るんですけど....彼氏とは会話が無くても

気まずくないというか...良い意味で気を使わない関係だったんですか?」

 

Zさん「そうですね...会話が無くても全然平気でしたね...」

 

僕「よく会ってたんですか?」

 

Zさん「かなり会ってましたね^ ^」

 

僕「僕女の子と付き合ったことないんで彼氏彼女の関係がよくわからないんですけど、そんなに会ってもすること無くないですか?会って何してたんですか?」

 

Zさん「一緒にTVゲームしたりとか............あと......私......セックスが.........めっちゃ好きなんですよ...(笑)」

 

僕「...え(笑)...?」

 

Zさん「...はい...(笑)...だから生理の日以外はほぼずっと

会ってしてましたね...(笑)」

 

僕「え(笑)...やば(笑)...」

 

恥じらいながら「セックスが好き...」と言う彼女は本当に可愛かった。

 

ん?

 

え?

 

私...セックスがめっちゃ...好きなんですよ......?

 

え...それは...「中村さんとセックスしてもいいですよ^ ^」ってことなのか...?

 

むしろ...僕とセックスがしたい......ってこと...?


僕はセックスしたかったけど自分から言うのは怖かった。怖すぎた。
「あの...ごめん...本当に申し訳ないんだけど...この後ホテル行ってもいいですか...?」

とか「ごめん...朝まで一緒にいたい...」とか本当は言いたかった。


でも拒絶されるのが怖すぎた。

「キモ...そんなつもり全くねえから...まじでキモいわ...」って思われるのが怖かった。


自分だけがセックスを考えていて、彼女はセックスのことを一ミリも考えていない、

その差を現実で見せられるのが怖すぎた。

 

彼女から誘ってくれたらいいな...そんなことを考えていた。

 

僕「じゃあ初体験はその元彼?」

 

Zさん「ですね。だから経験したのは元彼1人だけです」

 

僕「そうなんですね...ちなみに...1人でされることって...よくあります?」

 

Zさん「...(笑)...いやほとんどしないですね...今まで1、2回ですね...」

 

僕「ちなみに...どういう時にするんですか?

1人でベットにいる時とか?なんとなくムラムラした時に...みたいな?」

 

Zさん「ですかね...っていうかほとんどしないんでよく分かんないです(笑)」

 

 

Zさん「っていうか中村さんも...ブログと全然印象違いました^ ^
全然ブサイクじゃないじゃないですか(笑)
むしろちょっとカッコよくないですか(笑)?◯◯に似てません?」

 

僕は嬉しいような恥ずかしいような気持ちになった。

もちろんお世辞であることは僕が一番わかっていた。


僕の容姿に関する話は早く終わらせたかった。
自分の顔について喋りたく無かったし言及されるのもしんどかった。

恥ずかしかったし、めんどくさかったし、どうリアクションしていいか

分からなかったし、戸惑っている僕を誰かに観察されているようで、

あまり気持ち良いことではなかった。

 

僕「はいはいはいはい...ブサイクだから。似てないから(笑)

全く似てないから...そういうディスはやめて(笑)」

 

Zさん「ディスってないですよ(笑)」

 

僕らは既に3時間くらい話し続けていた。

彼女は実家暮らしだ。

 

僕「あっ...ていうかごめん...長時間付き合ってもらってごめんね...今日はありがとう。めっちゃ楽しかった。遅くなるとお母さんに怒られるよね。ごめん>_<」

 

僕は本当は彼女と泊まりたかった。セックスをしたかった。朝まで一緒にいたかった。だけど自分から誘って「キモ...勘違い男痛...結局コイツ最初から

セックスのことしか考えてなかったのね...キモ...」って思われるのが怖かった。

 

そんなことを思われるくらいなら誘わずに、

彼女の匂いをかぐことが出来れば十分大満足だった。

 

Zさん「大丈夫です^ ^母親は厳しいんですけど門限に関しては全然ゆるいので(笑)

朝帰っても何も言われません^ ^」

 

僕「...そうなんだ...へぇ~...」

 

ん?

 

ん?

 

朝?

 

朝帰っても......何も言われない...?

 

ん?

 

それは...「今日は泊まっても大丈夫です^ ^」...ということなのか?


朝まで一緒にいたい...セックスしてもいい...むしろしたい...ということなのか?

 

わからない...そうとしか考えられない気もするし
全て僕の勘違いなような気もする...

 

Zさん「トイレ行ってきますね^ ^」

 

僕「はい^ ^」

 

僕は女性と2人でご飯を食べている時女性がトイレに行くと、

いつも「トイレで何をしているんだろう?」と思う。

 

女性は本当に美しくて綺麗で怖い生き物だと思う。
女性が何を考えているのか僕には全く分からない。

 

僕は彼女がトイレに行っている間に会計を済ませた。会計中に彼女が戻ってくると

気まずいので、さっさと店員を呼んで「お会計お願いします^ ^」と伝えた。

店員さんはわりと早く来てくれた。会計は思っていたより安かった。
支払いが終わって店員が部屋を出た。よかった。

彼女が戻って来る前に会計を終わらせられた。

 

彼女が戻ってきた。

目の前にいるこんなに可愛い女の子の首の匂いを嗅げると思うと本当に興奮した。

嬉しすぎた。

 

僕「僕もトイレに行ってきますね...あと...トイレから戻ってきたら...

本当に申し訳ないんですけど...例の...匂いを嗅がせて頂いてもいいですか...?」

 

Zさん「...大丈夫ですよ(笑)...」

 

僕「ありがとう...」

 

僕はトイレに行った。おしっこをした後鏡を見る。

 

相変わらずブサイクな顔だ。でも仕方ない。

これが僕なんだ。これが僕...これが僕なんだ...

僕は自分のブサイクさに少し愛着すら持てるようになっていた。

そんな自己愛を感じつつ僕はトイレを出た。

 

部屋に戻った。

 

僕「ごめんね...」
自分の席ではなく彼女の隣に座る。

 

僕「ごめん...首の匂い...嗅ぐね...?」

 

Zさん「はい...絶対良い匂いしないですよ...(笑)」

 

なんでこんな可愛い女の子の首の匂いを合法的に嗅げるのか僕にもよくわからない。

 

この瞬間が1番興奮する。女性の首の匂いを嗅ぐ瞬間。
「嗅いでもいい」という同意が得られて、目の前にその女性がいる瞬間。

今までの人生において、僕という人間に全く興味を示さなかった「綺麗な女性」

という存在が僕に少し心を開いてくれて「匂いを嗅ぐ」という気持ち悪い行為を

許してくれた瞬間。

 

女性は絶対に服を着ていなければならない。服は社会的記号だ。

僕を馬鹿にして、僕に全く興味を示さなかった「若い女性」という生き物。
彼女たちと僕の間には普段は境界線が引かれている。

僕はそこを越えることが出来ない。住む世界が違うから。

でもごく稀になぜかその境界線を「越えてもいい」と許可される時があって、

今がその時だ。普段は許されないこと、してはいけないことを

今はしてもいいという、ルールからの逸脱に対する興奮。


優しくて怖くて...少し暴力的で...でも...とても気持ちいい。

 

僕は彼女の隣に座った。彼女の首の匂いを嗅ぐ。

 

最高の香りだった。香水なのかヘアスプレーなのかボディソープなのか

元々の匂いなのか、全く分からないけど、本当に良い匂いだった。

そしてほんの少し汗の匂いが混じっていてエロいの一言に尽きた。

 

僕「やば...ちょっと...ごめん...めっちゃ...良い匂い...やばい...」

 

Zさん「ほんとですか(笑)?」

 

僕「やば......ごめん...最高すぎる...」

 

僕「やば...ごめん...髪の匂いも嗅いでいい?」

 

Zさん「いいですよ^ ^」

彼女の黒髪に鼻をうずめる。これ以上の幸せが人生にどれだけあるだろう?

 

僕「ごめん...手つないでもいい...?」

 

Zさん「いいですよ^ ^」

 

手を繋いだ。僕は女性と手を繋ぐのが大好きだ。
街中で手を繋ぐのは嫌い。恥ずかしい。
何が楽しいのか全くわからない。

 

誰にも見られていないところでこっそり手を繋ぐのが本当に大好き。

彼女の手は柔らかかった。

 

僕「なんかごめん...甘えてばっかでごめんね...後ろから抱きしめてもいい...?」

 

Zさん「うん^ ^」

彼女を後ろから抱きしめた。

彼女の首の匂いを嗅ぎながら両手で彼女を抱きしめた。
幸せすぎた。

 

僕「ごめん...幸せすぎて...しばらく無言でこうしててもいい?」

 

Zさん「いいですよ(笑)」

 

どれくらいそうしていただろう。

 

彼女の胸を揉みたいと思った。

 

僕「ごめんね...胸触ってもいい...?」

 

Zさん「いいですよ^ ^」

 
彼女の胸を触った。たしか左手で。優しく揉んだ。

 

僕「...あぁ...やわらか......やば...」

彼女の綺麗な脚が見えた。

 

僕「これって...下が空いてるズボン...?」

語彙力...

 

Zさん「...普通に...スカートです^^;」

 

僕「ごめん...触るね...」

 

普段なら絶対触ってはいけない場所...してはいけないことをしてもいいという興奮。

僕は彼女の白くて綺麗で細い、でもやわらかそうな太ももを触った。

 

内ももを触る。

 

僕「やば......」

 

僕「ごめんね...中に手いれてもいい...?」

 

Zさん「うん(笑)」

 

僕は彼女のスカートの中に手をいれた。彼女のうち太ももを触る。


本当にやわらかい。

 

「服」という社会的記号、そして「ご飯屋さんの店内」という日常の中で

こういう行為をすることに興奮が生まれるんだと思う。

 

パンツの上から彼女の性器を触る。左手で優しく触る。


彼女の性器の感触があった。温かくて柔らかい。

 

この個室は扉以外は全てが窓になっていた。窓の外には美しい夜景が広がっていた。

彼女の性器をパンツの上から触っている僕に突然美しい夜景が飛び込んできた。

 

夜の街を歩く無数の人々が僕の視界に入った。

 

その瞬間なぜか我に返った。
僕は部屋の天井を見渡した。

 

僕「っていうか...ごめん...こういう居酒屋ってカメラとかついてるのかな...?」

 

もしカメラがあったとしたら、居酒屋の個室でこういう行為をするのはいささか問題があるんじゃないかと思った。僕は自分の行為が見られることより、

こういうことをされている彼女をカメラで居酒屋の店員さんが見て

楽しんでいるのではないか、そんな妄想が一瞬で広がって、あせりと、

それを見ている居酒屋の店員さんに対する嫌悪感、

気持ち悪さを感じた。実際にカメラがあったのかどうかは全く分からない。

 

Zさんは「無いと思いますけど...でもヤバイですね^^;やめましょう^^;」と言って

脚を閉じた。

 

僕は「ごめんね...」と言った。

僕は最後にもう一度彼女の首の匂いを嗅ぎながらこう言った。

 

僕「ありがとう。今日は本当に楽しかったです。本当にありがとう。

わがままばっか言ってごめんね^ ^ありがと..」

 

正確に言うと、こう僕が言ったのか、それとも言おうとして

言わずに終わってしまったのかよく覚えていない。

 

次の彼女の一言にインパクトがありすぎて記憶が結構飛んでしまっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

Zさん「...ホテル行きます...(笑)?」


一瞬凄まじい沈黙が流れた。

一瞬とてつもなく気まずかった。

なぜか即答できなかった。僕が最も望んでいた言葉のはずだった。

僕は彼女の首の匂いを嗅いでいたので、彼女の表情は見えなかった。

どんな表情で彼女がこの言葉を発したのか僕には分からない。


僕が最も望んでいた言葉。
そして最も恐れていた言葉だ。

 

僕はビックリしすぎて一瞬言葉が出なかった。

僕が最も言いたくて言えなかった言葉。

僕はなんて返したんだろう。数日前まで覚えていた気がするんだけど

今では思い出せない。その時どんな感情だったかもあまり思い出せない。

でもたぶん僕は「...いいんですか...?ごめん...ありがとう...甘えてばっかでごめん...」

そんなことを言ったと思う。

 

僕「泊まります...?今から行くともう終電無くないですか...?」

僕は泊まりたかった。まだ彼女とたくさん話したかったし、

彼女と朝までゆっくりしたかった。彼女の存在を朝までしっかりと感じていたかった。

 

Zさん「...たぶん急げば...終電乗れますね...」

 

彼女が泊まることに対して微妙な反応を示したので僕は
「了解です^ ^じゃあその時に適当に決めますか^ ^」と言った。

 

Zさんは「そうですね^ ^」と答えた。

僕らは居酒屋を出た。

 

少し話を変える。

僕は以前書いた通り肉体労働系の職場で働いている。だから女の子と接する機会は

ほとんどない。だけどたまに事務の女の子と話す機会がある。

 

その子はいつもマスクをつけている。僕は今の職場で働いて1年以上経つが

その子がマスクを外すのをつい最近まで見たことが無かった。
その子の目しか見たことがなかった。彼女はどんな時でもマスクを外さない。

彼女が飲み物を飲む姿すら見たことがなかった。

 

彼女はとても可愛かった。もちろん目しか見たことはなかったが。
目がとても綺麗でアイドルのようだった。

 

数日前、僕が仕事を終えタイムカードを押すために事務所に戻ると彼女がいた。

いや正確に言うと、お茶を飲んでいる女性がいた。
女性は慌ててマスクをつけた。

 

彼女だった。びっくりした。目から下は想像と全く違っていた。

本当に失礼で申し訳ないが「おばさん」だった。
マスクをつけて目だけしか見えていない時の彼女は20歳前後に見えた。

しかしマスクをとると30代に見えた。

 

ビックリすると同時に苦しくなった。彼女の心の傷が伝わって来た。
彼女は生まれてから今まで何度鏡を見たんだろう。
何度鏡を見て、何度自分の顔に嫌悪感を抱いたんだろう?

そして目だけがとても可愛いことがさらに僕を苦しくさせた。

彼女は理不尽を感じただろう。

「目は可愛いのになんで鼻や口がブスなんだろう?」と。

その痛みが伝わってきて苦しくなった。

 

以前職場の飲み会で彼女の話題になったことがある。

「事務の女の子の中で誰が可愛い?」という話題になったのだ。

僕は正直この手の話題があまり好きではない。

子供の頃からこの手の話題が苦手だった。

 

男性が主体となって上から目線で女性を選んでいる感じが

どうしても好きになれなかった。

「おまえは何様なんだ」と思った。
「おまえに女性を選んだり偉そうに判断する権利があるのか?」
「それはみんなの前で口に出すことじゃなくて

個々が勝手に心の中で思えばいい」そう思った。

 

女性が「こっちから願い下げだ」と断りたいような男に限って、

この手の話を大声でする傾向がある...と思う。

僕は居心地の悪さを感じながらも無愛想に聞いていると感じが悪いので

適当に相槌を打ちながら聞いていた。

 

彼女の名前が出た。

「いつもマスクしてるあの女の子可愛くね?」

「たしかに可愛いですね~」

誰かが「マスクをとっても可愛いんですかね~?」と聞いた。

一瞬奇妙な沈黙が流れた後「可愛いよ^ ^普通に可愛い^ ^」と中年の男性が言った。

僕はそれを普通に信じた。

 

その後「マスクをとった所をほとんど見たことがない」という話になった。

そして「セックスの時全部脱いでもマスクだけはとらないんじゃないか(笑)?」と

誰かが言って何人かが爆笑していた。

 

僕はその話の何がおもしろいのか全く理解できなかった。何がおもしろいんだろう?

暴力的な会話だった。悪口が怖かった。本人さえいなければ人はここまで

悪口を言えてしまうんだと思った。彼女ですらここまでのことを言われるんなら、

僕は普段顔や性格についてどれだけの人に悪口を言われているんだろう?

悪口を言っている男性達が普段とても優しくて

良い人達であることが僕を余計苦しくさせた。

当然のことではあるが、どんな良い人間もある種の暴力性、攻撃性を持っているのだ。

 

それが怖くて不気味でたまらなかった。

 

僕はその時は「何がおもしろいんだろう?」

「さすがにセックスの時はマスクとるだろ...」ぐらいの感想しか持たなかった。

その時は彼女を「可愛い」と思っていたから。
目から下を見たことがなかったから。

 


彼女は本当にセックスの時もマスクをとらないのかもしれない。

苦しかった。彼女の心の傷。

 

それを誰が笑えるだろう?誰に笑う権利があるだろう?
自分の顔が嫌いで人前でマスクがとれなくなった彼女を。
セックス中でもマスクをとらない彼女を誰が笑えるだろう?

 

最近彼女と少し話す機会があった。

僕がタイムカードを間違えて打刻してしまって、

どうしていいか分からず戸惑っていると彼女がやってきた。
そしてタイムカードの打刻について優しく教えてくれた。僕はお礼を言った。

彼女は本当にとても良い人だった。

 

僕はマスクをとった彼女を見てから彼女により好感を抱くようになった。

 


でも1つだけ分からないのは...マスクをつけるメリットだ。
目が可愛くて鼻口がブサイクでマスクで隠したくなる心理はわかる。
でもそれは食事中などに必ずとらなければならない。

僕だったら...マスクを外した時に周囲から「うわ...あんな顔なんだ...」って

ガッカリされるのが怖いから、逆にマスクはつけられない。

最初から全てを見せたいと思う。

「絶対にがっかりされることがわかっているのにマスクをつける心理」がわからない。「一瞬でも他人に見られるのが嫌」ということなんだろうか...

どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えてください...

 

僕らは居酒屋を出た。

スマホでラブホを検索する。ほとんど来たことのない街だから

位置関係がよくわからない。


タクシーを探しながら彼女に質問する。

 

僕「Zさんって好きな漫画とかあります?」

 

Zさん「私はわりと少女漫画が好きですかね^^;ザ女の子って感じの漫画が好きです^ ^」

 

僕「そうなんですね~ 少女漫画か...なるほど...

ちなみに好きなテレビ番組とかあります?」

 

Zさん「○○が好きなんですよね~毎回見てます^ ^」

 

その番組は正直僕がめちゃくちゃ苦手な番組だった。一度しか見たことないけど

正直何がおもしろいのか全くわからなかった。どこで笑えばいいのか

何を笑えばいいのか。全くわからなかった。

 

そう伝えると「そうですよね(笑)あの番組かなり変わってますよね。

でも何度か見て慣れるとおもしろいですよ^ ^」と彼女は言った。

 

僕らは街を歩いてタクシーを探したけどタクシー自体がなかなか見つからなかった。

空車があっても遠くて、僕らの存在を認知してもらえなかった。

ようやく一台のタクシーが見つかって僕らはそれに乗り込んだ。

 

僕「近くて申し訳ないんですけど...」
僕は運転手に住所を伝えた。

 

夜遅くに働いてるタクシー運転手にラブホテルの住所を伝えるのは、

あまり褒められたことではないように思えた。

でも僕はこの街のことを全く知らないし、

目的地に行くには住所を伝えるしかなかった。

 

ラブホテルの住所を伝えること(もちろん住所しか伝えてないが、

ベテランの運転手さんだと住所からラブホテルであることがなんとなく

分かるのではないだろうか?)で運転手が「この子はこれからセックスするんだ...

ゴクリ...」みたいな感じで彼女を舐めまわすように見るのではないか...という恐怖があった。女の子が他の男性から性的な目で見られるのが嫌だった。怖かった。

男が女性との性行為や裸を想像するのが本当に嫌だった。

知り合いの女性が対象にされていたら尚更だった。

 

「想像の中でのセックス」から彼女達を守りたかった。
男達の想像の中で彼女たちはセックスをさせられているのだ。

 

 

自分が性の対象になっているとは全く知らない無垢な女性と、

想像の中でセックスをしている男性が気持ち悪かった。

 

彼らは職場の女性や女友達とのセックスを想像してオナニーをするのだ。

彼らは何の罪悪感も感じずに彼女達とのセックスを想像して射精する。

 

そして次に彼女達と会う時、何食わぬ顔で普通に世間話をするのだ。

「日本コロンビアに勝ちましたね^^大迫半端ないですね(笑)」などと言いながら。女の子は「すごかったですね^^」なんていう可愛い相槌を打つんだろう。

まさか目の前の男が自分とのセックスを想像してペニスをしごいて射精してるなんて

思ってもいないだろう。

 

そして男はしょうもない世間話をしながら心の中では

「彼女を性的に支配したことに対する喜びや征服欲」を感じているのだ。

 

彼らは想像の中で女性を無理矢理犯しているのだ。

 

男はどこまで気持ち悪い生き物なんだろう?

死んで欲しかった。

 

 ☆

でももちろん僕に彼らのオナニーをやめさせる権利は無かった。
彼が脳内でなにをしようが、それは彼の自由だった。

彼が世界を破壊しようが何をしようが『脳内』であれば彼の自由だった。

 

そして一番の問題は「実際に喋ってみると、彼が普通に良い人なのかもしれない」

ということだった。「バイト先の女の子とのセックスを想像して

オナニーをしている男」が「生涯犯罪とは無縁の心優しい男で

普通に良い人である」可能性もあった。全然あった。

 

僕はそれが怖かった。「暴力的な想像をしている人間が実は普通に良い人」であることと「穏やかな男性が裏で暴力的な想像をしている」ということが怖くて仕方なかった。


僕は男性が大嫌いだった。

男性の暴力性、攻撃性が本当に怖かった。

 

運転手は「お客さん...これ完全に逆方向だね^^;グルっとまわらなきゃいけないよ...」

と言った。

 

僕はホテルの場所も交通ルールもよくわからなかったのでとりあえず

「あ...そうなんですね...すいません...」とだけ言った。

「逆方向なのは分かったから、とっとと目的地まで行ってくれ...」と思った。

 

僕「Zさんはこの街によく来るの?」

 

Zさん「いやあんまり来ないですね」

 

僕「そうなんだ」

彼女は話しやすかった。余計なことを言わず、質問に対して

きちんと答えてくれる女の子だった。

 

優しかったしとても性格がよかった。育ちが良いというか、しっかりとご両親から

愛されて育った女性という印象だった。

 

運転手「車はこれ以上入れないので...あとはこの道を歩いたらすぐです」

僕「ありがとうございます^ ^」

 

料金はびっくりするぐらい安かった。

僕らはタクシーを降りた。

いかにも「いかがわしい通り」だった。

ラブホがどこにあるのか全く分からないけど、とりあえず通りをまっすぐと進んだ。キャバクラや居酒屋を通り過ぎた。人気はあまりない。
仕事終わりのサラリーマン達とすれ違う。

 

すぐにラブホテルがあった。

 

僕「...よくわかんないけど...ここでもいい?」

 

Zさん「大丈夫です...^ ^」

 

ホテルに入る瞬間はいつも緊張する。

 

入るとすぐにでかいパネルがあった。
押せるボタンがない。どうやら満室のようだった。

どうしていいかわからずとりあえず受付に行く。

ラブホテルの受付とは思えないほど、穏やかで礼儀正しい女性だった。

50代ぐらいだろうか。学校の優しい先生という感じだった。


彼女はどういう経緯で「ラブホテルの受付」になったんだろう?

 

受付「今満席でして、あと10分でお部屋が空きます。宿泊ですか?休憩ですか?」

僕は泊まりたかった。でもとりあえず彼女のほうを見た。

 

僕「どっちにします^ ^?」

 

Zさん「どうしよ...じゃあ...とりあえず...しゅくは...?」

 

僕「...宿泊にしよっか...」

 

僕「すいません。じゃあ宿泊で...」

 

受付「ではあちらの部屋でお待ちください^ ^」

 

そこは部屋が空くまでの待機室みたいな感じで、カーテンがついていて、

部屋に入るとソファとテレビがあった。

 

待機室なんかあるホテルは初めて...ってその時は思ったけど、今考えたら

「ホテルで満室だったこと自体が初めて」だった。

たぶんどのラブホにも待機室はあるんだろう。

 

2人でソファに座ってテレビを見た。NHKのニュースだったような...

世界の果てまでイッテQだったような...別の番組だったような...思い出せない。

普段テレビをほとんど見ないのでテレビ番組が凄く新鮮だった。

 

受付「○○号室でお待ちのお客様~」

待機室を出て受付に向かう。

 

受付「宿泊代金○○円になります」

お金を払って鍵をもらう。

 

僕らはエレベーターに乗った。

鍵をあけて部屋に入る。

 

僕「お~」

普通の部屋だった。

 

Zさん「え~ 広~(笑) すごい~」

Zさん「私ラブホ1回しか来たことないんですよ~ こんなに広いんですね~ 綺麗^ ^」

 

気に入ってくれたみたいで良かった。

 

僕はなんとなくテレビをつけた。普段全く見ないからなんとなく見たかった。

 

カバンを床に置いて、僕は歯を磨くために洗面所に行った。

彼女はベッドの中央に座っていた。

無言だけど心地良い時間だった。彼女はテレビを見ていた、

もしくはケータイをいじっていた。まだ会って数時間しか経ってないのに無言でも

「ある程度は」平気な関係になっていたことが嬉しかった。

 

僕はホテルに着くと、いつもたいていすぐに歯を磨く。

この後キスをしたりする時に「臭っ...」って思われるのが怖いからだ。
あとは「僕は歯磨きしますよ...」というのを女性に認知させたい...という思いもある。キスする時に「そういえばこのゴミ男...歯磨いたっけ?」って女の子から

不安に思われて、女の子の不安そうな嫌そうな顔を見るのが怖いので

「歯を磨きましたよ」という事実をなんとなく女性に分からせるようにしている。

 

深い意味は無いのだが、なんとなくみなさんに聞きたい。
「ご飯を食べた後セックスする時あなたは歯を磨きますか?」

僕は100%する。みなさんはどうなんだろう?
僕の統計(僕の記憶違いもあるだろうが)によると

「60~70%の女性は歯を磨かない」気がする。あくまで僕の記憶では。

 

特に僕が今までセックスした女性に

特殊なバイアスがかかっているわけではないと思う。

正直僕としてはあまり気にならない。というのも食事後歯磨きをしていない女性と

キスをしてもなぜか全然臭くないからだ。今まで臭かったことが一度もなかった。

だから全然僕としては気にならないのだが、でもそこで歯磨きをする女性と

しない女性の違いというか、心理が気になった。


なぜある女性は歯磨きをして、ある女性はしないのか。

 

話を元に戻す。

僕はなぜか分からないが、いきなりベットの上で話すのがあまり好きではない。

ソファとかで話して手を繋いだり、首の匂いをかいだり、身体を触ってから、

ベットに行きたいのだ。

なんかいきなりベットに行くのが非常に「もったいない」ような気がする。

服を着ている時「女性という記号を身にまとっている時」が

一番女性は魅力的だと思うから。もちろん裸は裸で魅力的だけど。

傾向として服を着ている時が一番エロいというか興奮するので。

これは僕の個人的な傾向かもしれないが。

 


ベットの上でテレビを見ているZさんに
「ごめん。ちょっとこっちに来てもらってもいい^^;;?」と言った。
彼女は「うん^ ^」と言って僕の隣に来てくれた。

そこで何を話したのか全く覚えていない。人間の記憶には限界がある。

 

たぶんソファでキスをしたと思う。
キスをする時僕はいつも許可をとる。
たぶんそれは女の子を気遣ってではなく、いきなりキスをして

女の子が嫌がる顔を見るのが怖いからだと思う。「あなたとキスするのはきついです」みたいな表情をされると凄くへこむので、それを回避する為に

事前に一声かけてるんだと思う。

 

僕「ごめん...キスしてもいい...?」

Zさん「うん...」

 

いまだにキスの仕方がわからない。どんな風にキスをすればいいのか、

舌はどうすればいいのか全くわからない。

「こいつキス下手だな...」って思われてそうで怖い。

過去の男性と比較されるのが怖い。

今舌を出せばいいのか、動かしたらいいのか、絡めたらいいのか、全く分からない。

歯磨きをしてないのに彼女の口からは、さっき食べたご飯の匂いが全くしてなくて

それがすごく不思議だった。なぜ臭くないんだろう?

 

僕「ベッド行く...?」

Zさん「うん...」

 

僕らはソファからベッドに移動した。

僕はいまだにセックスのことが何一つわかってない。

本当に何一つわかってない。

 

僕「...ごめん...じゃあ...服...脱いでもらっていい...?」

Zさん「うん...」

 

どういう順番で彼女が服を脱いでくれたのか、細部までは思い出せない。

 

一つ覚えているのは途中で僕が履いていたスーツのズボンの股間

大きなシミがついていた、ということだ。いわゆる我慢汁だ。

彼女の匂いをかいだりキスをしているうちにおそらく僕のちんちんから

大量の我慢汁が出ていたんだろう。その大きなシミを見つけた時

すごく恥ずかしくなって、自分から

「Zさん...ちょっとおもしろいこと言っていいですか(笑)?」と言った。

僕は「これ...やばくないですか(笑)?」と言って股間についている

特大のシミを見せた。

彼女は笑ってくれた。

 

僕も服を脱いだ。僕らは全裸になった。

僕は持参したローションを彼女の性器につけた。

どうすればいいのか全くわからなかった。

 

とりあえず彼女の性器を優しく触ってみた。中指を中に入れてみる。
中に入れて上側を優しく触ると良いってなんかの本に書かれてた。
やってみる。

 

その時の彼女のリアクションは覚えていない。

僕はどうすればいいのか全く分からなかった。
セックスにおいて何が正解なのか、彼女が何を求めているのか。
僕はいい歳してまともなセックスもできない。

 

僕「ちなみに...彼氏とは...どういうセックスをしてたんですか?」

 

Zさん「もういきなりいれるって感じですね(笑)」

 

僕「なるほど(笑)」

 

僕は彼女のこの言葉を「前戯は不要です^ ^好きじゃないです^ ^」と解釈した。

何をどうすればいいのか分からなかったので、

方向を示してくれた彼女の言葉はありがたくもあった。

僕はコンドームをつけた。とれないようにしっかりとつける。

 

僕「...痛かったらすぐやめるから言ってね...>_<」

僕は恐る恐る彼女の中に入った。ゆっくりと入れる。

 

僕「痛くない...?」

 

Zさん「痛くない...あ...やば...気持ち良い...やばい...」

僕は完全に奥まで入れた。

 

僕「痛くない...?」

 

Zさん「うん...痛くない^ ^」

 

なんかの本に「最初は完全に奥まで入れたら動かずにじっとしとくのが良い」と

書かれていたので僕はその通りにした。

 

しばらく動かずに、彼女の耳や首や胸にキスをした。

とても気持ち良かった。

 

そして僕は腰を動かした。

 

彼女は「...あ.................あん......」と本当に感じてくれているように見えた。

演技ではないように思えた。嬉しかった。

でも女性の演技は本当に上手いし、彼女は気持ちいいフリを

してくれていたのかもしれない。それは僕には分からない。

 

とても気持ち良かった。


とても気持ち良かったけど...「イケない...」と思った。

 

今から書こうとしていることは...いろんな意味で...書くべきなのか書かないべきなのかよく分からない。

 

でももう「書く」と決めてしまっている。これを書くことが正しいことなのか

正しくないことなのか...あるいはどうでもいいことなのか、僕にもよく分からない。

 

でもとりあえず書いてみたい...

 

僕はツイッターを約3年前に始めた。主に「生きることの大変さや理不尽さ」についてつぶやいていた。たしか始めて1年半くらいで4000人くらいのフォロワーが出来た。

そして途中から僕は恋愛についてもつぶやくようになった。彼女が出来たことがなく、女性とまともなコミュニケーションをとったことがない僕にとって恋愛は憧れだった。恋愛をすれば自分のつまらない人生が変わるかもしれない。

そして僕は誰かと深い信頼関係を築いてみたかった。

誰かを深く愛したり愛されたらどんな気持ちになるんだろう?

純粋にそれが気になった。
そしてもちろん性的な欲求もあった。
誰かとセックスをしてみたかった。

 

ある日一通のメールが来た。20代の女の子からだった。

「中村さんの恋愛に関するツイートに共感しました。会いたいです。

中村さんがしたいならセックスしてもいいです」要約するとこんな感じだった。

僕は女の子と話したかったし会いたかった。セックスもしたかった。

会ったらとても可愛い子だった。セックスをした。とても楽しかった。

そのやりとりをツイートしたりブログに正直に書いたら、いろんな方から言及されて、ウケて、フォロワーはどんどん増えた。そしていろんな女性から

「会ってみたいです。セックスしてもいいです」というメールを頂いた。

僕はたくさんの女性とセックスをさせて頂いた。とても楽しかった。

フォロワーはピーク時14000人くらいいた。今は10800人だ。

たった数ヶ月で3000人以上減った。「おもしろい」と言われ、もてはやされ、

それが終わる瞬間というのは結構切ない。その虚しさは経験した人じゃないと

分からないかもしれない。


今では僕に連絡をくれる人は皆無になった。

 

いや、こんな話がしたかったんじゃない。
別に僕は同情してほしいわけじゃない。

 

僕は...そのほとんどの女性とのセックスでイクことが出来なかった。

なぜか分からない。本当になぜか分からない。気持ちいいけどイケないのだ。

イケないのは気まずかったし、なんとも言えない空気が流れた。

どうしていいのか分からなかった。挿入して、少し腰を動かしたら

「イケそうかどうか」が分かった。

イケそうな時はほっとしたし「やばい...今日はイケない...」ということが

分かった時は本当に絶望的な気持ちになった。腰を振りながら

「うわ...どうしよう...どうすればいいんだろう...」と思った。

 

そして...僕は...なぜか分からないが...この悩みを...本当になぜか分からないけど...

職場の女の子に言った...

 

彼女は事務の女の子だった。たまたま仕事終わりに帰るタイミングが一緒になって

僕らは少し話すようになった。

 

彼女は知的で綺麗な女の子だった。僕より少し年上で、なんていうか、

誰からでも好かれる女の子だった。彼女は僕のしょうもない冗談によく笑ってくれた。聞き上手だった。だから僕も調子に乗っていろんなことを話した。

彼女はいつも笑ってくれて、そのうち彼女も自分の趣味の話や

価値観を僕に話してくれるようになった。

 

ある日久しぶりに彼女と一緒に帰った。

たまたま仕事が終わるタイミングが一緒だったので。
彼女はいつも仕事帰りに近くの喫煙所でタバコを吸って帰るらしい。

僕は彼女と話したかったので喫煙所について行った。

 

仕事や趣味の話をした。楽しかった。彼女には自分の正直な気持ちを言えた。

 

なぜだろう?なぜ僕はあんな話をしたんだろう?

 

彼女なら全てを受け入れてくれそうな気がした。なんとなく。

 

僕「ねぇ...Cさん...あの...Cさんって...下品な話...大丈夫(笑)?」

 

Cさん「下品な話(笑)?...ある程度は大丈夫...(笑)
前の職場でめっちゃ下ネタ好きな人がいて...その人から結構聞かされてたから...」

 

僕「まじで?じゃあごめん...めっちゃ下品だけど...相談してもいい?」

 

僕はそう言って「気持ち悪いブログを書いていること」

「ブログを読んでメールをくれたたくさんの女性とセックスをしたこと」を

打ち明けた。(ブログのタイトルやハンドルネームは言ってない)

なぜ自分からそんなことを言ったのか自分でもよくわからない。

 

僕はずっと身バレを恐れていた。今も恐れている。

僕は真面目な人間だ。良くも悪くも。

職場の僕も「本当の僕」だしブログの僕も「本当の僕」だ。人は誰しも

「いろんな自分」を持っている。「この僕は本当だけどあの僕は嘘」

ということはない。全部本当の自分だ。

自分の本音を話せる相手なんてなかなかいない。だからこそ僕は

このブログで自分が本当に考えていることを語り始めた。

その本音を見られるのはとても恥ずかしいし、考えただけで吐き気がする。

このブログを職場の人に見られたらどうなるんだろう?全く想像がつかない。

僕は本当に吐くかもしれない。職場の人からは軽蔑されるだろう。

軽蔑されることを書いたり、したりする僕が悪いんだろうけど...

 

彼女は「え~(笑)」と言った。


「私は絶対にそういうことしない...よっぽど気を許した人じゃないと

セックスとかはしない。中村さんやばい...(笑)」

そして僕は、今までセックスしたほとんどの女性とイクことが出来なくて、

その気まずさ、イケないことが怖くて、セックスをするのが段々怖くなってきた、

という話をした。

 

僕「セックスするのは好きなんですけど、すごく怖いんです。

挿入して10秒くらい経つと、イケるかどうかが分かるんです。

イケないと分かった瞬間、もうどうしたらいいのか分からなくなるんです...」

 

Cさん「え...なんでだろ...」

Cさん「好きって気持ちが...無いからじゃない?

会ったばかりの子だったりするんでしょ?気持ちが入ってないからじゃない?」

 

僕「いや......好きなんです。可愛い子ばかりだし性格も良い子ばかりだから

好きになるんです。好きなのにイケないんです。本当に分からない...」

 

Cさん「普段一人でし過ぎとか(笑)?」

 

僕「いやそんなしてない(笑)」

 

結局結論が出ないまま話は終わった。

 

本当はもっといろんな話をしたかったけど、食事やお茶に誘う勇気はなかった。

別れる直前なぜかCさんの彼氏の話になった。

イケメンでモテるらしい。

なぜか話題は「浮気」になった。

 

僕「彼氏さんって浮気とかしそうな感じの方なんですか?」

 

Cさん「...そういうことをするタイプではないかな......たぶん...」

僕は今まで何人かの女性にこの質問をしてきたけど、みんないつも同じ答えなので

思わず「...女の子ってみんなそう言いますよね...(笑)」と言った。

ほんの少し皮肉の意図もあった。

 

僕がそう言うと...彼女は一瞬戸惑ったような表情を浮かべた...

 

そして、別れ際に一瞬彼女の顔が曇ったことを覚えている。

僕が「また明日。お疲れ様です^ ^」と言って彼女の顔を見た時、

明らかに顔が曇っていた。

 

見たことのない彼女の顔だった。

それがずっと引っかかっていた。

「あの時何を考えてたんですか?」って聞きたい。でももう聞けない。

彼女は仕事を辞めたから。

 

あの日からなんとなくCさんとは気まずくなって、職場ですれ違っても

全く話さなくなった。というか話せなくなった。目を合わせるのも怖くなった。

なんとなく避けられている気がした。軽蔑されているような気がした。
わからない。僕の勘違いかもしれない。

たしかに「ネットで出会ったいろんな女性とセックスをする」という行為は

気持ち悪いことかもしれない。引かれることかもしれない。

 

全く話さなくなってから1、2ヶ月経った頃たまたま彼女と事務所で

2人きりになる機会があった。僕は謝ろうと思った。

やはりあんな話はするべきじゃなかった。

僕は彼女に近づいた。


「Cさんごめん...この前変な話してごめんね...もうああいう話二度としないから...

ごめん...」

僕は無意識に「全然大丈夫だよ(笑)最近どうなの?

なんかおもしろいことあった(笑)?」みたいなリアクションを期待していた。

でも彼女からの返答は一言「大丈夫です^ ^」だけだった。

彼女は「本当に」あんな話は聞きたくなかったのかもしれない。

僕は気まずくなって苦しくなって「ごめんね...」と言ってその場から離れた。

 

最後に彼女と話したのは2ヶ月くらい前だ。

職場の同僚10人くらいで一緒にお昼ご飯を食べた。

彼女とご飯を一緒に食べるのは初めてだった。

 

彼女はみんなの前で「最近仕事がきつい」「先日仕事中につらくて泣いた」

という話をした。仕事でとても嫌なことがあったらしい。

そして「最近体調が悪い」と言った。

 

彼女は少し病んでいるように見えた。普段よりも少し明るくて口数が多いのが

逆に僕を不安にさせた。そして珍しく、話を聞いて欲しそうだった。

彼女は自分からそういう「弱さ」というか「かまってほしい」みたいな

雰囲気を出す子ではなかった。むしろ人の話を聞いて

適切なアドバイスをくれる側の人間だった。

彼女の話が聞きたかった。

 

僕は自動販売機で彼女が好きそうなジュースを2本買って

「どっちがいいですか?」と聞いた。
彼女は「え~(笑) ... ありがと...じゃあ...こっち^ ^」と片方を選んだ。

普通に話してくれたことに僕は安心した。

彼女は僕を軽蔑したり避けているようではないようだ。

 

でもほかの男性への接し方と僕への接し方が同じで、そこに少し戸惑った。

たぶん彼女はほかの男性陣とはほとんど喋ったことがないはずだった。

僕とは結構話したのに、どこか他人行儀というか...そこが少し気になった。

僕は彼女と話したかったけど、みんながいて個別に話せるような空気ではなかった。

結局彼女と話したのはそれが最後だった。

彼女は数日後仕事を辞めた。ある日突然ロッカーから彼女の名前が消えていた。

 

彼女と会って話がしたい。彼女は今どんなことを考えているんだろう。
なぜ仕事を辞めたのか、僕の話を聞いてどう思ったのか、そんなことが知りたい。

 

もしCさんがこの文章を読んでくれていたら...おそらくすぐに僕って気づくと思う。

もし良ければ...メールをくれたらと思う。一度会って話したい。

僕が話したことも彼女が辞める原因の一つになっていたんだろうか?
たぶんそれは無いと思うけど...なんとなく気になっている...

 

その後僕は職場のいろんな方に「気持ち悪いブログを書いていること」と「

ネットで知り合った複数の女性とセックスをしたこと」を伝えた。

なぜ自分からそんな話をしたのか...よくわからない。

もし彼らの誰かがこの文章を読んだら100%僕だと気づくと思う。

そのときはどうか...他の人には言わず職場で僕だけに伝えてほしい。
「ブログ見ましたよ...」と。

 


「なぜ自分からそんなことを言ったんだろう?」

理由としてはいくつか考えられるが...
たぶん僕は...「バレる前に自分から言いたかった」んだと思う。

 

いつか僕が「中村」という名前で気持ち悪いブログを書いていることが職場の人や

プライベートの知り合いになんらかの形でバレるかもしれない。

その前に言っておきたかったのかもしれない。バレてから言うのと、

バレる前に自分から告白するのでは意味が全然違ってくる。


僕は万が一バレた時に備えて、保険をかけたかったんだと思う。

でももちろんバレたくはない。だからこそ中村という名前は誰にも言ってない。

バレたら確実に軽蔑されたり笑われる内容だからだ。軽蔑されたくはない。

というか職場の多くの人に知られてしまった場合、

僕は恥ずかしくて、もう出勤できない気がする...

 

今の職場を辞めたくない。出来ればまだこの仕事を続けたい...


僕は今そんなことを考えている...

(後編に続く)

 

なぜ僕らはモテないのか

【なぜ僕らはモテないのか】


それがこの文章のテーマだ。


なぜ僕はモテないのか。


なぜ30年間生きてきて彼女が一度も出来ないのか。

 

なぜ女性と深い関係になれないのか。

 

なぜ女性から全く興味を持たれないのか。

 

理由は分かってる。すごくすごく単純な理由だ。

小学生でもわかるような理由だ。

 

よく女子同士の会話で

「◯◯ちゃんってなんで彼氏が出来ないんだろう?」

「不思議〜!」

「可愛いし性格も良いのに〜」

「だよね〜 なんでだろ〜?」

みたいなやりとりを聞くことがある。

理由は簡単だ。

可愛くないから。

もしくは性格が良くないからだ。

 

性欲旺盛な男性という気持ち悪い生き物が存在するこの世界において、
女性に生まれながら「彼氏ができない」のは

「可愛くない」か「性格が良くない」かのどちらかだと思う。

あるいは「彼氏が欲しくない」か。

それ以外に考えられない。あとは...めっちゃ臭いとか...

 

いや...こんな話がしたかったんじゃない。

「なぜ僕らはモテないのか?」について話したかったのだ。

ここで言う「僕ら」とは
「僕を含め世の中にたくさんいるモテない男達」のことだ。
いわゆる非モテ

 

僕は今まで彼女が出来たことがない。女性と付き合ったことがない。
もちろん告白されたこともない。告白したこともない。
「もう少しで付き合えそうだった」みたいな惜しい経験も全くない。

とにかく女性から興味を持たれない。
一切モテない。
女性から異性として見てもらえない。

そういう男性は僕以外にもたくさんいると思う。

 

僕は性格は良い。(と思う)
優しいし、人を傷つけるようなことも言わない。
悪口も言わないし、人に暴力をふるったことも無い。

集団において、あまり嫌われるタイプではない。
むしろ「無害な人」として「好かれるタイプ」だと思う。

ただ全くモテない。
人としては好かれるけど、異性としては好かれない。

モテない理由は全部わかってる。そんなの簡単だ。
誰でもわかる。小学生でもわかる。

 

モテる要素がないのだ。モテる要素がない。

 

僕は「僕がモテない理由は3つある」と思ってる。

1つめは「顔がブサイク」だから。

2つめは「消極的」だから。

3つめは「フリーターで低学歴で貧乏」だから。

 

今この文章を書きながら、
重要な「4つめの理由」に気がついた。

4つめは「モテない理由」というより「彼女ができない理由」なのだが...

それは「本当は彼女が欲しくないから」だ。

なぜかというと...「彼女をつくるのが怖いから」だ。女性と付き合うのが怖い。
女性と向き合うのが怖い。女性と彼氏彼女の関係になるのが怖い。

これについては後程詳しく書きたい。

とりあえず「なぜ僕がモテないのか」について自分なりの分析がしたい。
それを皆さんに読んで頂いて、分析が妥当なのか間違っているのか

ご意見を頂ければ幸いである。

自分ではこの分析はかなり妥当で的を得ていると思ってる。

そして、彼女をつくるには今後どうすればいいのか、
それについて自分なりに思っていることを書きたい。

文章が長くなるかもしれないけどお付き合い頂けると幸いである。

 

まずは僕がモテない理由の1つ目...「顔」だ。

顔。

顔。

顔ってモテるためにとても重要なパーツだと思う。

先日知り合いの女の子が名言を言っていた。

「顔がある程度良くないと性格に興味が持てない」

............

これは本当にその通りだと思う。めちゃくちゃ同意した。

たしかに今まで「自分が好きになった女性」を振り返ってみると

みんな綺麗な女性だった。僕はストライクゾーンが広いと言われることが多いので、
彼女達が世間一般的に「綺麗なのかどうか」はわからない。

しかし少なくとも僕は綺麗だと思った。

僕らはなぜか「綺麗な顔」を見ると

「その人に対して興味を持つ」傾向にあるみたいだ。

街や職場で綺麗な女性を見た時、その子の名前や趣味、

価値観などが気になってしまう。
「どんな子なんだろう?」「どんな本を読むんだろう?」そんな興味を抱いてしまう。

街でブスやブサイクを見て興味を持ったことはあるだろうか?

僕はない。例えば職場にブスな女性がいたとして、その子に一目惚れしたり、

興味を持ってしまったり、ということがあるだろうか?
僕はない。

 

なぜか僕ら人間は「ブスやブサイクを見ても興味が持てない構造」になっている。

なぜかはわからない。でも現実的にそうなっている。

ある実験で生後間もない赤ちゃんに「綺麗な女性の写真」と

「そうではない女性の写真」を見せたところ「綺麗な女性の写真」を

ずっとずっと見ていたらしい。ずっとずっと。

やはり僕ら人間は本能的に綺麗な顔を好む傾向にあるようだ。

人類はみんな面食いなのだ。

つまり僕らブサイクは恋愛において圧倒的に不利なのだ。

外見では絶対に興味を持たれない。

つまり、内面の良さ...性格がおもしろいとか、めちゃくちゃ優しいとか、

美味しい料理が作れるとか、めっちゃ金持ちとか、高年収とか、なにかしらの

「おもしろさ」が無いと女性は振り向いてくれない。興味を持ってくれない。

 

だからブサイクな男性は恋愛において圧倒的不利なのだ。

 

女性の場合、話は別だ。

ブスとブサイクは似ているようで、また別の存在なのだ。

女性の場合ブスでも興味を持たれる可能性がある。

なぜなら男性には性欲があるから。

基本的に男性は「ある程度可愛ければ、少なくともとんでもないブスでなければ

誰とでもセックスがしたい生き物」だと思う。

 

それに比べて、女性は「性欲が少ない」生き物だと思う。少ないというか

より正確に言えば「性欲を抱く対象が限定されている生き物」だと思う。

男は不特定多数の女性に対して性欲を抱く。

名前も性格も知らない女性に対しても「ブスじゃなければ仲良くなりたい。

セックスしたい」と思う傾向がある。

つまり性欲が全方位的だ。

女性は違う。
「ブサイクじゃなければ誰でもいいからセックスしたい」
そんな女性はいないと思う。

なぜかはわからないが女性は男性と比べて性欲を抱く対象が限定的だ。
「イケメン限定」もしくは

「イケメンじゃなくても、性格が良くて気心が知れて安心感が持てる男性としか

仲良くなりたくない。セックスしたくない」

「社会的に成功している男性にしか興味がない」というように。

 

「イケメンだったら誰でもいいからセックスしたい」という

女性は意外に多い気はするが...


...つまり...何が言いたいんだっけ...

...えっと...とにかく...

女性は綺麗じゃなくても、とんでもないブスとかじゃなければ需要が多いから

モテたり興味を持たれたりするパターンは多いと思う。(いわゆる「穴モテ」とか)

しかし男性の場合は、イケメンじゃなければ、初期段階で女性から興味を

持ってもらうことは難しい。
なぜなら先程も言った通り女性の性欲は限定的だから。
「イケメンだったら誰でもいい」という女性は一定数存在するが

「ブサイクじゃなければ誰でもいい」という女性はいないから。

つまりフツメン以下の男性は、性格の良さや高収入が求められる。

内面の良さがないと女性から興味を持ってもらえないのだ。

 

さて、ここで重要になってくるのは先程言った、僕がモテない二つ目の理由

「消極的である」ということ。
つまり「積極的ではない...」ということだ。

 

 

イケメン以外の男性、あるいは収入や社会的地位といったステータスが

低い男性であればあるほど、
女性と仲良くなりたければ「ある程度積極的であること」が必要だと思う。

イケメンであれば何もしなくても女性が寄ってくるだろうし、

ブサイクでも高収入だったり社会的地位が高ければ、
女性が勝手に集まってくるだろう。ある程度は。

しかし。しかしである。

イケメンではなく、しかも貧乏で社会的地位もない男性には
女性は一切寄ってこない。

つまり自分から「僕はおもしろいし優しいですよ。

僕と一緒にいたら楽しいし楽ですよ」と内面の良さ、
仲良くなることのメリットを提示する必要があるのだ。

その際には、やはりある程度の「積極さ」が必要になる。

僕は村上春樹の小説が好きだった。

村上春樹の小説の主人公は決まって、平凡な容姿をしている。
もしくはブサイクだ。

しかし綺麗な女性がなぜか「女性側から」彼に興味を持ち、
仲良くなってセックスするパターンが多いのだ。

女性は彼の特別さを見抜く。
「あなたは容姿は普通だけど中身が特別なの。
ほかの男性とは全く違う。私にはそれが分かる」

彼は言う。「僕はいたって普通の人間だ。見た目も普通で中身も平凡なのに

なぜ彼女は僕に興味を持ってくれたんだろう?」

村上春樹の小説にはこういったパターンが非常に多い。

 

僕はそういう展開に憧れていたんだと思う。

いつか素敵な女性が僕のことを理解してくれる。自分からアピールしなくても、

いつか誰かが僕の特別さを理解してくれて、女性側から声をかけてくれるはずだ。

自分から女性に声をかけるのは恥ずかしい。断られたらプライドが傷つくし、

少なくとも自分から声をかけなければ
「あの時声をかけていれば仲良くなれていたかもしれない」という

可能性を残すことができる。

僕はどこかで「運命」というものを信じていたのかもしれない。

いつか僕の内面を理解してくれる女性が現れて
「向こうから」声をかけてくれるのではないか。
僕の方から勇気を持って声をかけなくても、
いつか自然に機会が訪れる。
もし何も起きなかったとしたら...
それは「その女性とはもともと縁がなかった」ということなのだ。

僕はそんな風に考えていた。

 

でも最近は別の考えを抱くようになってきた。

 

話す機会があったらものすごく仲良くなって、付き合ったり、ひょっとしたら

結婚までいってたかもしれない男女でも、
もし何かの偶然で「最初の話す機会」が無かったとしたら、

何もなく終わるってこともあるんじゃないか?
そんなことを思うようになった。

つまり僕らの世界は僕らが思っている以上に「ちょっとした偶然に支配されている」...そんな気がしてならない。

僕らのちょっとした行動や、ちょっとした勇気で人生は大きく変わる...

というわけで、ブサイクであればあるほど

「女性が興味を持ってくれる可能性が低くなる」ので、
自分から積極的におもしろさや優しさや収入をアピールするしかない...

という話でした...

 

ここで先ほど書いた「本当は彼女が欲しくない」という心理について説明したい。

おそらく僕を含めモテない男性の多くは「本当は彼女が欲しくない」のだ

「モテたいけど彼女は欲しくない」それはなぜか。

それは「女性と付き合うのが怖いから」だ。
彼氏彼女の関係になるのが怖いのだ。
なぜ怖いのか。

簡単に言ってしまえば「自分に自信がない」のだ。
自分に自信がない。

顔はもちろん、学歴、職業、収入、セックス、すべてに自信がないのだ。
自信がないから女性と向き合うのが怖い。馬鹿にされるのが怖い。

付き合ってもすぐに飽きられるのではないか?ふられるのではないか?

そういった不安や恐怖にさらされるくらいなら付き合わない方が楽。
一人でいたほうが楽...という心理なんだと思う。

 

僕は自分の性格にはある程度自信がある。優しいしおもしろいと思う。
普通に「良い人」だと思う。


だけど職業、収入、学歴については全く自信がない。

僕は30歳のフリーターだ。年収は200万。職種は...肉体労働だ。
A地点にある荷物をB地点に運ぶ仕事。僕はこの仕事で生計を立てている。

職場の人は良い人ばかりだ。僕は職場の人が大好きだ。

だけど...やはり...他人に自信を持って言える仕事ではない。

自分がフリーターで肉体労働をしているという事実が恥ずかしい。

仕事をしているとき、街を歩いている時、カフェでコーヒーを飲んでいる時、

家でシャワーを浴びている時...
何をしている時でも常に心のどこかで「恥ずかしさ」「むなしさ」を感じている。
それは「自分が低学歴で年収200万のフリーターである」という恥ずかしさだ。

 

完全なる負け組。

テレビでスポーツ選手や歌手、弁護士や会計士といった華やかな仕事をしている人を

見ると、うらやましいし、むなしいし
気まずさを感じる。彼らが大金を稼いでいて、社会的地位もあって、

世間から尊敬されていることがうらやましい。

たとえお金持ちじゃなくても、高学歴の人を見ると「気まずさ」を感じる。

劣等感を感じる。
彼らは「まともな家で育ったまともな人間」なのだ。
僕はと言えば、勉強も全くせず無気力な少年時代を過ごし、

大人になってからもただダラダラと毎日を生きているだけ。
そして僕の家族も、勉強を全くせず学校で教えられた内容を一切理解していない

僕に対して危機感を感じるような人達ではなかった。

僕は「勉強についていけなかったこと」

「公式を覚えたり理解することができなかったこと」
そしてなによりも「学校の勉強が出来ないということが問題視されない家庭で育った」という事実が恥ずかしい。

 

つまり僕は「馬鹿」ってことだ。
少なくとも偏差値的には馬鹿だ。それが恥ずかしい。

僕の家族も学歴が低い。

学歴が低い家庭はおうおうにして収入も低い。
社会的地位も低い。

それが恥ずかしい。

僕は何食わぬ顔をして街を歩いたり、シャワーをあびたり、

自動販売機でジュースを買ったりしているが、
僕は「馬鹿な家庭で育った馬鹿な人間」なのだ。それが恥ずかしいし苦しい。

「馬鹿で貧乏なフリーターのくせに、よく生きてますね」と誰かが僕に言う。

 

「すいません......」と僕は言う。

 

「いや...別に低学歴でも貧乏でもそれはあなたの人生なので

好きにすればいいと思います...
でも好きでその道を選んでるんなら堂々と生きればいいじゃないですか。

別に恥じる必要なくないですか?
勉強ができる人もいればできない人もいます。得意不得意があるから。
あなたはプライドが高すぎるんじゃないですか?」

 

「そうですよね...すいません...」と僕は言う。

本当は言いたいことがいくつかある。反論したいこともある。

でも結局...僕が何を言おうと...
年収200万の30歳フリーターが何を言おうと

「馬鹿が何か言ってるよ...(笑)」としか思われない。
僕の話なんて誰も本気で聞いてくれない。
誰も聞いてないのに本気で話すのが恥ずかしい。たぶん僕はプライドが高いのだ。

きちんと僕の話に興味を持ってくれる人の前で僕は話したい。

 

話が飛んでしまった...

えっと...何を話してたんだっけ...?

そう...
「女の子と付き合うのが怖い」って話だ。

僕は自分の学歴や職業、年収を女の子に笑われるのが怖い。
「え......そのステータスで女の子と付き合おうとしてるんですか(笑)?やば......」

って笑われるのが怖い。

「あなたみたいな人を相手にする女性なんていませんよ(笑)」

って笑われるのがつらい。

「失礼ですけど...あなたは...努力したことあります?」って軽蔑されるのがつらい。

「いや...僕なりに努力したんですよ...僕なりに精一杯努力したんです...

あなたにどう見えるか分からないけど...
僕は僕なりに頑張ったんだ...」そう言いたい。

でもそんなこと言って何になるだろう?
何の意味があるだろう?


「努力は......したことないかもしれませんね......」
たぶん僕はこう言って会話を終わらせるだろう。
それが正しいことなのかどうかわからないけど...


馬鹿にされたり最終的に「この人となんで付き合ったんだろう?

こんな馬鹿で貧乏でデタラメな人と...
性格は良かったけど...ただ「良い人なだけ」で刺激も何もなかった...」

って思われるのがつらい。

「ただの負け組のカス」って思われるのがつらい。

僕は恋愛市場から敵前逃亡することで

「評価されること」や「点数をつけられること」から逃げている。


そこから逃げ続ける限り、僕に彼女は出来ないだろう。
でもそれでいい。今の僕は本当の僕じゃない。そう思いたい。
本当の僕は作家として成功して社会から評価され大金を稼ぐような人間なんだ。

そう信じたい。

いつか「なりたい自分になれた時」僕は初めて女性と

正面から向き合えるような気がする。

その時まで...僕は現実から逃げ続けたい...

 

やはり一般的に女性は「自分より学歴や収入が高い男性を求める」

のではないだろうか?

今この文章を書きながらYahooニュースを見てたら、婚活に関する記事があった。

その女性が男性に求めるステータスは「最低で早慶以上」で

「有名企業勤務」だそうだ。

 

僕はその女性から「男」として認識されないだろう。

その女性の視界にすら入れないだろう。

彼女にとって僕は男でもなければ女でもない。

 

彼女にとって...僕は...何者なんだろう?

 

いつか女性を見返したい...社会を見返したい...
そんなことを思いながら生きてる。

成功した後...そういう女性をふるのが僕のささやかな夢。

「中村さん...好きです...」って言われて

「ありがとう...嬉しいけど...ごめん...」って断るのが僕のささやかな夢。

 

まだ一度も女性と付き合ったことないが人間がこんなこと言うのはキモすぎる...

でも事実なんだからしょうがない...

書いててむなしくなってきた...

でもそんな自分が好きでもある...

 

彼女をつくるのが怖い理由はもう一つある。

正直...女の子と何を話せばいいのかわからない。

もちろん僕だって、ある程度は女の子と話せる。

趣味、仕事、好きな本、好きな映画、好きなテレビ、学生時代やってたスポーツ、

最近ハマってるもの...なんでも話せる。

だけど...それらを全部話した後何を話せばいいのか分からない。

何を話せばいいんだろう?話すことがなくなった時の「あの感じ」。

「あれ...?話すことなにもなくね...?」ってなる「あの感じ」。

正直トラウマだ。

たとえば1週間後に女の子とご飯に行くことになったとしよう。

僕は頭の中で「話せるネタ」を考える。

「えっと...あの子にはまだあの話はしてないから...あの話でそこそこイケるな...
あとはあの話もそこそこウケるかな...」と具体的な会話を思い浮かべる。

何個かある時はまだいい。

でもたまに1つしかない時がある。0の時もある。

そういう時は何を話せばいいんだろう?

「やば...話すことがなにもない...え...今日会っても話すことなにもなくない?...やば...」

そんな不安が頭をよぎる。

実際そういう時は話が全く盛り上がらない。

話すことが何もないのだから当然といえば当然だ。

その時が1番つらい。

僕は確実に女の子から「つまらない」「コイツはない」と思われただろう。

貧乏で低学歴でブサイクなうえに話もつまらないときたら切らない理由はないだろう。

でも女の子は「中村さん今日は楽しかったです^ ^
また誘ってくださいね^ ^」みたいなメールをくれる。
もちろんこちらから誘っても二度と会ってはくれないだろうが...


話題がなくなるのが怖い。何度かご飯を食べただけで話題がなくなるのに、

もし女の子と付き合ったら?

僕は何を話せばいいんだろう?話すことなんて何もない。

僕は「無言でも平気な関係」を母親以外の人間との間につくれたことがない。

母親とは無言でも平気だ。何も話さずに同じ空間にいても気まずくない。

お互いが個々にやりたいことをやっている。
何か用事があれば話しかける。気まずくない。

だけど母親以外の人間とはダメだ。無言が怖い。

「僕らにはもう話すことがない」「お互いに対する興味が尽きた」

という事実を共有するのがつらい。
「僕らには話すことがいっぱいある」「まだお互いに興味津々だ」

と思ってないとつらすぎる。

たかだか数回会って数時間話しただけでもう話すことが無くなってしまった、

お互いに対する興味が無くなってしまった、
というむなしさに耐えられない。それがあまりにも苦しくてせつない。

 

僕はもっとおもしろい人間のはずなのに...

数回話しただけで飽きられるような人間ではないはずなのに...

 

もし僕が女の子と付き合ったら...一体何を話せばいいんだろう?

無言が怖い。
最初はたくさん話題があって「もっと話したい」と思っていた2人が、

お互いに興味がなくなって、関係性に飽きて、
話すことがなくなるという現実が怖い。

僕は「僕という存在」が飽きられるのが怖い。

あんなに仲が良くて笑顔が溢れていた2人が冷めてしまうという現実が怖い。


僕は飽きられたくないし、飽きるのも嫌だ。

お互いが会いたい時にだけ会うのが望ましいと思う。わざわざ一緒に住んだりして
「お互いが新鮮な気持ちでいられる楽しい期間」を

短くさせることになんの意味があるんだろう?

僕にはわからない。僕にはわからないけど...
たぶんそこにはいろんな意味があるんだろう...


僕はショックなのだ。最初はあんなに僕に興味をもってくれていた女の子が、
何度も会うにつれて僕に無関心になっていく様子を見るのが...


最後にセックスについて書きたい...

セックスってなんなんだろう。本当に謎。

僕はセックスにも自信がない。

自分なりにセックスについて本を読んで勉強した。

でも結局のところ...何も分からなかった。

僕は女性をイかせたことがない。

正確に言えば一度だけある。でもその子は「イキやすい」と言っていたので

僕が上手かったわけではない。
ひょっとしたら僕に気を使ってイッたふりをしてくれていたのかもしれない。

セックスをするたび毎回思う。

何が正解だったんだろう?どうするのが正しかったんだろう?


僕には何も分からない。

とりあえず指を入れてみる。指は何本いれればいいんだろう?

1本?

2本?

3本?

人によって違う?


指はどんな風に動かせばいいんだろう?それも分からない。

男性器を挿入した後どんな風に動けばいいんだろう?

どんな風に動くのが正しいんだろう?

自分の両手はどうすればいいのか。女性の腰を持てばいいのか、

身体を愛撫すればいいのか、脚を持ち上げればいいのか。

何が気持ち良いかは女性によって違うから正解は女性の数だけある?

うん。その通りだと思う。そのくらい僕にだって分かる。

じゃあ、今目の前にいるこの女の子とは、

どういうセックスをするのが正解だったんだろう?


わからない。

誰が正解を知っているんだろう?


誰が正解を教えてくれるんだろう?


女の子?

しみけん?

二村ヒトシ

一徹?

マツコデラックス?

わからない。

 

女の子がイかないのは僕の顔が醜いからなのか。
僕の性格がつまらないからなのか。
あるいは僕の社会的地位や収入が低くて、僕のことを見下しているからなのか。

あるいは単純に、オナニーではイクけどセックスではイキづらいだけなのか。

怖い。自分のセックスや男性性に点数をつけられるのが怖い。
僕は男として何点なんだろう?知りたい。でも怖い。
傷つくのが怖いから知りたくない。

結局のところ...人間は結果が全てだと思う。結果が全て。

年収一億の人と、年収千万の人と、年収百万の人が同じ発言をしても

説得力や発言に対する興味の持たれ方は全く違う。

「重要なのは誰が言ったかではなく何を言ったかだ」という意見をよく聞く。

たしかにその通りだと思う。
でもやはり「誰が言ったか」というのは重要だと思う。

誰が言ったかで発言の意味や重みは変わってくる。

結局非モテが何を言おうと「ブサイクのひがみ」「負け組の言い訳」

「貧乏人のたわごと」としか解釈されない。それがむなしい。

 

だから結局僕ら非モテにできることは......もし僕らが本気でモテたいと思うなら......

少しでも容姿をマシにして、少しでも収入を上げて、

少しでも性格を良くするしかない...
とても平凡なことだけど心の底からそう思う...

 

結局僕は僕でしかない。僕は僕にしかなれない。
あなたがあなたにしかなれないように...

とても有名な言葉だけど
「人生は配られたカードでやりくりするしかない」のだ。

カードは生まれた時に配られる。枚数も強さも人によって違う。
強いカードを10枚配られる人もいれば、弱いカードを1枚しか配られない人もいる。

とても不公平だ。

でも不公平を嘆いてもカードが配り直されるわけではない。
どれだけ不平不満を言ってもカードは変わらないのだ。

結局僕らは配られたカードで精一杯生きるしかない。

そのカードにどうしても納得できないんだったら......
生まれ変わりを信じて◯◯するしかない......

 

結局「前を向いて頑張って生きるしかない」という
つまらない一般論にたどり着く。

結局いつも最後は...つまらなくて平凡で聞き飽きた一般論にたどり着くのだ...

 

いつか僕に彼女ができるだろうか?

僕のことを好きになってくれる女性が現れるだろうか?

そして僕は......誰かを本気で愛せるだろうか?


いつか...いつか...幸せになれたらいいなと思う...

長文読んで頂きありがとうございました...

 

今僕はカフェでこの文章を書いてる。

これまでの自分の人生が全て幻で悪い冗談だったらいいなと思って、

僕は思いっきり目をつぶった。

目を開けたら全く違う人生が目の前に現れるんじゃないかと思って。

 

でも目をつぶってもカフェのBGMは聴こえたままだし、

まぶたに感じている光の加減も変わらないから、
目を開けても「たぶん何も変わらないんだろうな...」って思った。

でも少し期待して、しばらく目を閉じた後ゆっくり開けてみた...


やはり何も変わらなかった。


僕は僕のままだった。


自殺する人は最後に何を思うんだろう。

なんで「死のう」と思ったんだろう?

自殺した人と話してみたいと思った。

「あなたはなぜ死のうと思ったんですか?」と。

でもそれは無理だった。自殺した人と話すことは出来ない。


僕は自殺には興味がない。自殺したいとは思わない。

それはやはり、この世に未練があるからだ。

幸せになれると信じているからだ...

長文読んで頂きありがとうございました。

精神病と中学生

つい最近まで精神科に通っていた。

毎週精神科に通って薬をもらっていた。

結論から言うと...効果はほとんどなかったと思う...

少なくとも「病気の治療」という意味においては...
(ただ先生はとても良い人だった...)

今回はなんとなく僕の病気について書きたい。

僕が中学3年生(高校1年生?)の頃からずっとかかっている病気だ。

ただ...僕の病気に興味がある人なんているのだろうか?

でも悲しいことに僕にはもう書くことがないのだ。

自分のプライバシーや過去を切り売りするしかないのだ。

それを使ってなんとかおもしろいものを書くしかない...

では始めよう。

僕の病気について書くには中学時代の話をしなければならない。

僕にとって中学時代は本当に苦しい3年間だった。

1年生の時、僕は言動を友人にひどくからかわれた。
「中村は変だ」「馬鹿だ」「喋りがおかしい」
そんなことを言われた。
休憩時間に僕を含む4、5人で話をしている時に、僕が何か話し始めると
その内容がどんなものであろうが「おかしくね(笑)?」「矛盾してね?」と揚げ足をとられ、からかわれた。

 

最初は僕も自分がイジられるのを楽しんでいたように思う。

しかし徐々に度が過ぎてきて「僕が何を言おうが、僕の発言というだけで全否定されたり、無理矢理矛盾を見出されてからかわれる」ようになってからは、ただただつらいだけだった。

あまり認めたくはないがこれは「いじめ」だろう。
自分がいじめられていたという事実はなぜ認めるのが恥ずかしいのだろう?できればあまり認めたくない事実だ。

両親や兄弟にすら言ったことがない。それは「心配させたくなかった」というようなかっこいい理由ではない。単純に「いじめられていた」という事実がバレるのが恥ずかしかったからだ。かっこわるかったからだ。

自分という人間が集団の中で劣位なポジションに置かれ、からかわれて、見下されたという事実を認めたくなかったし、周囲にも隠しておきたかった。

そして、僕自身ショックだった。なぜ僕がいじめられなければならないのか?僕という人間はそこまで劣った人間なんだろうか?

たしかに僕にもからかわれる原因はあった。言動がおかしかったし成績も悪かったし顔も変だった。そして、どこかでイジられるのを期待している自分もいた。イジられるのを待っていた。僕が変なことやギャグを言うと周りが注目してくれるのが嬉しかったし、周囲が僕に興味を持ってくれるのが嬉しかった。

ただそれも最初だけだった。愛もなく単にイジられるだけでは、イジられる側は楽しくもなんともない。

僕は次第に彼らと話すのが怖くなってきた。彼らと話すたびに僕はビクビクするようになった。何か話せば、またからかわれてしまうのではないか?そう思うと怖くてたまらなかった。

僕はどうすればいいのか必死に考えた。思いついた答えはとてもとてもシンプルなものだった。

 

「誰とも喋らないようにする」
なんて原始的なんだろう。馬鹿みたいな答えだ。

でもそれぐらいしか思いつかなかった。

僕は明るい子どもだった。明るくひょうきんでウケを狙って変なことを言うこともよくあった。

そこが僕がいじめられる原因でもあった。

僕は自分が喋るからいじめられるんだろうと思った。僕が喋らなければからかわれることもないだろう。そう思った。

そして僕は誰とも喋らなくなった。もちろん「おはよう」と言われれば「おはよう」と返したし、必要最低限の会話はした。でもそれ以上は話さなかった。

僕は誰とも話さなくなった。

そして、僕はいじめられなくなった。

変化は明確だった。

そりゃそうだ。僕は今まで言動をからかわれてきた。
僕が話す。僕の言動がからかわれる。いつもその流れだった。

僕が喋らなくなれば、からかわれることがなくなるのも当然といえば当然だった。

周囲からは心配された。
「中村くん元気なくない?」「中村どうしたの?」
突然話さなくなった僕に対して周囲がそう思うのも当然だった。

そういった周囲からの問いかけになんて答えていたのか全く記憶にない。たぶん「大丈夫」などと答えていたんだろう。
全然大丈夫ではなかったけど。

でも、からかわれないこと、周囲から馬鹿にされないことはすごく嬉しかった。神様はいるんだと思った。

そんなことをどれくらいの間続けていただろう?たぶん1、2ヶ月だったと思う。いじめられることはなくなった。

そして、いつの間にか僕は周囲から「真面目な人間」だと思われるようになった。でもそんなバカなことがあるだろうか?成績は全く変わっていない。ただ口数が極端に少なくなっただけだ。たったそれだけで「バカキャラ」が「真面目キャラ」にまで変わるなんて...

僕はいじめられなくなった。本当に嬉しかった。
いじめられなくなって数ヶ月経った時僕はあることに気づいた。

 

 

僕はひとりぼっちになっていた。

 


当然といえば当然だろう。僕は誰から話しかけられても無言か、単調な返事を返すだけだった。そんな人間に誰も話しかけなくなるのは当然だ。人が誰かに話しかける時、話しかけた方は必ず何かしらの期待をしているものだ。

笑い...安心感...楽しいリアクション。人は普通なにかを相手に期待して話しかけるので、それが得られない可能性が高い相手には話しかけないのは当然なのだ。

僕は孤立した。朝学校に来てから家に帰るまで誰とも話さない。
ずっと黙ったままだった。

そしてそんな状態のまま僕は中学二年生になった。

寂しい。
誰も僕に話しかけてくれない。

話しかけられすぎると鬱陶しかったりめんどくさかったりいじめられたりでストレスになるのに、誰からも話しかけられないとそれはそれで寂しくなる。
うまくいかないもんだな、と思った。

でも前のグループに戻るのは嫌だった。前のグループに戻れば僕はまたいじめられるだろう。集団の中で劣位な立場に置かれるだろう。
またからかわれるのは嫌だった。僕はもう誰からもバカにされたくなかった。惨めな思いをしたくなかった。

でも1人は寂しかった。

僕は居場所を探した。

見つけた。

クラスにオタクの集団がいた。彼らはいつもマニアックな漫画についてよくわからない会話をしていた。そして3、4人のグループでぼそぼそと平和に会話をして笑っていた。

なんて平和なんだろう。彼らは誰かを傷つけたり馬鹿にすることになんの興味も持っていないようだった。彼らは平和にひっそりと好きな漫画の話をしていたいだけなのだ。

僕はそのグループに入りたいと思った。彼らの一員になって学校の中に居場所を見つけたいと思った。

僕はブックオフで彼らが好きな漫画を買った。たしか全巻買ったと思う。

正直何が面白いのかわからなかった。興味がない漫画を読むのは苦痛でもあった。

でもとりあえず全巻読んだ。そして彼らの会話に勇気を持って入っていった。

正直どんな風に彼らのグループに入ったのかあまり覚えていない。
ただ、あまりにも最初からグイグイいくと露骨すぎて恥ずかしいし、気持ち悪いので、徐々に入り込んだような気がする。

「たまたま読んだんだけどあの漫画おもしろいよね」

「□□というキャラがおもしろいよね」

たぶんそんな感じで自分なりに自然に話しかけたんだと思う。

彼らは「え!?中村くんもあの漫画好きなんだ!?へ〜!」という感じ
で自然に受け入れてくれたと思う。

僕はあまり人見知りをしない性格だと思う。話し方がおかしかったり論理はぐちゃぐちゃだけど、知らない人に話しかけたりするのは、それほど苦にならない方だ。

数日後僕は拍子抜けする程あっさりと彼らのグループに受け入れられた。

休み時間はいつも彼らと漫画の話をした。

その漫画自体にはあまりおもしろみが感じられなかったが、少なくとも「居場所がある」「1人じゃない」ということは素晴らしいことだと思った。朝学校に来たらとりあえず話せる人がいる。それだけでほっとした。

彼らは学校が終わると、よく家に集まってゲームをしたり漫画の話をして遊んでいたようだ。

僕は彼らと遊ぶことに全く興味がなかった。彼らと遊びたいとは全く思わなかった。とても穏やかで人を傷つけない良い人達ではあったけど彼らが心の奥底で何を考えているのかはよくわからなかった。

1つの漫画やゲームにあそこまで真剣にのめりこむことが僕にはできなかった。
僕はどちらかというと本に興味があったし、もっと言うと「人間が何を考え何を思って毎日を生きているのか...」そんなことに興味があった。

中学を卒業してから彼らと一度も会っていない。僕は彼らのメールアドレスも電話番号も何も知らなかった。知りたくもなかった。そして彼らも僕に対してなんの興味も持っていなかった。

僕は学校の中に「とりあえずの居場所っぽいもの」が欲しかっただけだし、彼らとしては「害のない人間」がグループに加わることにさほど抵抗がなかった、ただそれだけのことだったんだろう。

僕は中学を卒業した。

卒業式の後、たしかクラス皆でどこかに集まって、カラオケだかご飯だかに行くみたいな話になっていた気がする。

僕はその集まりに参加せず、卒業式が終わると、すぐに1人で家に帰った。僕は大人数で話すのが苦手だった。今でも苦手だ。
卒業式の後皆で集まって一体何を話すっていうんだろう?僕には思い出なんて何もなかった。消したい過去しかなかった。

自転車ですぐ家に帰った。1人で学校から帰る時の気分をなんとなく覚えている。
寂しさと誇らしさ。

たぶん卒業生の中で1番最初に校門を出たのは僕だと思う。みんな別れを惜しむように学校の中で友達と思い出を語り合っていた。友達がいない人もなんとなく「これから何かイベントが起きるのか...」と期待する感じでそわそわしていて、なかなか教室を出れずにいた。

僕は寂しさと、どこかに誇らしさを感じていた。
「友達が出来ない自分の性格」を愛おしく思った。
人と距離が近づくことによって、今まで敬語だった人がタメ口で話しかけてくるのを恐れていた。
仲良くなると彼らは僕に本音を言うかもしれない。
僕の会話の矛盾点やおかしな点をからかってくるかもしれない。
僕の人格を否定してくるかもしれない。
それが怖くてたまらなかった。

僕は人と距離をとりたかった。

でも誰かに自分のことを理解して欲しかった。
誰かに近づいてきて欲しかった。

「僕は孤独だ。全く友達が出来ずクラスの集まりにも参加せず、
いつも1人だ」
孤独な自分がかっこよくて、僕だけが、この学校で僕だけが全ての真理を理解している、神から選ばれた特別な人間であるような気がしていた。
僕以外の人間はゴミだと思った。

「誰かが僕の特別さに気づいてくれていたらいいのに...」
そう思った。
僕の優しさ、僕のおもしろさ、僕の頭の良さ...
学校の中で1番おもしろいのは僕なのに...
先生を含め学校にいる全員がデタラメでいい加減な嘘つきにしか思えなかった。

でも彼らの方が僕より見た目がまともで成績も良かった。
社会に認められるのは僕より彼らのような人間だと思うと悲しくなった。
みんな僕の言葉より彼らの言葉を信じるだろう。
そう思うとむなしかった。

この学校で僕だけが世界を理解している、いや僕は世界中で数人しかいない特別な人間の1人なんだと思った。
それを誰も気づいていないことが悲しくてむなしくて憎らしかった。

僕は家に帰ると2階に上がって、自分の部屋の窓を開けて外を眺めた。
いつもと変わらない景色。目の前にはいつもの見慣れた街並みがあった。家の前の道を同じクラスの女の子が自転車で通った。彼女はとても綺麗な女の子だった。

結局3年間を通して彼女と一言も喋ることができなかった。
もし一言でも喋ることが出来ていたら...僕らはお互いのことが理解できてひょっとしたら親友になっていたかもしれない...

でも結局はいろんな偶然や必然が、僕らに知り合う機会を与えなかった。

人生は偶然に支配されている。

というかそもそも...僕は中学時代に一言でも女の子と喋っただろうか?
喋った記憶が全く無かった。

これが僕の中学時代。何も起こらなかった。

いじめられて、他人のことが怖くなっただけの中学時代。


僕は高校に入学した。とてつもなく偏差値の低い高校だった。

正直...病気にかかったのが中3の時なのか高1の時なのかどうしても思い出せない。

まあいい。それはあまり重要なことではないから。

とにかく...病気の話だ。

僕は2年ぐらい前から精神科に通い始めた。

病気に耐えきれなくなったからだ。

医者に病気の話をした。

医者は僕の話を聞き終わるとこう言った。

「珍しい病気ですね...非常に興味深い...」
「中村さんは,,,おそらく...心の病気というより...脳の病気ですね...」
「元々、脳になんらかの奇形があって...そういった考え方になるんだと思います...」

僕「...つまり...先天的に...僕の脳がおかしい...ということですか?」

「そうですね...おかしいというか...奇形ということだと思います...」
「精神的な問題だけだとそんな変わった症状にはならないと思うので...」

僕はこの言葉を聞いた時少し嬉しかった。
僕の病気が認められたと思った。

そして考え方や精神的な問題というよりは、元々の脳になんらかの原因があると言ってもらえたのが嬉しかった。
「君が悪いんじゃない。君が馬鹿なんじゃない。ただ生まれつき脳が少しおかしいだけなんだ」
そんな風に言ってもらえた気がした。

それから約2年間僕は病院に通い続け、薬を飲み続けた。量を増やしたり、より強いものに変えてみたりもしたが...一瞬治ったかに思えた時期もあったが結局は再発して根本的な解決にはならなかった。

さて、そろそろ具体的な症状を書こう。

もし...いないとは思うけど「僕も同じ病気です」「私も」という人がいたら教えてほしい。そしてもし...すでに病気が治っているのなら,,,どうやって治したのか教えてほしい。

僕の病気はいささか変わっている。

それは「調子が良い日と悪い日が【必ず交互】に訪れる」というものだ。こんな不思議なよくわからない思い込みに中3(高1?)の頃からずっとかかっている。

意味がお分かり頂けるだろうか?

わからないと思うので説明させてほしい。

まず「調子が良い日」というのはどういうことなのか。

調子が良い日とはつまり...頭が正常に働いていて、その日に僕が下した判断、話した内容などが【すべて正しく、自分の中で妥当である...と思える日】ということだ。「調子が良い日の僕」は自信に満ちている。他人からどう見えるかはまた別の話だが、少なくとも、自分の判断に自信が持てる...と思える日ということだ...

わかりづらいな...

それに対して「調子が悪い日」とはどういうことなのか。
「調子が悪い日の僕」が下した判断、喋った内容...【それら全てが間違っている...と思える日】ということだ。

...絶対伝わってないな。もう少し説明させてほしい。

調子が良い日というのは「他人からどう見えるか」は別にして、その日の僕の物事の判断や言動は「全て正しい」と思えるのだ。

全て正しいというのは「客観的に見て正しい」ということではない。
少なくとも僕の中では「正しい」と思える...ということだ。僕が持っている能力を全て出せる(と思える)日とでもいうのだろうか。

僕が僕自身でいれる日...という表現が1番適切な気がする。

その日に着た服、ご飯屋さんで選んだメニュー、歩いている道、乗った電車の車両、書店で買った本、コンビニで買ったお菓子、職場の上司との会話、その日考えていること......とにかく全てが自分の中で「正しい」「間違っていない」と思える日なのだ。

それに比べて「調子が悪い日」というのは、頭に浮かんだこと、上司との会話、 僕の口から発せられた言葉、ご飯屋さんで選んだメニュー、コンビニで買ったお菓子、書店で買った本、あるいは「その日に書店に行くという選択をしたこと自体」、とにかく、その日に僕が下した全ての判断、僕の言動の全てが「間違っている」「本当の僕、調子が良い日の僕ならこんな判断を下さなかった」と思えてしまう日ということなのだ。

つまり、僕が僕自身ではいられない日...とでも言おうか。

これで少しは伝わっただろうか?

たぶんこういう人は意外に結構いるんじゃないだろうか?

「なんとなく今日調子良いな...」とか「なんか今日調子悪いな...」と思ってしまうことは皆さんもよくあるのではないだろうか?

そして1日の最初にそう思ってしまうと、その思い込みによって、なんとなく1日全体が「調子が良い日」「調子が悪い日」のどちらかになってしまう。

そして家に帰った後「今日は何をやってもうまくいかない日だったな...また明日から頑張ろう」などと考える。

これは意外とありがちなパターンなのではないだろうか?

僕の場合は違う。

僕の場合は【調子が良い日と調子が悪い日が必ず交互に来る】のだ。
この恐怖を分かって頂けるだろうか?

つまり今日が月曜日だとして(実際に今日は月曜日だ)、調子が良い日だとすると(実際に今日は調子が良い日だ)明日の火曜日は「調子が悪い日」なのだ。そして水曜日は「調子が良い日」、木曜日は「調子が悪い日」、金曜日は「調子が良い日」...これの繰り返しだ。

なぜ「必ず交互に来る」のかはわからない。なぜ僕が勝手にこんな意味不明な思い込みによる「ゲーム」のようなものを始めてしまったのか、自分でもよくわからない。何かこれを始めることでメリットでもあったんだろうか?

そして、調子が良い悪いの【切り替わり】は午前0時だ。

例えば、調子が良い日の23時ぐらいに友人とLINEでやりとりをしていたとする。やりとりが長引いて23時50分ぐらいになると僕は怖くてたまらなくなる。0時を境に「調子が悪い日」に切り替わってしまうから。

今の僕は【調子が良い日】だから友人とのやりとりにもある程度自信が持てる。文章の内容、顔文字の有無、スタンプの使い方、全て【的確だと思える】。だって「調子が良い日」だから。だから不安はあまりない。
少なくとも「自分が本来持っている能力は出し切れる」と思える日だ。
自分が本当の自分でいられる日なのだ。

しかし0時を越えてしまうと話は別だ。0時を境に「調子が悪い日」に突入してしまう。
文章の内容、スタンプの使い方、顔文字の有無、すべてが間違っていて見当外れで馬鹿げているようにしか思えなくなる。全てに自信がなくなってしまう。
相手から「なにこの文章。中村さんって全然つまんない」そう思われている気がして、やりとりするのが怖くなってしまう。

電話だともっとキツイ。
調子が良い日に友人と電話をしていたとしよう。たまたま23時30分ぐらいに電話が始まって、それが長電話になって0時を越えたら?

僕は怖くてケータイの時間を見ることができない。もし0時を越えてしまっていたら「調子が悪い日」になってしまう。急に僕は自分が話している内容、選んだ言葉、相槌、全てに自信がなくなってしまう。

だから時間を見ずに僕はこの電話を乗り切ろうと思う。だけど時間を見ずにいるとだんだん不安になってくる。「本当はもう0時を越えていて、僕は調子が悪い日に切り替わっているんではないか?」「ということは今僕が喋っている内容は全て見当違いで相手に『なにこいつ?意味分かんないし全然つまんない』と思われているんではないか?」そんな考えが頭をよぎってしまう。

時計を見ても見なくても僕は怖くてたまらなくなるのだ。

ちなみに「調子が悪い日」に友人と電話をしている時は「やばいな...今日の僕はいつもの僕じゃないから相手に『おもしろくない人』って思われる可能性がある。それが怖くてしんどいからあまり話したくないな...」って思いながらも頑張って話す。
日付が変わるとほっとする。
「よし...今から僕が喋る内容はまともだろう...僕の脳裏に浮かんだ言葉、その中から選んだ言葉は間違いではないだろう...」
とほっとした気持ちになる。

雰囲気は伝わっただろうか?
これが僕の病気だ。

これが中3(高1?)からずっと続いている。
いや正確に言うとこれにかかっていない時期もあった。

なにか身近に事故が起こったり、この病気よりも自分にとって関心度が高い出来事が発生すると、生きることで必死になって、この病気のことを忘れてしまうのだ。

この病気を忘れている時は少し幸せな気分になれる...ような気がする。たまに病気のことを思い出しても「僕はもう、あれを卒業したんだ」と言い聞かせることによって、頭の中から消すことができる。

この病気が再発する時はたいてい決まっている。
今日何か良いことがあって、次の日嫌なことがあって、その次の日良いことがあった,,,たまたまそんな偶然が重なると、この病気のことを思い出してしまい「調子が良い日悪い日」と「たまたまの幸不幸」を結びつけてしまう。

物事には平均回帰というものがあって、基本的に、良いことが起こると、次に普通な出来事や嫌な出来事が起きてしまうものだ。

というか確率的に、良い(悪い)ことが続くというのはあまりないので、良い(悪い)ことがあれば、次に「悪い」(良い)あるいは「普通」と感じる出来事が起きるのはとても自然なことなのだ。

頭ではそう分かっている。きちんと理解しているつもりだ。
だけど実際にそういった良い→悪い→良いなどの偶然が重なってしまうと、そこに過度の関連を見出してしまって、病気が再発してしまう。
そしてその病気は一定期間続いてしまう。
そしてまた身近に事件や重大な出来事が起きると、この病気のことなどすっかり忘れてしまう。そしてある程度の期間が経つとまた思い出して再発してしまう...その繰り返しだ。

僕は医者に質問した。

「身近に事件が起こったり、より重要な出来事が起きると、この病気のことを忘れてしまうんですが...忘れてしまうってことは、これはたいしたことじゃなくて、【本当の鬱】【本当の精神病】とは言えないんですかね?」

僕は不安だったのだ。本当の鬱や精神病が「たまに忘れてしまえるものなのか」ということが。たまに忘れてしまえる時点で、僕の鬱や精神病は僕が勝手に作り上げた偽物なのではないだろうか?と。

先生はこう言った。

「いや...そういうもんですよ。鬱や精神病は緊急時には忘れてしまうもんなんです。忘れたからといって、それが偽物、たいしたことではないもの、という風には言えません」

僕はほっとした。「そうだよね!」「さすが先生!」と思った。

ふとしたことで忘れるからといって、それが「たいしたものではない」ということにはならないのだ。

僕は自分が、社会や医者からかまってほしくて、詐病、言わば「不思議な症状を意図的に作り上げた」と思われるのがつらかった。

人間は誰でも自分のことを特別な人間だと思いたい生き物だ。
そして精神病は、何もない人間にアイデンティティを与えてくれる麻薬のような側面もあると思う。僕は普通に人と喋れる人間が自分のことをコミュ障と言ってみたり、普通の人間が特別な人間になりたくて、病名をもらうために精神科に行ってみたり...という「ファッション鬱」が苦手だった。

でも僕自身、自分がファッション鬱なのかもしれない、【本当の鬱】ではないのかもしれない、という不安を抱えていたので、医者から「あなたは脳の病気です。本物です」と言われた時は嬉しかった。
ほっとした。
「あなたは本物です。偽物ではないです。特別な人間ですよ」
そう言われた気がしたから。


さて、僕はこんなクソみたいな病気を抱えたままなんとか生きてる。
社会の底辺で必死に生きてる。幸せになるために。

僕は高校生の頃、当時唯一尊敬していた大人、信頼できる大人にこの症状を相談した。なんて答えてくれるんだろうと思った。

彼の回答は「ちゃんと寝ろ」だった。

ちゃんと寝ていた。

しかし今思えば彼の回答も間違えではなかったと思う。

というか、いきなりこんな意味不明な症状を打ち明けられて「ちゃんと寝ろ」以外にどんな回答ができるって言うんだろう?
僕は彼にどんな答えを期待していたんだろう?

僕はこの病気を抱えながら今後の人生を生きるんだろう。
時に病気のことを忘れながら。

中学を卒業してからいじめられることはなくなった。

たぶん人と距離が近づくのが怖くて、無意識にある程度距離を置く癖がついたからだろう。
いじめられることはなくなったが、人と仲良くなることもなくなった。

でもそれはそれで楽しい。

友達がいない人生。他人と仲良くなれない人生。
ひとりぼっちの人生。

それはそれで楽しい...のかもしれない。

僕はこれからも自分なりに必死で生きていく。

というか「自分なりに必死で生きていく」以外にどんな生き方があるっていうんだろう?

必死で生きたその先に「何か」が見つかればいいなと思う。
何か見つかるだろうか?

僕は何かを見つけることができるだろうか?

長文読んで頂きありがとうございました...

書いて書いて書きまくる...

これからは...書いて書いて書きまくりたい。

今までは「書きたい」という気持ちがわいてきた時だけ文章を書いていた。

それじゃダメだ。もっともっと文章を書いて書いて書きまくらなきゃ。

そして、ただ書くだけでは意味が無い。第三者が読んで「おもしろい」と思わなければ意味が無い。

自己満足の文章なんて書いても仕方ない。

だけど自分自身が「おもしろい」と感じる文章はたいてい、第三者が読んでもおもしろいと感じることが多いとは思う。

何も書くことが無い。

何も書くことがないが、それでも何かを書きたい。

僕は作家になりたい。文章で食っていけるようになりたい。

そのためになら...書くことがなくてもなりふりかまわず、もがいて動いて醜態をさらしてでも、なんとか第三者から「おもしろい」と
思われるものを書きたい。

本当に文章で食っていきたいと思うなら...たぶん人からどう批判されようと、いくら「おもしろくない」「つまんない」と言われても
「いや...俺には才能がある...」と自分を信じて書き続ける強さが必要だと思うから。

本気で欲しいものがあるなら...そのなにかを本気で取りに行くべきだ...

...僕は今そんなことを考えている...

僕はたぶん失敗するのが怖かった。「つまらない」「おもしろくない」と言われるのが怖かった。

だから文章を書いてもなかなかブログに投稿することが出来なかった。

僕はツイッターとブログを連動させているのでブログを投稿すると、それがツイッターに投稿される。
「ブログが更新されました」というように。

そのツイートにどれだけ「いいね」がつくか、どれだけリツイートされるか。それでブログの内容がどれだけ共感されて、
興味を持たれて、楽しんでもらえたかが可視化される。評価がみんなに見られる。

そこですべるのが怖かった。ほとんどいいねがつかなかったり、誰からも言及されないのが怖かった。

「おもしろくない」と思われたり「あんたの文章に興味ねえわ...」ってスルーされるのが怖かった。

「そんなの気にしすぎじゃね?」とあなたは思うかもしれない。

でも僕にとってはそれが全てだったんだ。すべること、すなわち、いいねがほとんどつかなかったり、リツイートがほとんどされなかったり
話題にされないこと。それはつまり「すべった」ということだ。

僕は今までの人生において、何の挑戦もしたことがなかった。

それは単純に...失敗するのが怖かったからだ。人から「うわ...(笑)あいつすべってる(笑)」「ださ...(笑)」って思われるのが
怖かった。

でも一番怖かったのは他人からの視線ではない。

自分自身に幻滅したくなかったのだ。自分自身にがっかりしたくなかった。失望したくなかった。

何かに挑戦して失敗する自分を見るのが怖かった。

挑戦しないことで「もし挑戦していたらうまくいってたかもしれない...」という可能性を残すことが出来る。逃げ道を作ることが出来る。

僕は挑戦しないことで「失敗する自分」「社会においての自分の立ち位置や能力」と向き合うのを避けていた。そんな気がする。

でも今は少し考え方が変わった。

本当に欲しいものがあるなら...どれだけ失敗してもどれだけ醜態をさらしても...それを取りに行くべきじゃないのか?

いや...もっと言うなら...本当に欲しいものがあるなら「取りに行かざるを得ない」んじゃないのか?

取りに行かなくても平気でいられるってことは...たいしてそれが欲しくないんじゃないか?その程度に過ぎないんじゃないか?

そんな気がしている。

欲しいものは取りに行けばいい。欲しくないなら取りに行かなければいい。ただそれだけのことなのだ。

話がずれた。

僕は自分の文章ですべるのが怖かった。ブログの投稿を知らせるツイートに全くいいねやリツイートがつかないことが
怖かった。

すべったことを多くの人に見られてしまうのが怖かった。

ドヤ顔で「どうだ!おもしろいだろ!」って自信満々で出したものが
全然ウケなかったことがみんなに見られてしまう。

それが怖くてたまらなかった。

まさに公開処刑

僕は処刑されたくなかった。

かといって、誰かにかまってほしいことが見え見えの文章、誰かに言及されたい、話題になりたいのが見え見えの「炎上系文章」は
書きたくなかった。そんなさむいことは絶対したくなかったし、そういった炎上狙いの文章を書いて
狙い通り見事に炎上させるという器用な芸当は僕には出来なかった。


自分なりに真剣に一生懸命書いたものが誰かの気持ちを揺さぶって「おもしろい...」「共感する...わかるわ...」
「こいつ文章上手いな...」そんな風に思ってもらうのが僕の夢だった。

究極的には、自分自身で心の底から満足できる文章を書ければ他人からの評価は必要とせず自己満足出来るのかもしれないが
まあとりあえずは誰かに評価されたかった。他者からの評価をもらって安心したかった。他者からの支え、自分を信じるための
外部からの「証拠」のようなものを必要としていた。

何が言いたいのか分からなくなってきたけど、とりあえず僕はすべるのを恐れず、失敗をおそれず、
今後はどんどん文章を書くことにしたい...ということが言いたかったんだと思う。

文章で食っていくにはある程度「数打ちゃ当たる」精神が必要だと思う。

たくさん書いてたくさん発表して、誰かから「おもしろい」「この人の文章を他にも読みたい」
そんな風に思わせることがどうしたって必要だと思うから。

とりあえずこれから...ブログの更新頻度をあげていきたい...自分なりに一生懸命書きたい。どれだけ「おもしろくない」と言われても
自分なりに一生懸命書きたい...

今回僕が言いたかったのはそれだけです。

2018年...今年は失敗してもいいからきちんと「挑戦した」「力を出し切った」と
思える年にしたい。

宜しくお願い致します...

読んで頂きありがとうございました。

僕らがいた

僕らがいた。

いつかこのタイトルで何かを書きたいと思っていた。

このタイトルの少女漫画があることを知っている。でも読んだことはない。内容も知らない。
でもタイトルが素晴らしいと思った。言葉が持つ意味、リズム、響きが素晴らしい。

僕らがいた。


今から僕が書こうとしている内容はたいしたものではない。単純に『ある男性がある女性に会いに行って食事をして解散した』
出来事を簡潔に書くとそれだけだ。

そしてある男性とは僕のことだ。

セックスもないし何か事件が起きたわけでもない。社会に対する問題提起もない。

『一組の男女がご飯を食べて解散した』ただそれだけである。

もし興味がある方がいれば読んでほしい。ここまで読んでたいして興味がわかなかった方は「閉じるボタン」を押せばいいと思う。
人生は短い。興味の無い文章を読んで貴重な時間を無駄にすることはない。

では・・・書きます。

僕らの出会いはツイッターのDMからだった。

今年の5月、一通のDMが送られてきた。

本当はDMのやりとりを全てここで原文のまま引用するつもりだった。

しかし彼女に完成した文章を送ったところ
「私が最初に送ったDM以外は全て引用しないでほしい」と言われた。

すべてを引用したほうが彼女の人間性も伝わるし、僕と彼女の関係性も
分かるし、文章もおもしろくなるので僕としてはすべてを引用したかったが
彼女がNOと言っている以上それに従うしかない。

相手が嫌がっていることはしたくない。

彼女には彼女の人生があるし、万が一彼女の知り合いが見た場合
ちょっとした情報や文章の癖で特定されることもないとは言えない。

なるべく彼女の個人情報に触れない範囲でおもしろい文章が書けたら・・・
と思う。

では始めよう。

今年の5月、一通のDMが送られてきた。

『はじめまして。少し前にブログをたまたま見つけて、
こちらにたどりつきました。私もアラサーです。

突然ですが私は自分が大嫌いです。生きづらいです。
でも死ねずに生きてしまってます笑

でもいつかお互い暗闇から抜け出せると良いですよね。
突然ごめんなさい。お互い頑張りましょう。』

僕のもとにはたまにこういったDMが送られてくる。

僕は返信した。

『ご連絡ありがとうございます^^

そうですね。。お互い暗闇から抜け出せるといいですね。。

頑張りましょう^^』


僕らはこのDMをきっかけに頻繁にメールのやりとりをするようになった。

文章を引用することが出来ないので僕なりに彼女の情報をまとめると・・・

・アラサー

・僕のブログをがっつり読んでくれてる(僕に親近感を感じるとのこと)

・若い頃セフレがたくさんいた

・不倫も経験した

・デリヘルで働いたこともある

・オフパコも一度したことがある

・自撮りをくれた。可愛かった。

・中村さんとセックスがしたいわけではない。機会があれば話をしてみたい。

・一人の人間として愛されたい。認められたい。大事にされたい

・オナニーはガンガンしてる。

・自称外見はゴリラ

・自称アスペ

・生きてる価値が無いから死にたい

・人生に未練はない。長生きしたくない。

ざっとまとめるとこういう感じだろうか。

様々なやりとりがあった。

僕は彼女の首の匂いがかぎたくてかぎたくて仕方なかった。
なので「個室のご飯屋さんで話をして、手をつないで、首のにおいを嗅がせてもらってもいいですか?」
と事前に彼女に聞いた。

彼女は「私は臭いと思いますよ(笑)?実際会ってみたら中村さんはそんな気を無くすと思います^^;」と
答えた。

僕らはこうして会うことになった。

僕は彼女が「なぜ死にたいのか」が気になっていた。

自撮りの写真は可愛かった。可愛くてユーモアもあって優しそうなアラサーの女性がなぜ死を求めているのか。

そこが知りたかった。僕なりにそれを理解して文章にしたかった。

そして彼女の身体の匂いがかぎたくてたまらなかった。

僕は新幹線で彼女の街まで向かった。

誰かに会うために新幹線に乗るのはこれで3回目だ。

毎回不思議な気持ちになる。

ただ、彼女からのあるDMが気になっていた。

それは「もし明日会うのでしたら〇〇駅に12時頃でも大丈夫ですか?」というメールだ。

もう会うことは確定していたのに、会うことをすごくためらっているような、会うことを嫌がっているような、
たいして僕に会いたくないような文章だったので、僕は申し訳ないような、悲しいような気持ちになってしまった。

彼女は僕に会いたいんだろうか?会いたくないんだろうか?

僕は彼女に会いたかった。会ってすべてを聞きたかった。

そして彼女の身体の匂いをかぎたかった。彼女の首の匂いをかいで首にキスがしたかった。

女性の身体のあたたかみを感じたかった。

でも正直セックスするのは怖かった。

セックスをするということは「判断される」「評価される」ということだ。

前戯をして挿入するという過程を通して、僕は彼女に「セックスが上手い」あるいは「セックスが下手」という判断、評価をされる。

それがとてつもなく怖かった。セックスの快楽よりも評価されることへの恐怖のほうが上回っていた。

「彼氏のほうが大きくて上手い」とか「前戯が下手」とか「痛いだけ」とかそういういわば
「僕に対する本音の感想が彼女の脳内に浮かぶこと」が本当に恐ろしかった。

女性の嘘が怖かった。「めっちゃきもちいい・・・やばい・・・あん・・・あん・・・」って言いながら
実は頭の中で「全然気持ちよくない(笑)こいつ何必死で腰ふってんの(笑)ださ(笑)」って思われるのが怖かった。

「彼女の本音を想像して勝手に傷つく」という作業にもいささか疲れた。

だからむしろセックスしないのは僕にとって少しほっとすることではあった。

でもなぜか僕は彼女に会いに行く時、カバンの中にコンドームとローションをいれていた。

何が起きるか分からない。ひょっとしたら僕が彼女の首の匂いをかいだり、首にキスをしている時に彼女が興奮して
「はぁ・・・はぁ・・・中村さんと・・・セックスしたい・・・」と言うかもしれない。

何が起きるか分からないし「絶対にセックスは無い」と思って彼女に会いに行くのも少しさみしいことだった。

僕はセックスにおびえながらもやはりどこかにセックスしたい気持ちを抱えていた。

でもたまらなくセックスが怖かった。

ボディソープで丁寧に身体を洗う。おしゃれに全く関心が無い僕だけど、自分が持っている服の中で一番お洒落だと思うものを
着て行った。髪にもワックスをつけた。カバンの中にはコンドームとローション。

準備は万端だ。

新幹線の切符を買う。新幹線に乗る。ドキドキする。これから彼女と会う。彼女はどんな人なんだろう。

ツイッターのDMでしか話したことがない人と実際お会いするのは毎回すごく緊張する。

新幹線が東京を出発した。不安と期待。僕はこれから彼女と会って、その後、思ったことをブログに書く。

そう考えると緊張する。

新幹線の窓から風景を見る。東京から遠ざかると田んぼや工場も見えてくる。のどかな景色だ。
でもここにも人が住んでいて、ドラマがあるんだ、と思う。
人がいて感情があって様々な思いがある。そして夜のあたたかい光がある。

目的地に着くまでの暇な時間はケータイをいじっていた。

待ち合わせ場所に着く時間を調べる。

彼女にDMを送る。

「〇時〇分に〇〇駅に到着予定です!宜しくお願い致しますm(__)m」

新幹線が駅に着いた。

そこからさらに電車に乗る。

のどかな風景だ。田舎。一見平和な街だけど当然ここにも人間の醜い本音があって暴力も存在している。

でも朝の光の中では、街はそういったものとは無縁に思える。

電車に揺られる。待ち合わせ場所に到着する。

彼女からDMが届く。

「用事済ませてから向かいますので、もしかしたら少し遅れてしまうかもしれませんm(__)m

また近くなったら連絡します!」

街を散歩して時間をつぶす。コンビニに入る。書店に入る。街をぶらぶら散歩する。気持ちいいほどの田舎だ。

今日はとても晴れていて気持ちがいい。

Yさん「ちなみに駅のどのあたりにいますか?私は西口を希望したいのですが^^;」

僕「すぐ西口に行きます^^」

僕「今西口の交番前にいます^^」

Yさん「どこだろ?^^」

僕「到着されてます???」

Yさん「到着してますけど西口に交番なんかありましたっけ???」

僕「ありますよ(笑)」

Yさん「普通に通り過ぎてましたww」

彼女を探す。

田舎で平日の昼間なので人通りが少なく匿名性が無い。

僕が中村ということが彼女にバレるのがひどく恥ずかしかった。

僕は交番を離れてベンチに座った。交番の前には誰も人がおらず、そこに突っ立ってると僕が中村であることが彼女にバレバレだと
思い、なんだかそれが無性に恥ずかしく怖かったのだ。

若い女性を見かけた。でも身体が異常にがっしりしてて大柄で顔も可愛くない。これがYさんだったらきついな・・・と
思う(何様だよ)。

でも彼女の元にはすぐに別の女性がやってきた。おそらく女友達との待ち合わせだったんだろう。ほっとした。

ベンチから周りを見渡す。とにかく、彼女が僕を見つけることが怖くて仕方ない。「この人が中村さんなんだ。こんなしょぼい
見た目なんだ」とがっかりされるのが怖くて仕方ない。

彼女らしい人を見つけた。スカートをはいてるし、そのスカートはメールでくれた写真と同じものだった。

彼女だ・・・。彼女がYさんなんだ・・・。遠くて顔が見えない。とても緊張する。

彼女は自分の見た目をゴリラだと言っていた。怖い。

DMを送る。

僕「白いカバンを持ってらっしゃいます?」

僕「分かったので行きます!」

彼女のほうに向かう。怖い。怖い。怖い。彼女を見るのが怖いというより『彼女が僕を見る』のが怖かった。

彼女に僕という人間を評価、判断されるのが怖い。「しょぼい」とか「貧相」とか「ブサイク」とかそんな感想を持たれるのが
怖い。そういった本音の感想が彼女の脳内に浮かぶことが怖い。その感想を彼女が口に出すかどうかは関係ない。
彼女の頭の中にその本音が一瞬だけでも浮かぶことが怖くてそれが僕にとって苦痛なのだ。

彼女は意図的なのか下を向いていて口元しか見えない。

僕は彼女に近づいていった。

田舎の駅なのでほかに人はおらず、彼女がYさんであることは間違いない。

僕「あの・・・Yさん・・・ですか?中村です・・・。お忙しい所申し訳ありません・・・」

彼女は僕のほうを見た。

Yさん「あ・・・そうです・・・(笑)」

正直ここでどんな会話をしたのかほとんど覚えていない。たぶんお互いめちゃくちゃ緊張していた。

暗いDMの内容とは裏腹に明るい笑顔が印象的だった。僕はほっとした。

そして何よりも彼女はとても可愛かった。とても嬉しかった。可愛い・・・と思った。

僕「全然ゴリラじゃないじゃないですか(笑)めちゃくちゃ可愛い(笑)めっちゃ嬉しいです^^ほっとしました」

Yさん「(笑)」

僕「めっちゃ可愛い!本当に嬉しいです^^」

Yさん「っていうか全然交番じゃないじゃないですか(笑)」

僕「すいません(笑)交番前は日差しが強かったので^^;」

僕「っていうかお忙しい中本当にすいません^^;どこに行きます??」

Yさん「そうですね。一応調べてきたんですけどあそこに居酒屋があって・・・
それがどんな個室なのかは分からないんですけど^^;」

僕は基本的に女性と会う時は個室の居酒屋とかで話をする場合が多いんだけど、せっかく田舎に来たんだから山とか公園に
行きたい気分になっていた。

僕「なるほど・・・ちなみに山とか公園に行きたいって言ったら迷惑ですか?外、暑いですもんね・・・もし嫌じゃなかったら
一緒に行きません?」

Yさん「はい^^それは全然いいですよ^^」

僕「あ!でももしYさんがどうしても行きたいご飯屋さんとかあったらそっち行きましょう^^」

Yさん「ちなみに・・・居酒屋はこっちですね・・・ランチをやってるみたいです^^;」

僕らは居酒屋の店の前まで行った。しかし居酒屋は閉まっていて表記を見ると営業時間は夕方からだった。

Yさん「あれ(笑)?調べてきたのに^^;おかしいな(笑)」

僕はこの時点で彼女にかなりの好印象を抱いていた。

なによりも笑顔が可愛い。照れたようなはにかんだような表情がとてつもなく可愛い。

そして清楚で品があって裏表が無さそうに思えた。

僕「じゃあちょっと今ここでケータイで調べていいですか??」

僕はスマホを使って近くの山や公園の情報を調べた。

なんとなく彼女と公園を散歩しながらいろんなことを話したいと思ったのだ。

スマホで調べると、どうやら近くに公園があり、写真で見る限り綺麗で落ち着く場所のように思えた。

ここに行きたいと思った。

僕「近くに〇〇公園ってあるんですけど、ここでもいいですか?ちょっと暑くて申し訳ないんですけど・・・」

Yさん「全然いいですよ^^」

僕らは彼女の車が停めてある駐車場に向かった。

Yさん「中村さん・・・意外に・・・そんなに言うほど顔ひどくないじゃないですか^^;よっぽどひどいかと思ってたんですけど・・
あの・・・政治家のあの人の顔が印象にありすぎて・・・」

僕「井脇ノブ子(笑)?」

Yさん「そう(笑)」

でも僕はひそかにショックを受けていた。僕は自分のことをブサイクブサイクと言いながら実は自分の顔のことを
「そこそこまとも」だと思っていたのだ。鏡を見てたまにイケメンだと思う時すらある。かと思えば「世界一ブサイク」だと思う時も
ある。自分の顔は光の加減や日によって全然違うように思える。他人からすると毎日同じなんだろうけど。

実は自分の顔が嫌いじゃなくて、たまにかっこいいと思うことすらある僕にとって、彼女の「そんなに言うほど顔はひどくない」と
いう言葉はつらかった。もっと褒めてほしかった。


駐車場に到着する。

Yさん「この車です^^」

僕「めちゃくちゃ可愛い車ですね(笑)」

Yさん「ありがとうございます(笑)自分でも気に入ってるんです^^」

彼女は機会を操作して駐車代を払おうとした。

僕「いいっすよ^^僕払いますよ^^」

Yさん「いえ^^遅刻して待たせちゃったんで^^;私が払います^^」

彼女の払う意思は強そうだったので、僕はあっさりと折れて彼女に払って頂いた。

料金を払い終え彼女の車に向かう。

本当に可愛い車だ。おしゃれ。

僕「すいません。申し訳ないです。乗らせてもらいますね^^」

Yさん「こんな車ですいません^^;たぶん暑いと思います^^;」

人が運転する車に乗るのは何年振りだろう?ひょっとしたら最後に誰かの助手席に座ったのは10年くらい前かもしれない。


彼女はケータイのナビを起動して公園の名前を検索した。

しかしケータイの調子が悪いのか、位置情報をうまくつかめないのか、なかなかナビが働かない。

Yさん「このナビ調子が悪くて・・・通り過ぎた後に『曲がってください』って言ったり(笑)
自分が今いる位置が出なかったり・・・めちゃくちゃなんですよ(笑)」

僕「なるほど(笑)」

正直僕は昔から他人の運転する車に乗るのが怖くて仕方なかった。どうしても事故にあって死ぬイメージしかわかないのだ。

だから今回も正直怖かった。

発進した。

車内は良い匂いがする。

正直車内で何を話したのかほとんど覚えてない。

運転中に話かけると事故っちゃうんじゃないかと思ってビクビクしていた。

彼女は車の運転が好きらしい。純粋に「運転するのが楽しい」ということだった。

ただこの地域に来るのは彼女も久しぶりらしく、地理が全然分かっていないのでナビ頼みだった。

Yさん「・・・中村さんって冬生まれですか?」

僕「すごい・・・なんで分かったんですか?」

Yさん「なんとなく(笑)私も冬生まれなんですけど、夏生まれではないなって感じがして(笑)」

僕「それどういうことですか(笑)?ディスってます(笑)?」

Yさん「ディスってないです(笑)夏生まれの人ってイェーイみたいな・・・なんかこう明るそうな人というか夏の行事が
好きそうな雰囲気の人が多いんですよね^^」

Yさん「中村さんは血液型■型ですか?」

僕「すごい!そうです!」

Yさん「なんかそんな感じがしました(笑)」

道路が広くて良い意味で本当に田舎だなという感じがする。

自然もとても綺麗だ。

公園に到着した。

なんとなく落ち着きそうな良い公園だ。小さすぎず大きすぎない。

僕らは適当な方向に歩いた。

屋根付きのベンチを見つけた。なんとなくそこに座ろうと思った。

対面ではなく隣に座りたかった。僕らは隣同士に座った。でも僕らの間には少し距離があった。初対面だし当然か^^;

僕「すごくいい場所ですね・・・ちなみにYさんって今何のお仕事をされてらっしゃるんですか?」

Yさん「実は・・・仕事を辞めちゃって・・・今はプー太郎ですね^^;」

プー太郎って表現久々に聞いたわと思った(笑)

僕「そうなんですね^^それはなんかあれですか?仕事がきつかったとか、人間関係がきつかったとか・・・」

Yさん「人間関係ですね・・・人間関係がめちゃくちゃきつくて・・・私仕事中に泣いちゃって(笑)」

僕「なるほど(笑)それはきついですね・・・めっちゃ性格が悪い人がいたとかですか?」

Yさん「そうですね・・・なんかいつもイライラしている人で・・・あたりがキツイというか・・・泣くつもりはなかったんですけど、
気づいたらぶわぁって泣いてて・・・で・・・なんか気まずくなって辞めちゃいました・・・
っていうか実は私その職場で■回も泣いてるんですよ(笑)」

僕「なるほど(笑)■回っすか(笑)それはキツイですね・・・」

Yさん「まず面接のときに緊張しすぎて泣いちゃって・・・私人前で話すのが本当に苦手なんで・・・ちゃんとした面接を
受けるのが初めてだったんで緊張しちゃって・・・面接の時に泣いた人は初めてだよって言われました(笑)」

僕「なるほど・・・ちなみにその会社にはどのくらいいらっしゃったんですか?」

Yさん「■年ですね・・・。新卒で入った会社に■年いて退職して、さっき話した会社に入って■年で退職して・・・
それから・・・夜のお仕事をして・・・辞めて今に至る感じですね^^;」

僕「なるほど・・・夜のお仕事っていわゆるデリヘルとかですか?」

Yさん「そうです。デリヘルですね^^;」

僕「地元でされてたんですか?」

Yさん「そうですね(笑)思いっきり地元ですね(笑)」

僕「知り合いと会っちゃうリスクがやばくないですか(笑)?」

Yさん「いや事前にお客さんの顔が確認できるシステムがあるんで大丈夫でしたよ^^」

僕「なんですか(笑)?そのシステム(笑)」

Yさん「ラブホテルに行って、まずドライバーが部屋のピンポンを押して・・・お客さんが出てきたらドライバーが
『ちょっと目をつぶってください・・・』って言って、その時に女の子がお客さんの顔を見るんです。
それで知り合いだったら断れるっていうシステムなんです」

僕「そんなシステムあるんですね・・・初めて聞きました(笑)」

Yさん「なるほど(笑)田舎限定なんですかね^^;どこもそうだと思ってました^^」

僕「デリヘルってめちゃくちゃきつくないですか?すごくストレスたまりません?」

Yさん「大変でしたね^^;」

僕「ちなみにやろうと思ったきっかけは?」

Yさん「やっぱりお金ですかね・・・お金もたくさんもらえますし、その日にもらえますし・・・」

僕「なるほど・・・ちなみにどんなお客さんが嫌でした?」

Yさん「やっぱ本番がしつこい人ですかね・・・」

僕「なるほど・・・どう断ってたんですか?」

Yさん「ほとんどの人が『本番ダメ?』って聞いてくるんで『それやると店長から怒られちゃうんで・・・』とか『クビになっちゃ
うんで・・・』って断ってましたね」

僕「でもぶっちゃけ断るのがめんどくさい時とかなかったですか?断り疲れて、まあいいか・・・って思う時とか
なかったですか?」

Yさん「ぶっちゃけ・・・ありましたね(笑)」

僕「本番をさせてあげる人とさせてあげない人の違いってなんだったんですか?」

Yさん「まともな人かどうか・・・ですかね(苦笑)まともな人だしいいか・・・みたいな(笑)」

僕「なるほど^^;ちなみに若い頃セフレが■人くらいいたっていうことでそういう風俗的なことにはあまり抵抗は
無かった感じですか?」

Yさん「そうですね。あまり無かったですね^^」

僕「ちなみにセフレって当時どこで見つけてたんですか?」

Yさん「なんか・・・掲示板ですね。当時今ほどSNSとかが流行ってなくて掲示板が普及してて・・・そこで見つけてましたね」

僕「お金のやりとりとかはあったんですか?」

Yさん「一切なかったですよ^^;」

僕「ちなみになんでセフレを探してたんですか?」

これに関して彼女がなんて答えてくれたのか、覚えていない。

たしか「誰かに愛されたかったから」と答えてくれたような気がする。

僕「ちなみになんで風俗を辞めたんですか?」


Yさん「そうですね・・・簡単に言うと病気になっちゃったからですね^^;」

僕「なるほど(苦笑)」

Yさん「たまに生でフェラチオしてたから・・・たぶんそれが良くなかったんだと思います^^;」

彼女は風俗を数か月で退職した。

僕「プー太郎だと暇じゃないですか?生活に飽きません?僕1年くらい実家でひきこもってた時期があったんですけど
生活に飽きましたね・・・。働きもせず家でYoutubeだけを見る生活に・・・」

Yさん「飽きませんよ^^プー太郎ですけど家事をやってるんで^^家の掃除をして家族の食事を作ってるんで結構やることは
あります(笑)」

僕「なるほど。家事をされてるんですね。それなら飽きるどころか毎日大変ですよね^^;」

Yさん「私は同じ生活のリズムでも飽きないほうなんで^^全然楽しいですよ^^」

僕「ちなみにご家族との関係性ってどうなんですか?」

Yさん「そうですね・・・関係は全然良いんですけど、私の家系は精神的な病を抱えている人が凄く多いんですよね・・・

この辺りのことも詳しく書いてしまうと特定される可能性があるため書かないでおく・・・。

僕「なるほど・・・正直メールでおっしゃっていた『死にたい』っていうお気持ちが全く分からなかったんですよね^^;
家事も毎日されててご家族との関係も良好で趣味もおありで・・・そこと『死にたい』っていう感情が全く結びつかなかったんです
けど、おそらく遺伝子的に精神を病む傾向があるご家系なのかなと・・・」

Yさん「そうなのかもしれません・・・」

Yさん「いつも週末に『死にたいな・・・』って思います。遺書も書いて車の中に置いてるんですよね^^;」

僕「え?まじですか?・・・」

Yさん「はい・・・。一応ロープも買って車の中に置いてあって(苦笑)今日は家に置いてきたんですけど(笑)
いつでも死ねるように・・・」

僕「正直その可愛い笑顔と死が全く結びつかないですね・・・
ちなみに今月中に死ぬとかそういうことも全然あり得るんですか・・・?」

Yさん「全然あり得ると思いますね・・・」

ちなみに、どういう経緯でその話になったのか全く覚えていないが、彼女は自分から男性に告白をしたことがあるらしい。
清楚な彼女の外見からはなかなか想像が出来ないことだ。

Yさん「いつも通勤時間にすれ違う男性がいて・・・顔がすごくタイプだったんですよね(笑)で、もうこれは告白しなきゃ
いけないなと(笑)」

僕「どう告白したんですか?」

Yさん「手紙を書いて、それを渡しました。電話番号とかメールアドレスを書いて・・・」

僕「積極的ですね(笑)」

Yさん「ですね(笑)良かったら連絡してください、もし無理だったら連絡とかは大丈夫ですって書いて・・・
そしたら次に会った時に『手紙ありがとう』って言ってくれて。それから付き合いました^^」

僕「ちなみになんで別れたんですか?」

Yさん「・・・いろいろあって・・・今でも正直未練はあって・・・」

とても言いにくそうというか複雑な思いを抱えてらっしゃいそうなので深くは聞けなかった。

僕は彼女と話をしながら「誰かに似てるなあ・・・」と思っていた。ようやくわかった。

僕「あの・・・吉岡里帆に似てません?」

Yさん「吉岡里帆?誰ですか(笑)?」

僕「あのCMとかにめっちゃ出てる可愛い子で・・・」

僕はケータイで吉岡里帆で画像検索した。

僕「この子です」と言ってケータイを彼女に見せた。

Yさん「あ!この子か・・・なんか見たことある・・・」

Yさん「全然似てないですよ(笑)どこが似てるんですか(笑)中村さん目おかしくないですか(笑)?」

僕「いや・・・なんか似てますね・・・なんか似てる気がします・・・」

鼻や口や輪郭がすごく似ている気がした。

女性とお会いした時に一番怖いのは「話題が無くなること」だ。話すことがなくなったときの気まずさは半端じゃない。

特に僕は身バレ(僕の個人情報を掲示板やツイッターなどに書かれたりすること)を過剰に恐れているので、
自分の仕事や家族や趣味の
話などを女性にすることが出来ない。万が一女性が掲示板やツイッターに僕の情報を書くと
僕の人生が終わってしまう恐れがあるからだ。

こんな気持ち悪いブログを書いていることが職場や家族や知り合いにバレてしまうと、僕は今後どう生きていけばいいのか
全く分からなくなってしまう。

この時も急に「あれ・・・もっと話すこと、聞きたいことはたくさんあったはずなのに・・・やばい・・・話すことが無くなった
かも・・・」って一瞬思った。

その時の不安感、罪悪感は凄まじいものがある。

僕「あの・・・Yさんの首の匂いかがせてもらってもいいですか?」

Yさん「え~(笑)だめですよ(笑)絶対臭いもん^^;」

彼女のリアクションは予想外だった。結構本気で嫌がっていることに僕は驚いた。

少し嫌がりながらも普通にかがせてくれると思っていたので。

僕「絶対くさくないですよ(笑)ごめんなさい。どうしてもかぎたい^^」

Yさん「絶対くさいです(笑)」

Yさん「私、人の匂い嗅ぐのが大好きなんで気持ちは分かるんですけど、人にされるのは絶対嫌(笑)」

僕「臭くてもいいです(笑)むしろ汗のにおいがまじってるくらいが一番いいです(笑)」

Yさん「やだ(笑)」

僕「え~(笑)まじですか(笑)」

彼女が結構本気で嫌そうだったので、とりあえず場所を変えようと思った。

僕「なんとなく少し歩きますか^^」

Yさん「はい^^」

僕らは公園内を少し歩いた。

Yさん「中村さん何キロくらいですか?」

僕「たぶん60キロくらいですかね・・・。」

Yさん「私前職で結構重いもの持ってたんでたぶん中村さんを持てますよ(笑)」

僕「・・・ひょっとしたら60より少し重いかも・・・」

Yさん「70くらいまではいけます^^」

僕「なるほど・・・ちなみに持たれることで僕がケガしたりしません(苦笑)?」

この時彼女は口に出さなかったけど一瞬「私じゃなくて自分の心配かよ(笑)」って空気が流れた(笑)

僕は慌てて「っていうかYさんも腕を痛めたりしません?大丈夫ですか?」と言った。

Yさん「全然大丈夫ですよ^^」

僕「・・・じゃあ・・・お願いします・・・」と言って僕は彼女に背を向けた。

Yさん「・・・えっと・・・こっち側を向いてもらったほうが持ちやすいかも^^」

僕「あ・・・了解です^^;」と言って僕は彼女と向かい合った。

彼女は僕の腰を持ち一瞬で僕を持ち上げた。そして僕を持ったまま移動した。

彼女のおっぱいが僕の体にあたってそれが凄く気持ちよかった。

僕「うわ・・・すごい・・・」

Yさん「どっかに運びます(笑)?」

僕「おろしてくれて大丈夫です(笑)」

彼女は僕をおろしてくれた。

僕「すごいですね・・・そんな細くて小さいのによく持ち上げられますね・・・」

Yさん「簡単ですよ^^誰でも出来ると思います^^腰を使って持ち上げると腰を痛めちゃうんで膝を使ってもちあげると
簡単です^^」

僕「なるほど・・・」


僕はどうしても彼女の首の匂いをかぎたかった。どうしてもどうしてもかぎたかった。

彼女は夕方にはご自宅に戻らなければならない。ご家族の食事の支度をしなければならないから。

もう時間もあまり無かった。この後は食事をしてお別れということになる。

僕「じゃあそろそろどっかに食事に行きます?」

Yさん「そうですね^^」

僕「何にします?僕嫌いなもの何もないんでYさんが好きなものでいいですよ^^高いものでも大丈夫です^^」

Yさん「そうですね・・・何にしようかな・・・」

僕らは車に戻った。

お互いケータイでお店を調べた。

僕「肉でも魚でもなんでもいいですよ^^」

Yさん「私、■があまり得意じゃないんですよね^^;すいません^^;」

僕「全然大丈夫です^^」

助手席から彼女の横顔をあらためて見つめる。本当に可愛い。

どうしても匂いがかぎたい。

僕「しつこくてごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・どうしても匂いがかぎたいです・・・ごめんなさい。
本当にしつこくて申し訳ないんですけど・・・本当にかぎたいです(笑)」

Yさん「え~(笑)絶対臭いですよ(笑)本当に臭いです(笑)」

僕「絶対臭くないし、臭いくらいが逆にいいんです(笑)ごめんなさい。もうどうしてもかぎたくて(笑)」

僕にとって「女性の首の匂いをかぐ」という行為はセックスと同じくらいHで興奮することなのだ。

なぜかは分からないけど。

Yさん「っていうか私も人の匂いをかぐのが大好きなので今までいろんな人にお願いしてたんですけど、相手の方が嫌がってた
理由がわかりました(笑)そうか・・・人にされるとこんな心境になるのか(笑)勉強になりました(笑)」

Yさん「じゃあ中村さんの匂いかがせてくださいよ(笑)」

僕「嫌です(笑)僕絶対臭いんで(笑)」

Yさん「嫌がってるじゃないですか(笑)」

僕「っていうか僕の匂いをかぐことにYさん側にメリットないでしょ(笑)」

Yさん「私、人の匂いかぐの好きなんで^^」

僕「嫌ですよ(笑)」

Yさん「ほら嫌がってるじゃないですか(笑)」

そう言って彼女は僕の首の匂いを一瞬かいだ。

Yさん「あ・・・なんかつけてます?」

僕「香水つけてます(笑)」

Yさん「でたでた(笑)」

僕「(笑)」

僕「じゃあ肩の匂いかいでもいいですか?」

Yさん「え(笑)?肩(笑)?」

肩ならいいか・・・という空気になったので僕は助手席から身を乗り出し彼女の左肩の匂いをかいだ。

僕「めっちゃ甘い・・・めっちゃ良い匂いがする・・・やばい・・・やばいです・・・」

Yさん「絶対臭い(笑)」

僕「やばい・・・手つないでもいいですか?」

Yさん「(笑)」


僕らは手を繋いだ。彼女の手はとても柔らかかった。

僕「手の匂いかいでもいいですか?」

Yさん「やだ(笑)絶対臭いですよ(笑)」

僕「腕触ってもいいですか(笑)?」

Yさん「はい(笑)」

僕は彼女の左腕をもみもみした。とても気持ちよかった。

彼女の左腕をもみもみしながら彼女の左肩の匂いをかぐ。

僕「めっちゃ気持ちいい・・・めっちゃ幸せ・・・いい・・・最高です・・・」

Yさん「(笑)」

少し離れた所に車が止まっていて、4,5人の男女が乗っていた。僕らの行為が見られている気がして気が散った。

僕「はやく行ってくれないかな(笑)めっちゃ気になる・・・なんで駐車場にずっといるの(笑)?」

Yさん「道でも調べてるんですかね^^;」

僕「めっちゃ嫌(笑)はやく行ってほしい^^;」

願いが通じたのかしばらくすると彼らは駐車場から発進した。

僕「やった~(笑)」

Yさん「(笑)」

僕「ごめん・・・ちょっと・・・」と言い僕は彼女の首に優しく自分の鼻をつけた。

Yさん「え~(笑)絶対臭い(笑)」

僕「やばい・・・めっちゃ甘い・・・やばい・・・めっちゃいい・・・やばいです・・・」

Yさん「洗剤かファブリーズの匂いですよ・・・」

僕は彼女の首の匂いを嗅ぎ続けた。

くんくんくん・・・

僕「・・・ちょっと・・・本当に幸せ・・・ずっとこうしていたい・・・」

Yさん「・・・小さい頃お母さんに愛情を注がれなかったんですか(笑)?」

僕「いや(笑)・・・めっちゃ愛情注がれたと思うんですけど^^;・・・なんか・・・性癖ですかね・・・(笑)」

僕は服の上から彼女の背中の匂いもかいだ。

僕「やばい・・・むちゃくちゃ良い匂いがする・・・やばいです・・・」

Yさん「くすぐったい(笑)」

Yさん「ちょ(笑)・・・こんなに匂われたの生まれて初めてです(笑)」

僕「ごめんなさい・・・脚も触っていいですか・・・?」

Yさん「・・・はい(笑)」

僕は彼女の左脚を触った。彼女は肌色のストッキングをはいていた。彼女の内太ももを触った。

僕「めっちゃ気持ちいいです・・・めっちゃ気持ちいい・・・」

僕「ちなみに・・・こんなことしてる時に聞くのもどうかと思うんですが性感帯ってどこなんですか???」


Yさん「そうですね・・・スイッチが入ったら全身ですかね^^;くすぐったいっていうのが気持ち良いに変わる感じですね^^」

僕「なるほど・・・」

その時僕はすごいことに気付いてしまった。

自分のズボンにでっかいシミが出来ていたのだ・・・。

僕「あの・・・めっちゃおもしろいこと言っていいですか・・・?」

Yさん「はい(笑)・・・なんですか(笑)?」

僕「あの・・・ズボンにめっちゃでかいシミが出来てるんですけど(笑)」

Yさん「え・・・(笑)それなんですか・・・(笑)・・・?」

僕「あの・・・いわゆる・・・我慢汁的な・・・(笑)」

Yさん「(笑)」

Yさん「なんかテレビで見たことあります。浮気してるかどうかのチェックで奥さんが旦那さんのパンツのシミを
見るって・・・」

僕「でも男性っておしっこでもシミがつくからシミ=我慢汁とは言えないんじゃないですかね?」

Yさん「なんか我慢汁の場合は光るみたいで・・・」

僕「なるほど・・・そういうことか・・・」

僕「っていうか話全然変わるんですけど・・・さっき僕を持ち上げてくれた時おっぱいが当たってめっちゃ気持ちよかったです(笑)」
「おっぱいでかくないですか?」

Yさん「小さいです^^;たぶんCくらいです。」

僕「え~ なんかもっとでかくみえます^^」

Yさん「前はDくらいあったんですけどダイエットしたらCになってすごいショックでした><」

胸を触るのはさすがに一線を越えすぎというか「胸触っていいですか?」とは怖くて言えなかった。

Yさん「ちなみに中村さんって・・・髪型とかファッションをもうちょっと変えたら・・・むしろイケメンじゃないですか?
なんか結構顔整ってる気がする・・・職場でもモテません?」

僕「いや・・・全くモテません・・・」

Yさん「なんか・・・髪をもうちょっと短くするというか・・・」といって彼女は僕の髪を触り始めた。

「ワックスとかつけて・・・」といって僕の髪型をいじりはじめた。

僕は既にワックスをつけていたので少し恥ずかしかった。ワックスで髪が少しベトベトしていたので、彼女が「ベタベタしてるな
・・・汚い・・・」と思うのが少し怖かった。そしてそのべたつきで既にワックスをつけていることがバレる気がして少し
怖かった。

Yさん「服ももう少し・・・なんていうのかな・・・ジャケットとかスーツとか襟付きの服が似合う気がします^^」

僕「ありがとうございます^^早速東京に帰ったら髪を切ります^^」

僕は自分の髪型をまあまあ清潔感があってまあまあお洒落だと思っていたのだが彼女にそう言われると途端にダサく感じてしまい
一刻も早く髪を切りたくなった。

Yさん「そろそろご飯屋さんに行きます?」

僕「あと5分だけここにいたいです。もう少しだけにおっていたいです」

Yさん「(笑)」

僕「あの・・・すごく言いづらいんですけど・・・もうちょっと奥のほう触ってもいいですか・・?ストッキングの上から
アソコを触ってもいいですか?」

Yさん「それはさすがに(笑)」と言って彼女は両腕を使って×マークをつくった。

僕「ごめんなさい(笑)・・・ですよね(笑)」と言って僕は彼女の首を匂い続け腕と脚を触り続けた。

Yさん「ちなみに中村さんはどんなAVが好きなんですか?」

僕「僕は・・・スカトロ以外は全部平気ですかね・・・。」

Yさん「一緒です(笑)」

僕「っていうかAV見るんですか(笑)?」

Yさん「見ますよ(笑)」

僕「オナニーの時ですか?」

Yさん「はい^^」

Yさん「この前イマラチオのAV見て興奮しました^^」

僕「イマラチオって・・・なんでしたっけ?奥までいれるフェラチオのことでしたっけ?」

Yさん「フェラチオって女性主体なんですけど、イマラチオは男性主体というか・・・女性の意思は無視みたいな^^;」

僕「え?そういうので興奮するんですか?全然わかんない(笑)めっちゃMってことですか?」

Yさん「たぶんそうですね^^;女性が無理やりされる、女性の権利無視・・・みたいなやつに興奮します・・・」

僕「めっちゃ変わってる・・・例えばレイプ系とかですか?」

Yさん「そうですね・・・普段はおとなしい人でもセックスの時はSでガンガンきてほしいですね・・・」

僕「なるほど・・・」

僕「ちなみに・・・Yさんって清楚可愛い系じゃないですか?・・・正直そういうタイプの方ってすごく痴漢とかに
あいそうな気がするんですけど・・・」

Yさん「痴漢はあったことないですね・・・。でも変態なら会ったことあります(苦笑)」

僕「変態(苦笑)?」

Yさん「なんか・・・ある日普通に100円ショップで買い物してたんですけど・・・夏で暑い日だったんですけど、
帽子かぶってマスクしてコート着てる人がいて・・・^^;完全に頭おかしい人だ・・・って思ったんですけど・・・」

僕「はい・・・」

Yさん「で・・・普通に買い物してたら後ろから『はぁはぁ・・・はぁはぁ・・・』って聞こえて・・気づいたら真後ろにその人が
いて・・・で怖くて離れて・・・また普通に買い物してたらまた後ろにいて・・・」

僕「気持ち悪・・・」

Yさん「急に「君可愛いね」って言われて耳に息をふきかけられて・・・そのまま去っていったんです・・・」

僕「もうそれ犯罪者じゃないですか・・・」

Yさん「めちゃくちゃ怖くて・・・鳥肌がたって・・・そういう人には会ったことあります(苦笑・・・)」

ここで一つ言っておかなければならないことがある。

これを誤解が無いように伝えるのは非常に難しいんだけど・・・。

僕は今までお会いした女の子ほぼ全員に「今まで痴漢とかにあったことありますか?」と聞いた。


この質問をすることが男性の一般的な性癖なのか、僕の特殊な性癖なのかは分からない。

ただ、聞かずにはいられなかった。

なぜか僕は『性暴力』『女性が望んでいない性行為を男性に無理矢理される』という状況になんともいえない感情を
抱いてしまうのだ。

誤解しないでほしい。僕は今まで性暴力を一度もしたことがないしこれからも絶対にしない。痴漢をすることもないし合意の
無いセックスをすることもないし、セクハラ的な言動で女性を不快にさせるつもりも毛頭ない(下ネタがOKな女性の前でなら
普通にそういう話もすると思うが・・・)。

そして僕は今までの人生で人に暴力を振るったことは一度もないしおそらくこれからもない。

しかし、しかしだ。

僕は性犯罪のニュースを聞くたびに、なんともいえない感情に襲われる。犯人に対する怒り、どうせ更生なんて無理なんだから
死刑にしてしまえよという気持ち、女性に対する申し訳なさ、そのほかに『なんともいえない気持ち』を感じてしまうのだ。

普通の事件とは違う『決定的な何か』を性犯罪に感じるのだ。

それを誤解が無いように表現するのは本当に難しい。

なんとか言葉にするならば・・・【性暴力に対する圧倒的な嫌悪感とほんの少しの憧れ】・・・ということになるのだろうか?

僕は性犯罪者は全員死刑にすればいいと思ってる。夜道でいきなり見ず知らずの女性を襲うなんて人間として最低であって、
そんな人間が刑務所で更生プログラムを受けただけで変わるはずもないし、そんな人間は速攻死刑にしてしまえと
思うんだけど、以前ある心理学の本で「あなたが嫌悪しているものはあなたの負の投影です」という文章を読んでから
考えさせられた。

僕の推測なのだが・・・ほとんどの男性はレイプに対して圧倒的な嫌悪感とほんの少しの憧れを持っている。

こういう書き方をすると絶対に誤解されるな・・・。

女性に生まれたせいで常に男性から欲望の対象にされ、常に危険にさらされているといういわば
「女性に生まれたことに対する儚さ」に興奮してしまうのだ。

すべての女性が一歩間違えばレイプされる危険をはらんでいるという事実に興奮してしまうのだ。

繰り返しになってしまうが僕は性犯罪を犯したことは無いしこれからも絶対にしない。

今まで誰かに暴力をふるったことも一切ない。僕はおそらく暴力的傾向の低い人間だ。

しかし・・・しかし・・・なぜかレイプ系のAVを見て興奮している自分がいる。もちろんすべての作品において
興奮するわけではない。本当に暴力的な内容のものには嫌悪感を抱くし全く興奮しない。気分が悪くなってすぐに見るのをやめてしまう。

しかしある種のレイプ系のAVには興奮してしまう。「興奮するAVと興奮しないAVの違いはどこにあるの?」と聞かれても
うまく答えられない。いや・・・答えられそうな気もするけど、今は答えたくないような気がする・・・。

僕はもし知り合いの女性が性犯罪にあったら耐えられない気がする。加害者に会いに行って
金属バットで頭をかち割ってしまうかもしれない。

僕はたまに想像する。知り合いの女性が性犯罪にあって泣いている。僕は金属バットを持って加害者に会いに行く。
僕は「やったのかやってないのかどっちなんだよ」と加害者に言う。
加害者は金属バットを見ておびえている。
僕は言う。「だから、やったのかやってないのか言えよ。おまえがやったのか、やってないのか?」
加害者は震えながら言う。「・・・やりました・・・」
僕は金属バットを思い切り振る。男の頭に当たって頭蓋骨が砕けて脳みそが飛びちる。
僕はその場で泣く。彼女のことを思って。そして加害者のことを思って。

実際もしそんなことになったら僕はどうするだろう?本当に知り合いが性犯罪の被害にあったとしたら?

僕はたぶん部屋で一人で泣くことしか出来ないと思う。暴力に直面して僕が出来ることは泣くことだけのような気がする。

僕はビビりで弱い人間でしかないのだ。

いつか性犯罪の加害者と被害者にインタビューをしてみたい。
加害者には「なぜあなたはそのような行為をしたのか?」「一人の人間を傷つけたということに対して反省しているのか」
「今どんなことを考えているのか」と聞きたい。

被害者には「その時どういう心境だったか」「今何を考えているか」「性犯罪に対してどう思うか」を聞きたい。

この世界から全ての性犯罪が無くなることを強く願っている。

僕「そろそろご飯食べに行きますか・・・」

Yさん「そうですね・・・」

Yさん「どこにしましょうかね・・・」

僕「僕まじでどこでもいいですよ^^嫌いなものないんで^^Yさんの気分で選んで頂ければ^^」

Yさん「ちなみに中村さんって出身どちらなんですか?」

僕「〇〇です」

咄嗟に嘘をついてしまった。とにかく僕は自分の情報を言うのが怖くて怖くて仕方なかった。

とにかく全てが怖かった。最近よく身バレする夢を見る。知り合いがなぜか「僕が中村であることを知っている夢」を見る。

とにかく怖くて仕方なかった。嘘をついてしまったことは謝りたい。ごめんなさい。

Yさん「そうなんですね~ 私〇〇行ったことがあるんですよね^^」

僕「そうなんですね^^;」

早くこの話題が終わってほしいと思った。

回転寿司に行くことになった。駐車場に到着した。

僕は彼女のぬくもりがほしかった。

僕「すいません・・・あとでほっぺにキスしてもらってもいいですか・・・?」

Yさん「いいですよ^^;」

なぜ「あとで」にしたのかよく覚えていない。駐車場に誰か人がいたからかもしれない。

駐車場から見ると寿司屋は閉まっているようにも見えた。

僕「営業してるか見てきますね^^」

入口から中をうかがう。どうやら営業はしているようだ。

僕「営業してるみたいですね^^行きましょう^^」

平日の回転寿司屋はなんともいえない平和な空気に包まれていた。

ここには暴力の匂いが一切しない。争い事もない。ただ平和に皿が回っていて、寿司を握る人と食べる人がいるだけだ。

僕「すいません。二人ですね」

店員「かしこまりました。テーブル席とカウンター席どちらにいたしますか?」

僕はこういうことが全く分からない。テーブルとカウンターどちらにするのが常識なのか。全く分からないので彼女の顔を見た。

Yさん「テーブルで^^」

番号が書かれている伝票を渡された。僕らはその番号が書かれているテーブルを探した。あった。

僕「隣・・・座ってもいいですか^^;」

Yさん「なんか・・・隣だったら変かも・・・^^;」

たしかに周囲には他のお客さんもいたし、彼らはみんな隣ではなく対面で座っていた。

僕「・・・ですよね・・・^^;」

皿が流れていた。しかし平日でお客さんが少ないからなのか、皿の上に寿司はのっていなかった。機械で注文するシステムの
ようだ。

Yさん「お味噌汁飲みます^^?」

正直お味噌汁はどちらでもよかった。だけど僕が注文しないことで彼女が遠慮するみたいなことにはしたくなかったので
「飲みます^^」と答えた。

僕「お茶とってきますね^^」

しかしお水しかなかった。僕は熱いお茶が飲みたかったが仕方なくコップに冷たい水をいれて持ってきた。

僕「はい^^」

Yさん「ありがとうございます^^」

Yさん「ちょっとトイレに行ってきますね^^」

彼女はトイレに行った。

長い間彼女は帰ってこなかった。電話をしていたんだろうか?車の中で「すごくお腹が減った」と言っていたのでお腹が
痛かったわけではないと思う。本当に長い間彼女は帰ってこなかった。僕は不安になった。

彼女が帰ってきた。

Yさん「トイレの鏡で自分の顔みて絶望してましたよ(笑)こんなにブスだったんだって(笑)再確認しました^^;」

僕「いやめっちゃ可愛いですよ^^まじで^^」

Yさん「中村さん守備範囲広すぎ(笑)ストライクゾーン広すぎですよ^^」

お味噌汁が届いた。


別々のお味噌汁を注文していたので「それ何のお味噌汁ですか?」と彼女に聞いた。
彼女は「えっと・・・なんだったっけ(笑)?」と照れ笑いを浮かべた。

とても可愛いと思った。僕はついさっき注文したものを何か忘れるような女の子が好きだ。凄く可愛いと思う。
人は明確な意思を持って何かを選択するわけではない。与えられた選択肢の中から適当なものを選ぶしかないのだ。

そして自分が選んだものを忘れてしまうのはとても自然なことのように思えた。

味噌汁を飲む。甘くてとても美味しかった。

僕「美味しいです^^」

Yさん「美味しい^^」

機械でお寿司を注文する。各々が食べたいものを注文するスタイルだ。

お寿司が届く。

僕「これはYさんので・・・これは僕のかな・・・」

小皿に醤油をいれてYさんに渡す。

Yさん「ありがとうございます^^」

彼女はわさびをたっぷりいれて、からくて泣きながら食べるのが好きらしい。

実際彼女は顔を真っ赤にしてせきこみながら少し泣きながらお寿司を食べていた。

Yさん「からくて・・・ごほっ・・・ごほっ・・・泣きながら食べるのが・・・ごほっ・・・好きなんですよ(笑)・・ごほっ・・」
「この・・・苦しい感じが・・・ごほっ・・・たまらないんですよね・・・」と顔を真っ赤にしてせきこみながら彼女は語った。

僕「寿司の食べ方もM気質なんですね(笑)」

Yさん「(笑)」

僕らは平日の昼下がりの優しい空気の中で無言でお寿司を食べ続けた。とても穏やかな時間だった。

彼女は注文したお寿司が届いてその皿を自分のほうに持っていく時何度も「よいしょ」と言った。

たぶん照れ隠しなんだろう。自分が注文した寿司を無言で自分のほうに持っていくのが気まずくて恥ずかしくて、
それを少しでもまぎらわせるために無意識に出た言葉なんだろう。

よいしょ。

とてもとても可愛いかった。照れ隠しの「よいしょ^^;」を聞くたびに僕は彼女のことを信頼してみたいと思った。

彼女に自分の職場や出身地、将来の夢などあらゆることを話して、関係性がどこまで発展するのか試してみたい気分に
かられた。もちろん、彼女が僕という人間の内面や情報に興味をもってくれるかどうかは分からない。

でも彼女になら全部を話してみたいという気分にさせられた。

僕らは寿司を食べ終わった。お会計は当然僕が払った。一瞬彼女も払う素振りを見せたのがとても可愛かった。一瞬財布を出して
少し迷ってひっこめた。とても自然で素敵な仕草だった。

車に乗った。

僕「ごめんなさい・・・ほっぺにキスしてもらってもいいですか・・・?」

Yさん「人がいる(笑)」

寿司屋の駐車場に置かれている自動販売機に飲み物を補充している男性がいた。僕らには背を向けて飲み物を補充している。

「ちゅっ」

彼女は軽いキスというよりは僕のほっぺにキスをしてさらに舌を出してほっぺを少しなめてくれた。それがとても気持ちよかった。

僕「え・・・めっちゃ気持ちいい(笑)もっとなめて(笑)もうちょっと長い時間なめてほしい^^」

Yさん「え(笑)」

彼女は10秒くらいの間僕の頬をなめてくれた。本当に気持ちよかった。

僕「ありがとう・・・めっちゃ気持ちいい・・・」

僕「ごめん・・・ちょっとだけ首のにおいかがせて・・・」

Yさん「え^^;」

彼女の匂いをかいだ。幸せだった。

彼女は駅まで僕を送ってくれた。

平日の夕方。駅には結構人がいる。

僕「もう一度だけ・・・ほっぺにキスしてほしいです・・・わがままばっか言ってごめんなさいm(__)m」

Yさん「めっちゃ人がいる(笑)・・・しゃがんで(笑)」

僕らは少ししゃがんだ。

彼女は僕の頬にキスをしてくれた。

お別れだ。

僕「お忙しい中わがままばっか言ってすいませんでした!本当に楽しかったです^^また会いましょう^^」

Yさん「こちらこそ何もおかまい出来ずにすいません^^;楽しかったです^^また会いましょう^^」

僕は車を降りた。

なんとなく振り返るのが恥ずかしくて僕はそのまま駅の改札に行った。

途中、右の視界に彼女の車が見えたので僕は前を向いたまま車の方は見ずに会釈をした。

お礼のメールを送ろうと思ったら彼女からすぐにメールがきた。

Yさん「おかね渡せてなかった!」

寿司のお金をワリカンしてくれるつもりだったんだろう。

僕「本当に本当にありがとうございました!めちゃくちゃ楽しかったです!キスめちゃくちゃ気持ちよかったです(笑)
本当は全身のにおいをかぎたかったけどそれは次の機会に^^

お忙しい所本当にありがとうございました!」

Yさん「今日は色々ありがとうございました!そして色々ごめんなさい^^;

まず暑い中かなり遅刻をしてしまい申し訳ありませんm(__)mそれなのに優しく対応してくださり
嬉しかったです!そして、私が遅刻したのに奢ってくださってありがとうございます^^神か!?

本当は後で渡すつもりだったのに、なに聞こうか運転しながら考えてたら、すっかり忘れてました(笑)
すみません、次奢らせてください><

あと、なんか期待に応えられなくてすみませんm(__)m
本当私自分がクサイって自覚あるのでどうしても抵抗あったんです^^;

もしまた嗅ぐのであれば今度こそ私にも中村さんの体臭嗅がせてください(笑)

今日は遠いところ、お休みの中こちらまで来てくださりありがとうございました^^」

僕は新幹線に乗った。最近仕事が忙しいこともあって睡眠時間が短かった。そして彼女に会う前の日は緊張してあまり眠れなかった。

そういったこともあったんだろう。僕は新幹線の席に座るとすぐに寝てしまった。起きたらちょうど東京駅だった。

僕は飛び起きて新幹線を降りた。東京駅はビジネスの空気であふれていた。みんな仕事をしてる。みんな働いてる。

僕はついさっきまで女の子の首の匂いをかぎながら女の子の脚を触り続けていた。そんなことをしていた人間が何食わぬ顔で
東京駅を歩いていることに身分を詐称しているような罪悪感を感じ、居心地が悪いような誇らしいような気にさせられた。

目の前にはいつもの東京の街があった。

次の日僕は仕事だった。

「中村さん、昨日の休みは何をしてたんですか^^?」

休みの次の日いつも同僚は僕にこう聞く。

「何もしなかったですね^^;一日中家にいました・・・」と答えた。

僕らがいた。あの日あの街に僕らがいて、僕らは一瞬お互いのことを分かり合えたような気がした。

僕は彼女の「よいしょ」をたぶん一生忘れない。

これから回転寿司に行くたびに彼女のことを思い出すと思う。

 


僕は何がしたかったんだろう?

そしてこれから何をするんだろう・・・?

自分がどこに向かっているのか自分自身でも全くわからない・・・。


でも僕はとりあえず生き続けたい。

生きて文章を書き続けたい。

それが評価されても評価されなくても。

自己満足でもいい。僕は何かを書き続けていきたい。

長文読んで頂きありがとうございました・・・

ありがとう。

何もない人生

書くことが何もない。

今は明るいことは何も書けない。僕は常に正直でありたい。明るい時に暗いふりをしたり暗い時に明るいふりをしたくない。


「書かなければ・・・」という気持ちは少しある。だけど「書きたい」「これを書かずにはいられない」という気持ちは
全くない。

今の僕には「どうしても書きたい」と思えることが何もないのだ。

職場でも何も起きてない。日々の仕事を淡々とこなしているだけ。人間関係にも特に悩みはない。仲が良い人も誰もいない。

休憩時間はいつも一人だ。さみしい。さみしいけど誰かと話すのは疲れる。


作家として成功したい。年をとればとるほど、この思いは強くなっていく。

もはや「作家として成功する」という想像にすがっていないとまともな精神を保てない。

現実を見つめたくない。今の僕は年収240万くらいだろうか。このまま今の会社に定年まで勤めた場合僕の年収はいくらに
なっているだろう?せいぜい年収300万くらいだろうか。

年収300万の未来を一体どこの誰が直視なんて出来るだろう?そんな現実見たくない。見つめたくない。逃げたい。

でも逃げる場所なんてない。自殺はしたくない。生きて幸せになりたい。

ツイッターでも空回りばかりだ。ツイートするたびにフォロワーが減る。ツイートしなくてもフォロワーが減る。僕の
ツイートがおもしろくないのだろうか?それともオフパコをやめた僕に誰も興味なんてないのだろうか?
わからない。

わからないけど段々とつぶやくのが怖くなってきた。つぶやくたびに「どれだけフォロワーが減るんだろう」「いいねは
つくだろうか?」と気にしながらするツイッターはおもしろくもなんともない。

フォロワーが1万人を超えていてもほとんどいいねがつかないことすらある。とてもかっこ悪くてとても恥ずかしい。

そういうツイートは内容が気に入っていたとしても、自分なりにおもしろいと思っていたとしてもついつい消してしまう。

そして、つぶやきたいことも無くなった。以前は仕事が終わってからつぶやくのが楽しくて仕方なかった。つぶやきたいことが
あったからだ。

今はつぶやくことが何もない。オフパコもやめたし職場で何もないからつぶやくことが何もないのだ。

さみしい。でもツイッター依存から少し離れたことでほっとしている自分もいるんだ。

でも依存自体は前より強くなっている気もする。

つぶやきの頻度と依存度は関係ないんだ。フォロワーやいいねやリツイートの数をどれだけ気にするか、そして一日の間にどれだけ
ツイッターを見てるか、それが依存ってもんだ。

僕は一日に何十回もツイッターを見てるしフォロワーの数やいいねの数、リツイートの数を気にしてる。

そう考えると、つぶやく回数は減っているとしても依存度は逆に高まってるとすらいえる。


僕はオフパコをやめた。まずはオフパコしてくださった全ての女性に感謝をしたい。本当にありがとうございました。

綺麗な女性ばかりだったし性格も素晴らしい方ばかりだった。

本当にありがとう。

とても楽しかった。

ももちろんつらいことも多かった。

ここではそれについて語ってみたいと思う。


まずとにかく身バレが怖くて怖くて仕方無かった件について。

今でも本当に怖い。「おまえみたいな結婚もしてなくて社会の底辺の仕事に就いている奴は身バレしてもたいしたことないだろ」
とか言う人は本当に死んでほしい。いや別に死ななくていいんだけど一度ちゃんと考えてみてほしい。

あなたが逆の立場で僕みたいなオフパコ報告ツイートやセックスツイートや寒い恋愛ポエムみたいなものをツイートしてて、
しかもブログでも自分の心情を生々しく書いてて、それが職場の人にバレたらどうよ?

「え?あなたが中村さんなの?あの気持ち悪い中村さん?・・・きも・・・」って絶対なるよね・・・。

ちなみに僕は職場ではすごく真面目なキャラなんです。『キャラ』というか僕はツイッターやブログではふざけてますが実際は
すごく真面目な男なんです。そんな人間が身バレしたら人生は終わる。職場も辞めなきゃいけなくなるし・・・。
というか恥ずかしくてもう職場にはいられない・・・。気まず過ぎる・・・。

ももし・・・もし僕が信頼できる女の子に自分の本名や職場や趣味など、全ての情報を開示して普通にコミュニケーションを
とっていたらひょっとしたらお世辞ではない「また会いたい」を言ってもらえたのかな・・・という感じはする。

オフパコをやってて一番つらかったのは、やはり「また会いたい」って言われなかったことだから。
あんなに「中村さんと会いたい!」「オフパコしたいです!」って言ってくれてた女性達だけど一度僕と会うと
僕という存在に飽きたのか、僕がつまらない人間だったのか、ほとんど「また会いたい」と言ってくれなかった
(もちろんせめてるわけじゃないです。誤解しないでね^^;)。

これは僕という人間の魅力不足だからしかたないんだけど、もし僕が自己開示をしてたら・・・自分がどこで働いててどんな
名前の人間でどんな趣味があって今までどんな人生を歩んできたかを言ってれば、もう少し僕のことを「良い」と思ってくれる
女性もいたのかな・・・と思う。

まあ自己開示をしてても全く結果は変わらなかったのかもしれないけど・・・。

あと「イッた後ペニスを抜いた時に女の子が『コンドーム破れてないかな?コンドーム外れてないかな?』って見てくる」のが
すごく怖かった。その視線が怖くて仕方なかった。

もちろん女の子の立場だったら絶対見るよ。僕が女の子でも絶対に見る。100%見る。ガン見する。だって破れてたらシャレに
ならないし外れてても相当やばいし・・・。見るのは当然なんだ。

でも彼女たちの視線を見るたびに、僕は僕自身が低学歴で低収入でブサイクであることを遠回しに責められているような錯覚に
とりつかれた。

つまり、もし僕が高収入で高学歴でイケメンだったりしたら、彼女達は僕の精子が膣内に入り込むことに「もう少しだけ寛容」
だったのでは・・・と思うと、自分が低スペックなことがひどく申し訳ないような、自分の低スぺックさをものすごく
否定されているような、自分の人生全体を否定されているような気がして、すごくつらかったんだ。

簡単に言うと、射精した後ペニスを抜くときに彼女達が「コンドームとれてないかな」「コンドームやぶれてないかな」って
見てるときに「おまえみたいな低学歴、低収入のブサイクの精子が万が一入ったら最悪だからな。おまえは本当に努力できない
クズ野郎だよな。クズ野郎のクズ遺伝子。現実世界で会った女の子とはセックス出来ずにツイッターで自虐ツイートして同情
買ってセックスにありつく最低な人間だよ。そんな奴の子を万が一妊娠でもしようものなら自殺するよ」って言われてる
気がしたんだ。


もちろん、これの一部分はたぶん被害妄想なんだろうと思う。

でもうまくいえないけどつらくて仕方なかったんだ。

あとはやはりセックスが終わった後ペニスを抜くときにコンドームが外れた事件は結構ショックが大きかった。

あれ以来セックスするのが怖くなったし、なによりも女の子に対して申し訳なかった。

改めてもう一度謝りたい。本当に申し訳なかった。僕のコンドームのつけかたが悪かったのかもしれない・・・。

ペニスを抜くときに外れてしまった時のお互いの「あ・・・」っていう気まずさ、独特の雰囲気の悪さはたぶん一生忘れることが
出来ない。

そりゃ女の子からしたら妊娠なんて一生の大問題なわけで体にもものすごく負担がかかるわけだし、なにより望まない妊娠ほど
残念なことはない。

アフターピルを飲んでもらったけど、ピル自体がたぶん女の子の体に負担をかけちゃうしあまり良いものではないだろう。


そういうこともあって、セックスをするのが段々怖くなってきたというのが正直なところ

あと「別の男性と比べられる」っていうのもセックスが怖くなった理由の一つではある。

人間ってどうしても比べちゃう生き物だ。僕だって、女の子をついつい比べてしまう。

「自分がしていることを女性からされたら嫌」っていうのも身勝手な話だと思うけど・・・でもやっぱり比べられるのはつらい。

彼氏とか元彼とか好きな人とのセックスと僕のセックスを比べられたり、一緒にいる時の楽しさを比べられたり・・・。

やっぱりそういうのはつらい。

「比べないでm(__)m」って思うけど、そりゃ比べちゃうよな・・・。無意識に。

僕は全敗だったんだろうな。誰にも勝てなかったんだろう。たぶん。そう考えると自分がたまらなくみじめ。

いやたぶんたまには勝っていた時もあるはず。頭がおかしい男とかには勝っていたはず・・・。

でもいつか誰かにとっての1番になりたいねぇ・・・。


さてさて、いよいよ書くことが無くなってきたぞ。

オフパコを卒業した僕は一体どこに行くんだろうな。何をするんだろう。自分でも全く分からない。

興味がある人は僕を見ていてほしい。そして温かい目で見守っていてほしい。

くだらない長文読んで頂いてありがとうございましたm(__)m

 

地震で目が覚めた。結構大きな揺れだった。

もし近々東京で大きな地震が起きて、もし僕が死んだら・・・。

僕の人生は何だったんだろう?僕が生まれた意味とは?30年生きてきて彼女も出来ずに、
誰からも愛されず、誰も愛することが出来なかった人生になんの意味があったんだろうな?

そして作家としても成功できずに、意味の無い自己満足のブログを書いただけの人生。

みじめだな。みじめだ。みじめだよ。


全員が幸せになれたらいいなと思う。

それは難しいと思うけど。っていうか無理だろうけど。

誰かが泣いてるところは見たくない。誰かが悲しんでるところは見たくない。

もちろん僕も泣きたくない。悲しみたくないよ。

こんなゴミみたいなポエムに一体何の意味があるんだろうな。

意味なんてない。意味は無いんだ。


じゃあね。さようなら。いつか幸せになれたらと思う。

幸せになりたいよ。いつか「よく頑張ったな。おまえはおまえなりによく頑張ったよ」って自分自身に言ってあげたいよ。

そんな人生が送りたい。

さようなら。

また何かおもしろいことがあったらブログやツイッターを更新したい。

でもなかなかおもしろいことなんて起きないよね。日常はただ淡々と過ぎるだけ。

おもしろい出来事を待ってる僕をあざ笑うように。

そろそろ寝ます。おやすみなさい。

さようなら・・・。